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(恋≒友情+笑顔×喧嘩)×感謝+記憶=記念写真 ∴よろしく!
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日曜日の朝は、決まって特撮とアニメのラッシュ。
それが
姫木 じゅん
の日課であり、今では
朝鳥 さゆる
の日常の一部にもなっていた。
(最初は興味なんてなかったのに……)
総じて子供向けだろうと思っていた中でも、鬼面タイガーは中々に重苦しいテーマが込められていることが多いらしい。近年では大人も夢中になっているらしいが、それもあながち嘘ではなさそうだ。
怒濤の展開を見せつけられ、隣では目元を押さえて余韻に浸るじゅんは「あと2ヶ月かぁ……」などと呟いている。
(そっとしておきましょう)
静かに立ち上がり、今日の予定を考えようとしたところで――それをじゅんは許さなかった。
「はい、持って!」
逃げ道を塞ぐように響き渡る、ネコキュアの主題歌。手にはライブなどで見かけるリングライトがあり、隣ではノリのよいコール&レスポンスを行うじゅんがいて。
さっきまで感極まっていたのではないかと突っ込みたいくらいだが、さゆるもこれをどう動かせばいいのかわかるようになってしまった。
半ば無心で降り続けて90秒。CMに入ったところでリングライトを突き返すと、さゆるは溜息を吐く。
「終わったら朝食よ」
「はいはい、分かってるって」
そうして並んで最後まで見たばかりに、さゆるはEDのダンスも踊らされることになったけれど。夢中になってはしゃぐじゅんの顔が、少しだけ微笑ましかった。
この忙しない朝を終えれば、細々と家事をしたり課題をする時間が訪れる……ことも、ある。
けれど多くの場合、じゅんが1人SNSで暇を潰し始めると、お昼を待たずして予定は変更されるのだ。
「ハート……恋人と言えば鉄板だけど、もーちょっとなんか……いやでも、鉄板だからこそっていうか」
いつにも増して、浮き立つような雰囲気の恋人たちが多い気がするアウトレット。1階の吹き抜け部分の広場では、気軽に撮れるものからプロのカメラマンが付くものまで、様々なフォトスポットが立ち並んでいた。
それらを吟味するじゅんの手には、スーツケースが引かれている。イベントの様子を窺うに、好きな装いで撮影に臨んでいいのだろう。貸衣装や更衣室も用意されてることも確認でき、じゅんが写真を撮りにきたのはわかるけど。
「……で、結局何をする日なの?」
聞いたこともなかったが、先日の金曜日は『恋人の日』だったらしい。告白をするイベントがあるなら、交際後に落ち着いて過ごす日があるのは良いことだと思うし、催事があるなら足を伸ばしてみるのも悪くない。
でも――じゅんは、恋人とどうありたいのだろう。
「さあ? 何かを贈り合うらしいんだけど……写真立てだっけ」
なんでもいいじゃないと笑って更衣室へ足を向けるじゅんは、「楽しんだもん勝ちでしょ!」とさゆるの手を取った。少しだけ引かれる形で歩かされて、さゆるは呆れたように笑う。
「こういうことは用意がいいんだから」
いつもと変わらないやりとりに、じゅんだって朝のようにと気怠く返しかけていた。それでも振り返った顔は僅かに驚いていて、ややあってじゅんはにやついた笑みを返してくる。
「な~に? さゆるってばデレ期? やー、懐かない猫も可愛かったけどさ、局地的なデレは別格に可愛い!」
そこまで言われ、さゆるは自分の表情に気がついた。
何事にも興味なく、淡々と受け答えをすることが増えていたのに……いつから、こんなにも自然と微笑めるようになっていたのだろう。
からかわれたことが恥ずかしくて、見つけてくれたのがじゅんで嬉しくて。自分でも認められたのが、少しだけ誇らしい気持ちになる。
「いい顔してるじゃない。でも、それ以上可愛い顔は外じゃ禁止」
エスカレーターに飛び乗って、背の高さが追いついたじゅんが耳元で囁く。その声がとても甘いから、さゆるは顔を引き締め直せず、エスカレーターに乗っている間は下を向くしかなかった。
写真を撮り終え、フレーム作りに星ヶ丘まで赴き、また占いのためにシーサイドタウンへ戻って海浜公園へ。
潮風に吹かれながら、2人は占いの結果として渡された予言書を読み解こうとしたのだけれど――その予言書は水に浸けると読めるものらしく、外では鰯と気泡が描かれていること以外、何もわからなかった。
「帰るまでのお楽しみ、ね」
この場で見られなかったのは残念だけど、急いて適当に水で濡らしたことで破れでもしたら縁起でもない。
きちんと持ち帰って、ゆっくり浸してみようと言えば、じゅんも仕方がないとばかりに諦めた。
「ま、さゆるとの相性や未来が悪いわけないんだけどさぁ」
そう言った後のじゅんは、冗談めかした口調とは裏腹に、そっとあたしの手を握ってくれていた。
平然と言ってのけるじゅんに目を見開き、さゆるも「だといいわね」なんて澄まして笑う。
今日幾度目かの微笑みは、そっとトートバッグのフォトフレームへと落とされる。
「いい写真も撮れたし、それでいいじゃない」
未来を語る予言書の行方は未来の自分たちにしか知り得ないけど。今の2人が幸せなことは、今日の思い出を切り取ったこの写真に、しっかり刻まれているのだから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年06月17日
参加申し込みの期限
2025年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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