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2大巨大美女南海の大決戦、またはジャイアント弁当の逆襲
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●VSジャイアント北風弁当(5)●
【校庭】
肩に担いでいた
桜崎 巴
をどさりと地上に降ろすと、
桃川 圭花
はやれやれと肩を回し、
「桜崎さんなら心配ないわ、気絶してるだけ。
痛弁の中心で、吸収されかけてたけど……
お腹に詰まってたご飯は全部吐き出させたから、もう大丈夫だと思う」
そして、圭花が巨人の体内から回収してきた弁当箱を見て、バンカラが目を丸くした。
「そっ、それはワシが委員長に作った、おまじないの弁当!」
「誰? このむさ苦しい男子……」
露骨に眉をひそめる圭花だったが、事情を聞くと、
「そう。じゃあコレ、返すわ」
あっさり元の痛弁を、バンカラに放って寄越した。戸惑う彼に、そして圭花は言う。
「どう落とし前をつけるかは、自分で決めるのね。
でも……その痛弁はね、委員長を害そうとしてたんじゃないと思う。
ただ襲っているように見えただけ。そう、きっとそのお弁当は……」
「──食べてほしかったのか!」
ハッとそこで声を上げたのは
八神 修
だ。彼もこれまでの観察から、その答えに行き着いたのである。そしてもう1人、先ほどから成り行きを見ていた
桜庭 円
も、同じ意見だった。
──片想いの人にそっくりなお弁当を作って、
残さず相手が食べてくれれば、その恋が叶うんだって。
「そのおまじないに沿って、動いてたんだと思うよ。
思いを伝えるって、愚直に……本人に全部食べてもらう為に追いかけてた」
円の説明に、圭花も頷く。跪いた姿勢で固まったままの巨人を振り向き、
「作った人が自分に込めた……おまじないの想いを遂げるために、このGKBは行動していた」
「好きな人に弁当を食べてほしい、その想いが大きすぎたのか……」
そう納得する八神の横から、円が進み出た。その小さな少女に、ハッとバンカラが顔を上げる。
「ねえ、ボクが流した方の噂、おぼえてる?
──勇気を持って、本人が手渡さないと、効果は無い。
あの噂はもちろん、ボクがわざと間違えて流したんだけど。
でも、思い切って実践してみるのも、アリかもよ」
八神もその隣りで頷き、
「食べてくれるかどうか……気持ちが伝わるかどうかは無論、
北風先輩次第だが」
そこで全員が、風紀委員長の方を振り向く。注目された貴子が「えっ、私?」とひどく狼狽するが、意を決したバンカラがその前に立った。
「迷惑を掛けてしもうて、本当にすまんかった……。
じゃが、意気地無しのワシには、もうオサラバじゃ。
委員長、どうかこの弁当、受け取ってくれんかのう」
「あっ、はい」
その場の雰囲気と勢いに押されて、つい受け取ってしまった後に、
伊賀 解理
の方を振り向き、
「えっ、でも、これって夢なんでしょう?」
「そうだけど……って、えっ!?
危ないっ、いいんちょ!」
よそ見をした貴子の顔めがけて──おまじないの痛弁が、歯を剥き出しに襲い掛かった!
「!!?」
弁当箱ごと貴子の顔面に覆い被さり、彼女を窒息させようとするその痛弁を、
「こいつ……まだ動けて!?」
御剣 刀
がとっさに手で払いのけ、
「ええい、しつこいぞ……これで消し飛べ!」
矢萩 咲
が放ったろっこん【メガエラ・フォース】のビームで、今度こそ消し炭になる痛弁。黒焦げになってボトリと地面に落ちたその弁当箱を呆然と見ながら、
「えっ……どうして?」
「何故だ……食べられたいんじゃなかったのか」
混乱する
桜庭 円
、
桃川 圭花
、
八神 修
の3人。その弁当の残骸を咲が手に取ると、ガラガラ……
コアの痛弁を破壊された、巨大委員長の残りの身体が、咲の目の前で音を立てて崩れ落ちた。
ジャイアント北風弁当、ついに倒れる。その様子をしげしげと見ながら、
「やっぱりこのお弁当……北風さんを亡き者にして、
本物になり替わるつもりだったんじゃないかしら?」
と首をひねる咲なのだった。
【校庭】
『よし、これでどうやら、全ての痛弁を始末できたようだな』
いつの間にか自分たちの足許に出現し、事件の解決を告げるテオに、慌てて
桃川 圭花
が問う。
「ちょっとテオ、どういうこと? あの痛弁たちは、
食べてもらうためにモデルの人を追っていたんじゃなかったの?」
『あん? だから言ったろ、そんなのは俺の知ったことじゃねえって……んっ?』
そこでテオが、妙な顔をした。
『いや、まだもう1匹残ってやがるのか……?』
「お〜〜〜い、みんな〜〜!」
そこに手を振り校舎の方から走ってきたのは、
雨寺 凛
、
千鳥 雅人
、
堂島 直樹
、
桃原 空音
の5人だ。
「んっ? 5人……っていや、1人多いぞ?」
伊賀 解理
が数え直せば、えへへ……と互いの手を合わせて笑う、ぱっつん前髪の少女が2人いる。
「Σ って、雨寺氏が2人いるぞ! どうなってるんだ」
「まさか……片方は痛弁か!」
「どっちが偽物なの!?」
等身大の2人の
雨寺 凛
をギョッと見る
御剣 刀
、ろっこんビームを撃とうと
矢萩 咲
が反射的に拳を振りかざすが、ぱっと
桃原 空音
がその攻撃を、割って入って止めた。
「ダメだよ! あっちの凛ちゃんもお友達なんだから」
「友達……やて? 痛弁とか?」
呆然と聞き返す
十条寺 達磨
に、あっけらかんと明るく空音は頷く。
「うん、そうだよっ! 今だって、おぱんつの見せ合いっこして遊んでたんだから!」
「Σ そんなことしてなかったでしょ!? フツーに遊んだよ、皆でいっしょにフツーに!」
『エヘヘ……リンノぱんつハヨイぱんつ(ぴら)』
「ギャーーやめてー!? 空音ちゃん、もう1人の私に変なこと教えないでーぇ!」
「い、一体これは……」
「どうなってるの?」
とぽかんと顔を見合わせる、
八神 修
と
桜庭 円
の2人……。
その向こうで、消し炭になった痛弁をもそもそと食べているバンカラの姿が、何故か圭花には印象的な記憶として残るのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月20日
参加申し込みの期限
2013年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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