【七夕】飛べ、天の川！　ラブラブ♪ランデブー！｜リアクション

【七夕】飛べ、天の川！　ラブラブ♪ランデブー！

【悪の栄えた試しなし】

　骨削の背中に、高速飛来した恵御納夏朝の鋭い飛び蹴りが突き刺さっていた！
「撲滅キィィック！」
　ダメ押しの延髄蹴り！
「ぎゃうん！？」
　テンプルにクリーンヒット、さすがの地下皇帝もヨロけた。
「今だよ、お願い！」
　恵御納が巾着からプラモを取り出した。
「そ、そのプラモがなんだってんだぃ！？」
「すごく痛いぞ、覚悟しろ！」
　いきなりプラモが喋りだしたかと思えば、背中に掲げるキャノン砲からロケット花火が発射された！
「あっちちちちちち！！？？」
　ロケット花火をモロに受け、飛び上がる骨削！
　このプラモは早瀬誠が乗り移った姿、これで一矢報いることができた。
「今だよ、皆の力を１つに！」
　ワリタリーヌの掛け声で、今度こそ一斉に骨削に攻撃が集中する！
「切り捨て御免！」
　夏神の看板唐竹割り！
「星が目の前で瞬いてるよぃ～！」
　骨削は目を回している。
　続けてワリタリーヌがクルミを割ろうとしたそのとき、魂行の独特の構えに彼女は目を見張った。
「その構えは！　伝説の狐様の必殺技『一夫多妻去勢拳』！　拳なのに蹴っ飛ばしてクルミを潰す斬新な必殺技！」
「クルミ……潰す……！」
　魂行はワリタリーヌの目が合うと、アイコンタクト。
「ボクは右、キミは左で！」
「……うん……」
　ピヨピヨ目を回す骨削の股間に、少女２人の怒りの痛撃が炸裂！

「アッー！！」

　骨削は吹っ飛ばされた。
　流石にこれは効いたようだ。
「左右のクルミが……、クルミが……！！」
「おっとごめんよ！」
「アンギャー！？」
　八十八旗信彦と瑠璃条ベガが跨るバイクが骨削を跳ね飛ばした！
「あれ？　なんか跳ね飛ばしたの、彦にゃん？」
「HAHAHAHA！　ただの路傍の石さ！」
「そっかぁ！　彦にゃんだーいすき！」
　そしてそのまま彼らは夜空のツーリングを楽しむのだった。

「轢き逃げ、轢き逃げ犯がいるよぃ！」
　再び舞い戻った骨削は満身創痍で喚き散らす。
「はい、お注射しましょうーねー？」
「へきょっ？」
　そしてトドメ、武道のろっこん『スイ・マー』で骨削は昏倒！
「……終わった、な。仇は取ったぞ、きりのん、竜司くん……！」
　武道は夜空を見上げる。
　そこに浮かぶ２人の安らかな笑顔に、戦闘に参加した武道たちは涙を堪えながら最敬礼をしたのであった……。

（勝利ＢＧＭ～♪）

　志波武道：フツウ死守！
　ワリタリーヌ・ゴールドナッツ・パックリー：フツウ死守！
　恵御納夏朝：フツウ死守！
　早瀬誠：フツウ死守！
　夏神零：フツウ死守！
　魂行凪：フツウ死守！（だが丸出し）
　八十八旗信彦：「見なかったことにしよう！（確信犯）」
　瑠璃条ベガ：「キャー彦にゃん素敵ー！（恋は盲目）」
　桐野正也：彼は犠牲になったのだ……
　冴木竜司：彼も犠牲になったのだ……
　雨寺凛：彼女も犠牲になったのだ……
　貞広護堂：（無言で吉祥寺の胸をタオルで隠してあげた）
　吉祥寺黒子：（紳士的な態度に無言で頭を下げた）
　鳳翔皐月：「な、なんだったんだ？（竜巻に驚愕）」
　神無月文貴：「（あの餓鬼、覚えてろ！！）……無事で何よりだぜ」
　骨削瓢：（ちょっとボコりすぎやしないかね！？

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