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\ オーバータイム!/
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【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
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【不憫と恋心は紙一重?】
時間軸は若干巻き戻る。
紅 双葉
は金魚模様の浴衣で夜の屋台を満喫していた。
眼鏡はなくすといけないので、コンタクトレンズ装着。
眼鏡がないとだいぶ印象が変わるものなのか、時々クラスメイトとすれ違っても気付かれなかった。
そんな彼女は只今、右手に姫リンゴ飴を持ち左手に袋に詰まった綿飴を腕に掛けている状態。
完全に食欲全開である。
そんな状況で、「あれ? 双葉ちゃん?」と声を掛けられて飛び上がってしまうのは当然のことである。
恐る恐る振り向けば、爽やかなイケメン、
桐野 正也
がそこにいた。
「偶然だなー! 双葉ちゃん、今ひとり?」
双葉は声も出せないくらい驚き、カクカクと首を縦に動かしていた。
(な、きりのんせんぱい!? 一人!? なんで!? え、え! 心の準備できてないのに! しかも眼鏡がないのに気付かれたー!!)
食欲少女は、突然乙女モードの切り替えを余儀なくされた。
もりもり食べている最中を見られてしまい、余計に恥ずかしさが込み上げてくる。
「そっか、俺も1人でさー」
「あ、ああの! 良かったら一緒にお祭り周りませんか!?」
双葉は意を決して桐野を誘うことにした。
「ああ、ちょうどそう出来たらいいなって思って声掛けたんだ。喜んで!」
ニカッと笑う先輩に、双葉は真っ赤になりながら「よろしくお願いします!」と頭を下げた。
桐野は双葉とともに屋台を巡りながら他愛もない話に花を咲かせてた。
「晴れてよかったなー! やっぱ1年に1度しか会えないのは辛いよな……。まぁ俺には縁のない話だけど」
「?? どういう意味ですか?」
たこ焼きを双葉は飲み込むと、首を傾げて尋ねてみた。
桐野はやや躊躇いがちに愚痴を零した。
「……失恋したって感じかな。素敵な人がいてさ、つい目で追いかけてたり話せたら嬉しくて……。でも、もう相手がいたんだ。いつもそうなんだよな、俺って、良い人止まり。恋愛向いてねーのかなー……。って、あ、こんなこと後輩の双葉ちゃんに愚痴ってごめんな! そんな大層なことじゃないし、俺ってばダメな先輩だな……」
はぁぁぁ……と深い溜息を桐野は吐いた。
「せんぱい、だいぶ弱ってる?」
「あーうん、正直結構じわじわ来てる」
双葉に苦笑いする桐野は、本当に辛そうだった。
「だったら、短冊に願いごと吊るしましょうよ! 困った時は神頼み!」
「織姫と彦星って神様だっけ? まぁいいや!」
桐野と双葉は展望台へ向かうことにした。
竹飾りの前で短冊を双葉は吊るす。
勿論、願いは桐野のことについて。
『きりのん先輩が幸せになってくれますように』
(でも、これは先輩に見せられませんねー!)
桐野に見られないように吊るす双葉だった。
誘われた桐野は、極力楽しいことを書きましょうと双葉に提案されていた。
「楽しいことか……」
今の彼にとっての楽しいこと、それは?
『陸上部みんなで楽しく過ごせますように』
恋愛に破れたら部活に打ち込む!
そろそろ新体制になる陸上部は活気も満ち溢れている。
自分たちの代で大きな大会で結果を残せたらいいな、と真剣に彼は考えていた。
「双葉ちゃんも書いたか?」
桐野は双葉を見上げて語りかけた。
「……って、飛んでる!? うわ、俺もかよ!」
慌てて2人は手を繋ぎ、一気に星空の真ん中まで飛翔!
「……なんだったんだ、これ? まぁ、間近で天の川見る機会なんて滅多にないからいいか! 双葉ちゃん、天の川すげー綺麗だな!」
「本当ですね!」
双葉は桐野が心の底から楽しんでくれていることを嬉しく感じてた。
(結果オーライですね。このまま私も先輩と2人きり、2人、き、り……きゃああ!)
恥ずかしさで双葉は桐野の腕をぶん回した。
「ちょ、ええええええ!?」
桐野、そのまま遠心力に逆らえずにゴーアウェイ。
「きりのんせんぱーい!!」
「ふたばちゃーん!?」
桐野、双葉と別れて単独飛行を開始。
桐野はぶっ飛びながら考えた。
(きりのんの不憫タイム、はっじまるよ~♪)
ヤケクソだった。
まず、彼の顔面に銀色のボールがぶち当たった。
ボールの主は
立井 駒鳥
。
空中でリフティングをしていたら、興が乗って「クハハ、シュートじゃ!」と思いっきり蹴ってしまったのだ。
「すまん! 怪我はないかの? ああ、ボールを取ってほしいのじゃが」
落下してくるボールを桐野は受け止めると、立井に返してあげた。
すると再び立井がボールをパスしてくるではないか。
桐野は戸惑いながらもパスを返した。
「ありがとうじゃよ! ……と、凄いな! 上手いのう! サッカー部かの?」
「いや、陸上部だけどよ……」
「どちらも脚を使うことに変わりはないのう! クハハハ!」
老獪な少年の話し相手となり、桐野は「早く双葉ちゃんと合流しなきゃ」と焦り始めていた。
「ごめんな、ちょっと人を探しててさ、急いでるんだ。またどこかでな!」
桐野はぎゅーんと飛び去っていった。
「なんじゃ、忙しないのう。って、おや?」
遠くからボカスカと空中で乱闘している様が確認できた。
どうやらカップルと揉めているようだ
「喧嘩は良くないのう」
仲裁に入ろうとした彼の体が、急に浮力を失った。
「おおう……??」
そのまま真っ直ぐ墜落していく立井。
その視線の先にいる少女の存在に、幾許か心の波が立ったことに彼自身気が付いていない……。
立井 駒鳥
:墜落
「あ、きりのん先輩?」
雨寺は1人で夜空を漂っていた。
「よかった! みんな下に降りちゃって寂しかったんですよー!」
「そうか、俺は来たばっかだけど、一緒に来た人とはぐれちゃってさ」
「もしかして彼女ですか!?」
「べふっ!?」
この瞬間、桐野のろっこん『おもったー』で心の声が背後に吹き出しで出てしまう。
<双葉ちゃんは確かに可愛い。とてもいい子だし、俺を慰めてくれたし。早く合流しないと心配してるかも?>
「双葉ちゃんっていうんですね! 応援してますから!」
「わーわーわー!!」
吹き出しをかき消して身悶える桐野である。
まだまだ彼の不憫は続く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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