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【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
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【七夕 もやっと 恋煩い?】
小倉 杏子
は桜柄の浴衣姿で屋台街をくるくるとせわしなく駆け巡っていた。
「あんまはしゃぎすぎて転ぶなよ」
彼女を祭りに誘った張本人、
荒海 藤吾
はぶっきらぼうに声を掛けた。
だが、はしゃぎ回る小倉の姿に微笑ましい気分になる。
「えへへ、大丈夫でありますよ~!」
小倉は荒海の言葉に手を振って答える。
荒海の気遣いを嬉しく思う。
実際彼女ははしゃいでいた。
(今日はお祭りに誘われちゃったであります! 折角だしお洒落に気合入れちゃったであります! 家族以外とこうやってお祭りに行くのは初めてなのでありますが、少し緊張します。ですが!)
綿飴、射的屋、クレープなどなど、夜の屋台街は日中とはまた違う情緒豊かな雰囲気を見せてくれる。
(綿飴とか射的とかとっても楽しそうであります、わくわくしちゃうであります~!)
完全に保護者ポジションに収まっている荒海だが、こうやって2人で楽しんでいると何とも言えぬ安らぎを感じるのだ。
(小倉が楽しんでくれているようで、何よりだな)
思わず口元が緩んでしまう。
「荒海さん! こちらであります! 迷わず目標へ全速前進であります! 進めぇー!」
いつもの軍人口調でキビキビとロープウェイ駅方向へ突っ切る小倉の背を、荒海は慌てて追い掛けていくのであった。
展望台に到着すると、小倉は綿飴をかじりながら迷わず竹飾りまで進攻開始。
そして短冊を発見!
「わぁ、是非書くであります!」
早速、短冊とペンを手に取り願いを書こうと思案し始める。
そこへ追い付いた荒海がやってきた。
「小倉、待てって、はぐれるだろ! って、ん? それ短冊か?」
「はい! 荒海さんも如何でありますか?」
小倉は荒海に黄色の短冊を差し出してきた。
「それじゃ、折角だし俺も書くか」
黄色の短冊を受け取ると、何を書くか荒海は考え出す。
「――ま、これが無難だろ」
書いた短冊を彼は竹に吊るした。
『知り合いの無病息災』
(周りの知り合いたちが元気なら、俺はそれでいいか)
自己よりも他者を優先する荒海。
見た目は強面だが、内面は無欲で優しい少年なのかもしれない。
対して、小倉はう~んと悩んでいる模様。
(……私は引っ込み思案で、臆病でありました)
今だって、そうだと思っている。
(ですが、この島に来てから私には友達がたくさんできて、今日なんかは荒海さんにお祭りまで誘ってもらって、毎日がすごく楽しいであります)
だから、彼女は願うことにした。
『今みたいに、みんなと楽しく過ごせますように』
(我儘なお願いかも、でありますね……)
でも、今が楽しいのなら、変わりたくない。
そう思うのはいけないことだろうか?
(いや……、変わらないものがあっても構わないと私は思うのであります)
彼女は自身の願いを短冊に吊るした。
「……っわぁあ!? 何でありますかっ?」
その願いに反応し、小倉の身体が宙を舞い始める。
「空を飛んでるんであります!?」
「小倉!!」
荒海が異変に気付くと彼女の手を掴み、地上へ下ろそうと試みる。
だが彼もまた短冊を竹に吊るしたあとだった。
つまり……。
「なんだ! 何で俺まで空飛んでんだよ!?」
こうなるのである。
「あ、荒海さん……! こ、怖い、怖いであります……!」
遠ざかる地面、慣れない浮遊感、無性に湧き上がる孤独感など、高度が上がるにつれ小倉の臆病な性格がムクムクと現れ始める。
今にも泣きそうな小倉の体を、荒海は引き寄せて優しく受け止めた。
「大丈夫だ、小倉」
荒海のしっかりとした声が小倉の恐怖心を打ち消していく。
「この状況、よく分からねぇが……、俺が付いてるから安心しろ」
「……はい、であります」
落ちないように、小倉は荒海の体にしがみついた。
(な、何故でありましょうか? 荒海さんに引き寄せてもらって頬が熱いであります――!)
小倉の胸の中に、味わったことのない感情が芽生え始めていた。
凛々しい荒海の表情が守ってもらえているという安堵を生み出し、しばらく身を委ねてしまおうと彼の厚い胸板に顔を近付ける小倉であった。
気が付けば、2人は天の川の中を漂っていた。
見渡す限りの星の海。
「すげぇ、星が近いな」
満天の夜空に手を伸ばす荒海。
釣られて小倉も手を伸ばしてみた。
「わぁぁ、本当に星が綺麗であります! ……荒海さん?」
荒海の顔を見やれば、彼は遠くの1組のカップルを注視していた。
「どうしたでありますか?」
「ん、ああ、知り合いが彼氏連れて飛んでた。どうやら俺たち以外にも飛んでる奴らがいるようだ」
「そうでありますか」
へぇ、と小倉はさほど興味を示さず、頭上の星に夢中の様子。
しかし、荒海はずっとそのカップルを眺め続けていた。
(……そっか。無事に告白で来たんだな、あいつ。おめでとう)
その時、荒海の心がムズムズと反応しだした。
(……何で胸がモヤモヤするんだ? 俺はあいつの幼馴染なのに。ただ、それだけなのに……)
楽しそうに会話を弾ませる幼馴染の女の子とその彼氏の光景が、荒海の表情を次第に険しくしていく。
(分からねぇ! この気持ちは何だ!? 何で俺は『苦しい』って感じてる!?)
「……荒海さん、大丈夫でありますか?」
荒海は小倉の声で我に帰った。
「――ああ、悪ィ。突然空飛んだりしたもんだから、俺も気が動転してたみたいだ。……もう大丈夫だ」
「それならよかったであります」
小倉は安心したと笑顔をこぼした。
だが、次の瞬間、小倉の体はぐいっと荒海に引っ張られることになる。
「小倉、悪ィ!」
「ひゃあっ!?」
果たして、荒海は何を見たのか?
次のカップルで謎が解ける!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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