this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
<< もどる
1
…
35
36
37
38
39
…
53
つぎへ >>
【彼女たち(?)の空飛ぶ恋愛事情・2】
雨寺は「これ見られるのちょっと恥ずかしいね、えへへ……」とはにかみながらも短冊にしっかりと書いた。
『いつか大切な人が出来て、素敵な恋が出来ますように』
畑中はうーんと唸りながら首を傾げている。
「恋愛成就は……私、まだ恋とかよくわからないアル。大人になったら分かるようになるのかなぁ? はやく大人になりたいな」
大人の女性になって、大人の恋愛をすることを夢見る畑中は、自然とこの願いとなった。
『はやく大人になれますように』
年齢もだが、精神も成熟した大人になりたいと畑中は竹の前で手を合わせて拝んでいた。
(同級生はみんな大人っぽいんだもん。私も頑張らないとー)
その横で恥ずかしがりながら短冊を吊るす御巫。
『好きな人に想いが少しでも届きますように 時子』
彼女は心の中で愛しの人を想いながら空に覆う雲を眺める。
(この気持ちを伝えられないので……、せめて短冊に想いをこめて書きます……。少しずつ、心の距離が近づけるように願って……)
対して、自分の気持ちに正直かつガンガン押せ押せモードの宮祀。
「もちろん願うのは恋愛成就のみ!」
その意気込みに、周りは「青春だなぁ」と微笑ましく彼女を見守る。
勿論、お相手は桐島(オシリ)義弘先生ただひとり!
桐島先生のズボンを縫うためだけに、学校に裁縫セットを持参するくらいの入れ込みようなのだ。
彼女が願うのは、ほかならぬこれである。
『桐島先生の恋人になれますように! 智瑜』
思わず目に入ってしまった音海が「ストレートだね」と口にしてしまうほどの剛速球ド真中!
キャッチャーのサインなんて必要ないわ、私は私の信じる恋愛を願う!
そう言わんばかりに宮祀の表情はポジティブな気力に満ち溢れている。
「わ、私は……」
意中の司書の顔が思い浮かぶが、短冊に書くまでの勇気が持てない綾辻。
なので、今はこの願いが精一杯であった。
『あおいちゃんと一緒に天の川が見れますように』
はぐれてしまった友人のことを願うことにしたのだ。
「七夕は織姫と彦星が再会する日だから願いが叶うんじゃないかなって」
「そうだねー、きっと願いが叶うよ!」
畑中も納得顔でにっこり笑ってみせた。
「みんな女の子よね。なんかあたしの願いが浮いてるように思えてきたわ」
苦笑いを浮かべつつ神薙が吊るした短冊には、彼女の夢が詰まっていた。
『宇宙へ行ってみたい』
「あたし、将来、宇宙飛行士になりたいの」
「へぇ、すごい夢だね」
音海は心底感心しているようだ。
「天文部にいるのも、その一環だったりするのよ、ってあれ?」
神薙の体が、神魂の影響でいきなり垂直に撃ち出されていった。
あまりの唐突さに、他の面々は目を丸くして硬直してしまった。
飛ばされた神薙自身はというと?
「と、飛んでる! まるでロケットね! これなら行けるわ、イグニッションスタート、リフトオフ! 雲を超えて、最大動圧、第二宇宙速度確認! 紫色の大気の境界を超えて……!」
神薙、浴衣姿で地球の重力を振り払い、宇宙へ!!
音海は彼女たちの恋模様を見守りながら、自分の男らしさについて考えていた。
(ちゃんと男の子のはずなのに……、どうして男の人が言い寄ってくるんだろう?)
音海はスカートを穿いたとき、スカートを翻すようにその場でターン1回すると、女性としての『スイッチ』が入る。
今回は浴衣姿なので『スイッチ』は存在しないはずにも関わらず、結局ナンパ男たちから逃げてきた。
(ボクはなんでこうなんだろう……)
音海は思わず肩を落とす。
男らしくありたい。
自然と短冊にはこう願っていた。
『もっとかっこいいボクになれますように』
「音海先輩!?」
畑中が宙を舞う音海を見上げて声を張る。
音海は逃げるように空へ向かっていくではないか。
「待って下さい! って、わわっ、ホントに体が浮いたよ!」
自分も空を飛んでいることに気が付いた雨寺は、そのまま音海を追い掛け始める。
「
前に九夜山が浮いたとき
にも空を飛んだけどやっぱり気持ちいいね! ……おっと、それどころじゃなかった!」
畑中もぐんぐん空を飛んでいき、雨寺と共に音海を追跡開始。
「私も飛べた! 2人とも待ってー!」
3人は勢い良く厚い雲の中へ突っ込んでいった。
一方、御巫と宮祀、そして綾辻はマイペースに高度を上げていく。
「あら……、空を飛んでますね……。結構高いです……。どこまで行くのでしょうか……?」
御巫はこの異変をすんなりと受け入れている様子。
だが宮祀は手足をバタつかせてプチパニック中。
「きゃあ~!? もしかして、これは夢!? でも感覚がリアルすぎる~!!」
綾辻も突然のことで狼狽していた。
「え、え~!? どういう事ですか、これは!?」
しばらくアタフタするも、彼女は「閃きました!」と手を打った。
「空を飛べば遠くまで見渡せる! 人探しにもってこいです!」
なんというポジティブ姿勢なんだろうか。
これに御巫と宮祀も「なるほど」と納得の表情。
宮祀に至っては納得しすぎて「よーし、先生どこかな?」と下界を見下ろす余裕まで出てくる始末。
御巫は雲から見え隠れする寝子高校舎を注視していた。
(尚輝先生、今どこで見ていますか?)
これが神魂の影響だということを御巫は理解していた。
不思議な体験は今に始まったことではないからだ。
だが果たして、恋愛成就祈願が本当なのかは定かではない。
(次会った時に、お話してみましょう……)
もし本当なら、何かしら変化が起きているはずだから。
宮祀は下界の捜索を諦めると、今度は真上に輝く天の川へ向けて柏手をしだした。
「天の川に近づけたから一応恋愛成就は願っておこうっと。きっと織姫と彦星も会えてるんですよね。私も先生に会いたいなー」
これに綾辻は共感するように頷いていた。
「私もあおいちゃんに会いたい! あおいちゃーん!」
上空2000メートルからの呼び掛けに、帰ってくる声は当然ない。
「……当然ですよね」
ははは、と綾辻は苦笑いする他ない。
その後、3人はゆっくりと高度を下げていき、気が付けば竹の前に。
御巫以外の2人は「夢だったのでしょうか」と首を傾げていると、お互いにお目当てらしき人物が視界に入った。
彼女らはここで「また学校で!」と別れを告げ、それぞれ散り散りになっていったのだった。
綾辻 綾花
:それらしきツインテール追跡中
御巫 時子
:白衣のあの人にお土産を見繕いに向かう
宮祀 智瑜
:針と糸を握り締めて、背広男の後ろを追い掛けだした
その頃、神薙は目の前に青く輝く母星を眺めながら感傷に浸っていた。
「――綺麗な惑星……。宇宙から見る地球には国境線もなければ……リア充もぼっちもない。そんなのちっぽけなことじゃない。……1年に1度しか逢えない織姫と彦星には悪いけど、あたしはもっとこの星の海を楽しみたいわね」
神薙は青き地球を前にして、涙が珠のように宙を舞う。
無重力。彼女は暫しこの状況に身を委ね、思案する。
「夢で天の川と地球を眺められるだなんて。でも、次回は自分の力でここへ戻ってくるわ……」
彼女の夢への決意が、より一層強固になった。
……ただ、唯一不満があるとしたら。
何故か全裸のオカマがキレキレのポーズで宇宙遊泳をしていることであった。
「あれは一体何なのかしら……? 」
首を傾げているうちに、神薙の意識は真っ白に染まっていった……。
神薙 焔
:ゲイとの遭遇、宇宙の旅(このあと、無事に地上へ帰還した)
音海は半ば自己嫌悪に陥りながら、遠くで飛んでいるカップル達を眺めていた。
「星の世界は静かでいいよね……。近くに織姫と彦星みたいなカップルが他にもいるのかな?」
溜息を吐く。
「ボクは別に、しっとの集まり的なナニカをするつもりはないから……。邪魔する気はないけど」
「音海先輩!」
「やっと追いついた」
雨寺と畑中がようやく追い付いた。
「雨寺君、畑中君……? どうしたのかな?」
必死の形相で追い掛けていきた雨寺と畑中を見るや、音海はキョトンとする。
その反応に雨寺はむすっとして指を突き付ける。
「音海先輩! 悩んでいるなら吐き出したほうが楽になりますよ!」
「えっ?」
「音海先輩、深刻そうな顔してたから。見てください、綺麗な天の川! こんな絶景のパノラマで見れるなんて! なのに悩んで下ばかり見てたらもったいないですよ!」
雨寺の明るく前向きな言葉に、音海は目を大きく開けたまま押し黙ってしまう。
(ああ、ボクはそんな顔していたんだね……)
見透かされたようで、音海は口を固く真一文字に閉じてしまう。
「先輩が何をそんなに悩んでいるかは分からないアル……分からないですけど」
畑中もこれに続く。
「私も子供っぽいなぁって気にしてます。でも、この天の川見てたら気が付いたんです」
畑中は力強く言い切った。
「明日もまた頑張ろうって。ラーメン作りも学生も人間としても頑張る! 毎日頑張れば、きっとはやく大人になれるはず!」
「華菜子ちゃんの言うとおりですよ! 私も頑張れば、いつか素敵な人と一緒にこの星空を見られるかも? そうだったらすごく幸せだろうなぁ! 一緒に手をつないで、天の川を眺めて、好きだよなんて囁かれちゃったりとか? きゃーきゃ-!」
乙女全開ではしゃぐ雨寺を見て、音海の顔にようやく笑顔が戻る。
「うん、そうだよね。明日頑張ればいい」
飛び交うカップルを視界に入れながら音海は頷いた。
「ああいう、本当に心を許せる人がいるのは、幸せなんだろうって。いつか誰かを好きになる事はあるんだろうか。それも明日頑張れば、ボクもカッコイイ男の子に近付いていけば分かるのかもね」
彼らはしばらく頭上に広がる天の川を見上げる。
そこに言葉はいらない。
3人の胸の中には、明日への希望が詰まっていた。
雨寺 凛
&
音海 なぎさ
&
畑中 華菜子
:明日から頑張る!
<< もどる
1
…
35
36
37
38
39
…
53
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!