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彼にめぐり逢えただけでもう、異世界に来た気分!
夢見心地、現在のタルトの精神状態を一言で表現するならこれだろう。雲の上を歩くように、ふわふわした足どりでタルトは部室に入った。部室といっても会議室といった風情で、スポーツブランドのリュックがたくさん用意されている以外はとくに目立つところもない。
だがまたも、タルトは仰天することになった。
部屋の奥から、のそりと立ち上がった姿があった。
大きい。とても大きい。そして分厚い!
胸も肩も筋肉が盛り上がっていてパンパン、Tシャツ越しでも明白なマッチョぶりだ。腕なんてタルトの腰くらいあるのではないか。
オーガ!? ボスキャラ!?
ファンタジー世界のモンスターでも出てきたのかと思った。しかもすごいコワモテだ。眼は糸のように細く口は巨大で、牙がのぞいていないのが不思議なくらいだ。前屈みなのも、いまにも襲いかかってきそうな怪物感がある。上半身裸いや腰蓑以外裸(多分剛毛)にして、棍棒でも持たせたら似合うと思う。
ウガー! と吼えたりしないかと危惧したが、そんなことはもちろんなかった。
それどころか、
「い、一年生……? こ、こんにちは……」
大男は消え入りそうな声で言ったのである。前屈みなのも大きな体を、少しでも小さく見せようとしているのだと気がついた。ここでパチンと手でも叩こうものなら、脱兎のごとく逃げ出しそうなオドオドぶりだ。
「サークル見学、だよね、よ、ようこそ。ごご、ごめん、僕、見た目がこんな、だから怖がらせちゃったかも……」
「ああもう」
このときようやく、美少年が口を開いた。
むしろ僕はキミの美しさが怖い! とタルトは思ったわけだが、ここからもう一段階の驚愕が待っていた。
「そないキョドった話し方しよったらアカンがな。見てみ、新人はん困ってはるやんか」
想像通り透き通った美しい声! 女の子みたいな。
でも想像と全然ちがうドロドロの口調! 大阪弁!? それもウンとディープなやつ!
「あかんてホンマ」
くるりと少年はタルトを向いた。やはり美貌、あふれんばかり。でも、
「あー、すまんこって。アレもそれなりに気ぃつかってるさかい、堪忍やで」
と話しだしたらマンガに出てくる高利貸しみたいなのはどう反応したらいいのか。これは大阪弁のなかでもさらに濃い、河内弁と呼ぶはずだ。
「じぶん、一年やんな? わいは
綺生 煌牙(きりゅう・こうが)
言うてな、二年なったとこや。よろしう」
煌牙はマッチョを指して、
「あそこでビクついとんのは
重 錘左衛門(おもし・すいざえもん)
言うてタメ(同学年)や。わいは『すいじゃえもん』て呼んどる」
と締めくくった。
「はい、どうも……」
タルトはしおらしく返すほかない。
そうだ。一人称が『わい』なあたり、プロサルファー・エテ吉に似てる! って、麗しの王子がエテ吉……。
涙がこぼれそうである。
部室がシーンと静まり返り、タルトの頭はまだグルグルだ。王子がエテ吉口調でマッチョが子猫とは、このサークル、どうなっているのか。
廊下から響く足音に、タルトはハッと顔を上げた。
誰かくる……!?
と思った途端バーン! ドアが勢いよく開いた。
「新入生、連れてきたヨー!」
あの子だ!
燦然とまばゆいプラチナブロンド、新雪みたいに白い肌、サファイアの瞳に羅針盤のペンダント──見まちがうわけない。
「あ、部長」
「ブチョー」
錘左衛門と煌牙が同時に言った。ところで煌牙のアクセントは三国志で言うところの『馬超』に近い。
ええ!? あのちっちゃな妖精が部長だったの!?
「オヤー?」
部長は部室を見回し、タルトに目を留めてニパっと笑った。
「新入生、他にもイルですネ! Trevligt att träffas! でなくてNice to meet you! はじめマシテ、私、三年の
オルガ・オングストローム
ですヨ! スウェーデンはストックホルムの生まれネ」
「ど、どうも……僕は」
とまで言いかけたところでタルトは言葉を失った。
部長……オルガさんの背後、誰か、いる。
でも戸口のむこうに見えるのは首までだ。頭が見えない。それほどに背が高いのだ。
しかも女性だ。つややかなチョコレート色の肌をしている。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年03月24日
参加申し込みの期限
2025年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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