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響 タルト
は決めていた。大学に受かったらどこかサークルに入ると!
美術系サークルでイラスト描いたり、もしBL愛好会があったらカップリング妄想しまくりたいな~なんて思ってたけど……。
でも今日、昼前に起きた出会いが、
響 タルト
の意識を急旋回させたのだ。
「異世界は本当にアッタンダー!」
あの声が忘れられない。
たぶん上級生だと思うけど、ちっちゃくて妖精みたいな童顔で、高校生みたいな少女だった。
しかもサークル名が異世界探検部!?
寝子島は異世界に通じている、異世界を探し、異世界で冒険の旅をしよう、とかなんとか言っていた。
きらびやかな男装の麗人とか謎のブラジリアンダンサーとか、印象に残る勧誘は何人もあったが、タルトの心にもっとも焼き付いたのはやはり彼女だった。
あの子のプラチナブロンド、BL好き同志の銀髪の後輩を思い出しちゃうな。
後輩は元気にしているだろうか。寝子高での日々がいまはもう、遠い過去のように感じられてならない。
見学だけでも行ってみよう。異世界なら、想像もつかないBLがあるかも?
せっかく大学に来たんだし、よそじゃできない体験がしたいな。考えてみれば、これまでと変わらないとこに行くのはもったいないよね。イラストやBLはどこでもできるんだし。
よーし! 午後は異世界探検部に行ってみることにけって~い☆
ワクワクしてきた。
サークル見学用に配布された冊子をめくり、『異世界探検部』の名前を探す。さすがマンモス校、ネコミケのカタログ並に分厚くて重くて、片手で持つだけで腕がプルプルするじゃないか。
ところがたちまちタルトは窮した。
うわ、これ五十音順になってない! 文化系、体育会系って分類になってるし。それぞれにサブジャンルが山ほどあるし……!
なんという不親切な作りか。だが仕方がないかもしれない。キャンパスが離れていることもあって、同じような名称・活動内容のサークルでも『マタ大総合』『寝子島キャンパスのみ』『医学部のみ』などとわかれているのだから。くわえてマタ大では兼部も当たり前で、これがサークルの多様化細分化の一因になっているようだ。たとえば演劇サークルだって五つもあるのだ。とりわけ驚くのは漫研の多さで、『読むだけ』『描く』『アニメも作る』などなど、細かなテイストのちがいもあったりして目が回りそうだった。いわゆるイベサー、夏はテニス冬はスキーみたいなサークルにいたっては、両手両足の指全部使っても全然足りない!
うぅ、しくじった!
異世界探検部の彼女からチラシを受け取れなかったことが悔やまれる。彼女は渡そうとしてくれたのだが、背が小さくて他の勧誘者に埋没してしまったのだ。
なんかそれで逆に燃えてきた! BLのネタ探しみたいに、絶対見つけちゃうんだから!
……でも異世界探検、ってそもそも文化系? 体育会系?
ようやくたどりついた。
第三クラブハウスなる棟だ。
なお、異世界探検部のジャンルは文化系、それも『サブカル』に分類されていた。まあ、わからないでもない。
「うわ……」
タルトは口をあんぐりさせる。
いまにも幽霊が出そうな古びたたたずまい、これがサークル棟だというのか。大学構内の建物というより、呪われた土地の洋館を思わせる外観だった。雑木林を背にしており、影だらけでやけに暗い。
コウモリとか棲(す)んでそう……って考えすぎ!?
でもここで引き返せない。ドキドキしつつタルトは門をくぐった。
ギシギシ音のなる階段をのぼって進む。人の気配は感じるのに誰にも会わない。幽霊に監視されているようで、それがまたタルトの鼓動を早めた。
四階まで上がった奥の奥、ようやくめざす扉を見つけた。『異世界探検部はコチラ♪』と妙にかわいい字体で書いたプレートがさがっている。建物の雰囲気とも、異世界探検という言葉のストレンジさとも激しくミスマッチしているように思った。
タルトがノックするより早く、扉が音もなく開いた。
その先に立っていたのは──息をのむほど美しい少年だった。
青い髪は、月光を溶いた瑠璃の糸のよう。フード付きのパーカーは、夜の帳をまとうように細身を包み、スキニージーンズが彫刻のような脚の輪郭を際立たせる。首にかけられたヘッドホンはまるで、禁断の旋律を秘めた宝飾だ。
だが何より目を奪うのは彼の瞳だろう。氷の結晶を閉じ込めたように冷たく、ぞくぞくするほどの魔性を感じさせた。薄い唇は鋭利な刃に似て、近づく者を拒みつつ誘う禁断の美をたたえている。彼はまるで闇の王子、甘く危険な立ち姿だった。
「あ、あの、僕、異世界探検部の見学に……っ!」
タルトはガクガク震えながら声を絞り出した。両腕に鳥肌が立っている。
うわ、キミ、すんごい美少年! このぞっとする感じ、BLの主役爆誕レベルじゃん! いるだけでドラマが生まれるよね。妄想、いや想像が止まらないよ~!
なんて思うのだがさすがに言えない。
少年は一言も発さずタルトに一瞥を投げた。無言のまま扉を広げ、タルトを部屋へといざなったのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年03月24日
参加申し込みの期限
2025年03月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年03月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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