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春はピクニック☆
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「ピクニック? ああ、去年と同じね」
浅見 柚乃
は特に考えもせず、教室で配られたコース希望の用紙にある「三夜湖畔コース」のところに丸を付けた。
(先輩は卒業しちゃったし、一緒に行きたい人がいるわけじゃないもの)
霧生 愛
も似たようなもので、適当に申し込んでいた。
(どっちにしたって山なんだしたいして変わりはないわ)
しかし後に二人は、その選択を後悔することとなる。
ピクニック当日。
((げっ))
同じ女子バスケット部員にして関係性最悪の柚乃と愛は、よりによって同じコースで顔を合わせることとなったのである。
(霧生……なんでこんなところでまで)
柚乃は、愛への自分の止められないあたりの強さを思い出し。
(最悪……)
愛は、キャプテンになってからの柚乃の
数々の仕打ち
を思い浮かべる。
(このまま帰ってしまおうか)
と思ったほどだが、さすがにそうもいかず。
互いに気まずい雰囲気の中、二人は目をそらした。
(まあ、無視して適当に湖畔を散歩すればいいわよね)
柚乃はそう考え。
(極力浅見先輩と関わらずにいよう……)
愛もそう思っていたのだが。
しかし三夜湖畔コースのメインはボート。
これを避けて通るわけにもいかず。
(アヒルボートじゃ子供っぽいし)
と柚乃は手漕ぎボートの列に行き、一緒に乗る相手を探したが。
(なんで知り合いが誰もいないのよ……)
そして愛も手漕ぎボートを選び、周囲を見回していた。
(クラスの子の行き先を聞いておくべきだったわ……)
一緒に乗ってくれそうな相手を見つけられなかった。
そのうちに列はどんどん前に進み。
「あなたとそこのあなた、一緒にどうぞ」
空気を読まない係員に勧められてしまった。
「いえ、私は……一人で」
抵抗を試みた柚乃だったが。
「女子が一人で漕ぐのはきついですよ。疲れたり何かあって戻れなくなっても助けにいけませんよ」
と言われ、断り切れなくなってしまった。
「「……」」
(今、私は、浅見先輩と一緒のボートに乗っている。しかも二人乗りのボートにだ)
ため息を押し殺しながら愛はオールを動かす。
間に入ってくれる先輩はもういない。
あまりにも気まずすぎて言葉も出ない。
ボートを漕ぐオールのきしむ音と、水音だけが響く。
奇妙な沈黙だけが過ぎていく。
(なんでこうなるのよ。断り切れない私も大概だけど、霧生も霧生よ)
柚乃はボートを漕いでいる愛をにらみつける。
苛立ち交じりの重い沈黙をやり過ごすかのように。
柚乃は先月の卒業式のことを思い出す。
そこに映し出されたのは……未来? かもしれない
様々なヴィジョン
。
思い返したくもない悪夢のようなものもあったが、中でもどうしても頭から離れないシーンは……
大嫌いな後輩の愛と愛し合う姿だった。
(まさか、私と霧生が愛し合うなんて……絶対にない、絶対にないんだから! だって私は、私は……!)
愛はボートを漕ぐことに全集中した。
(そうでないとやり過ごせない)
頭に浮かんでいたのは、卒業式で花びらに触れたときに見えたあのシーン。
(なんであんな……そもそも私が浅見先輩と愛し合うなんてこと、絶対にないんだから)
重たく堪えがたい沈黙がだらだらと続くのはつらかった。
ちらり、と柚乃に視線を向ける。
だが、大嫌い!オーラを放つ柚乃はギラリと愛を睨みつけている。
話しかけるにはあまりにも敵意を向けられいてるので、どうしようもなかった。
結局、重苦しい沈黙のままでボートを陸に戻すことにした。
互いに何も言えないまま。
(岸に戻れば解放される……)
あと少しの辛抱、と思った愛だったが。
(こんなところにいつまでもいられないわ)
岸まであと少し、のところで、一瞬でも早く降りようと柚乃は立ち上がった。
ぐらり、とボートが揺れる。
「……! ちょ、先輩!」
思わず声が出た。
バランスを崩し、ひっくり返りそうになる柚乃。
それを避けようにもボートは狭すぎ、愛は腰を浮かせる。
「「……!」」
水に落ちないよう必死でボートのほうに重心をかけた柚乃の体が、愛へと覆いかぶさり……
顔が近づく中、驚異の体幹で二人は踏みとどまった。
「なにやってんのよ!」
叫ぶ柚乃。
「……こっちのセリフなんですけど!?」
ある意味、無言の気まずさからは解放された、と感じる愛だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年03月04日
参加申し込みの期限
2025年03月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年03月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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