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【生涯ベンキョー!】
物理的な距離が心の距離とは必ずしも重ならないことを、
八神 修
はあらためて実感しているところです。
「あまり変わらないもんだよな」
「そうだねえ。だって毎日話してたしね」
「そうだな」
おしゃれに着飾った
七夜 あおい
もすっかりあか抜けて、今やいっぱしの社会人。都内の介護福祉施設へ就職し意気揚々、バリバリと働いております。かたや修は研修医として小児科へつとめ、医師免許取得のため備えているところです。ひと足早く社会の最前線へ飛び出したあおいには少し先を行かれてしまった感もありつつ、日々を懸命に過ごしています。
九州で福祉の専門学校を卒業したあおいが東京に戻ってきたおかげで、休日にはこうしてこじゃれたカフェで待ち合わせ、恋人らしく過ごすこともできるようになりました。それがどれほど修の支えとなっていることか。
「最近はどうだ? 仕事で苦労とか……」
「ぜーんぜん! 同僚や先輩はよく愚痴ってるけど、私はやりがいがあって楽しいよ。おじいちゃんおばあちゃんたち、みんな優しくって可愛いしね。人生の先輩でカッコイイんだ」
あおいは充実した毎日を送っているようです。前向きでパワフルなあおいのこんな一面は彼女の美徳であり、
「もー、がんがん働いてるよ! 自分で選んだ道に自信が持てたし。私、天職かも」
むんと力こぶなど作って見せた愛嬌も、修の恋人の愛すべき顔なのでした。
「はは。白衣の天使ならぬ、白衣の戦士って感じだな」
「あ、いいねそれ。私のキャッチフレーズにしようかな?」
一方、修のほうはと言いますと……学生時代からたびたび見かけた、あおいの世話好きを見習いたいところです。
「修くんは、なんだかお疲れ? お医者さんになるための勉強だなんて、大変そうだもんねえ」
「まあな。俺の目下の課題はこれなんだ」
これ、と示したのはテーブルの上のコーヒーやらランチプレートやらの脇に置かれた一冊の本で、待ち合わせにてあおいを待つ間に目を通していたものです。若い医師の卵が新たなステップへ進むための指南書のようなもので、表紙には子どもたちの輝く笑顔がありました。
ほう、とあおいがそれを覗き込んで、
「修くんは小児科医を目指してるんだっけ」
「そうと決めているわけではないよ。まだ前期研修だから、色んな科をローテしてるんだよ」
「そっか。でも、小児科医って修くんに似合う気がするな。優しくって子どもに大人気の修先生、なんて素敵じゃない?」
そう言ったあおいはいたずらっぽく笑いましたけれど、なるほどたしかに。悪くない気もしてきます。
ただそこへいたるには、課題も多くあるわけでして。
「子どもって難しいなあ……」
「あれ、そう? 私は子ども大好きだけどな」
修はははは、と苦笑い。
「おとなしくしてくれる子もいいんだが、そうじゃない子もいるよな。退屈させないように手早く診断したいんだが、なかなかそうもいかなくて。難しいよ」
「そんな時は……歌だね!」
ぱちくり、目をまたたいた修へ、あおいはどやっ! 得意げです。
「小さい子は歌が大好きなんだよ。難しい歌じゃなくて、分かりやすい歌詞がいいね。童謡とかさ」
「ははあ。なるほど、歌か」
「即興で作っちゃうのもいいよ、目の前にあるものとか、子どもの好きそうなものをアドリブで歌にしちゃうの。もう釘付けだよ!」
「少し難易度が高そうだが……はは、いいかもな」
さすが、5人の弟妹たちのお世話をしてきたお姉さんあおい。説得力がありました。
「機会があればチャレンジしてみるよ。ありがとう」
「うん! 修くんならきっと上手くいくよ」
そう言ったあおいの微笑みに、気遣いに、修がどれほど救われていることか。
お腹も落ち着いてきた頃合いに、あおいはふうと息をつきました。
「それにしても、お仕事って難しいね。あたりまえだけど、日々勉強って感じ……」
天職とまで断じた彼女ですけれど、なんでもかんでも上手くいくというわけでもないようで。
「お医者さんならなおさらだろうけど、センモンヨーゴとか、めちゃくちゃたくさん覚えなきゃいけないじゃない? もーっ、頭がパンクしちゃう!」
「ははは。あおいはどちらかといえば感覚派だものな」
「もちろんちゃんと覚えようっていう気はあるんだよ? だから休み時間なんかずーっと参考書読んでるよ」
「分かるよ」
修の今もそう変わりはしません。そしてきっと、これからも変わらないだろうと思います。
「たぶん、生涯勉強ってことなんだろうな。学生時代のあの頃からずっと、社会に出てからもずっと……それは変わらないんだろう」
あの頃の奮闘、充実した日々が胸の中へとあたたかくよみがえり、修は思い出に目を細めます。懐かしくて、今は遠いあの頃の……そう、あおいとの日々が目の前に。
きっと同じ思いであったことでしょう、あおいの笑みもまた陽光に照らされ輝きました。
「懐かしいね」
「! ああ……」
つつつ、とその指先が修の手に触れます。
まぎれもなく、あの頃の延長にふたりのゆく道がある。それをあらためて実感し、ふたりの目線と指はきゅうと結ばれました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年02月04日
参加申し込みの期限
2025年02月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年02月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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