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The day of retribution.
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◆
フジコはくるんと一倍大きく腰を回した。一体なんだろうと
浅沼 柳司
は首をかしげる。
「浅沼ちゃんはどこがわからないのかしら~?」
「あ、えぇと、ここが――」
「アタシの名前がわからないのかしら、ええそうよね?」
「いや、やから富士山 ご」
なにを言ってるんだと柳司がますます疑問に思ったが、フジコは一蹴する。
「ほぉら、やぁっぱりアタシの名前がわかってないようだわ。困ったちゃんネ」
フジコ呼ぶまでは質問を受け付ける気はない、とフジコは薄く微笑んだ。
「……えっと、」
こんなことで時間を食っている暇はない柳司。これでもかとフラストレーションが溜まっていく。
仕方がないのでフジコと呼ぼうとしたとき、
「終わるまでには覚えてチョウダイね」
とすんなりフジコは引き下がった。
「あ、ああ」
わけも分からずに柳司が頷くと「どこがわからないのかしら?」とフジコは立ったまま柳司のテキストを覗きこむ。
だいたい全部わからない、とは言えずに「ここがよくわからへんくて」と適当な問題を指さした。
「へぇ~?」
よく見えないと言ってフジコがグッと柳司に体を寄せると、彼女の筋肉質な太ももは柳司に押しつけられる。
(めっちゃ硬いな……)
鍛えられた体に思わず尊敬の念を抱く柳司。並大抵の鍛え方ではこんなふうになるはずがないことを日頃から鍛えている彼にはよくわかった。
「ここはネ、この公式を使って、」
フジコの手が柳司の手に覆いかぶさる。ぎくりとして柳司が振り向くとすぐ側にフジコの顔があって、余計に肝が冷えた。
「ご、権ちゃ、」
「集中して」
抗議をしようと名前を呼ぶが、低い声でピシャリと遮られてしまった。
「この公式はとっても大事よ」
フジコの声は更に低くなめるような色を帯びていく。
柳司の背中にフジコの巨体が完全に密着した。わずかに香水の匂いがした。
フジコのひとさし指が、ノートを押さえている方の手の甲をなぞった。
「わかったかしら?」
耳が息でぬれるほどの距離でのささやき。
ぞっとしない。
「わかり、ました」
柳司はなんとかそれだけ言った。くすりとフジコが笑った気がした。
フジコは柳司を許したわけではなかったのだ。
フジコが離れていってから、柳司はようやく気がついた。
(きゃー! サボっておいてよかった~!)
フジコ×柳司を堪能した
響 タルト
はしばらく頬が緩むのを抑えられない。
(不良受けっていいかも……)
薄い本のネタを書き留めたところで「響ちゃん、サボっちゃイヤよ」とフジコにやんわりとたしなめられた。
「はーい」
気のない返事をしてからタルトは原稿用紙に向かう。楽しい課題でラッキーと思いながらふと疑問が浮かんだ。
「連用中止法ってなに?」
そのつぶやきに対しては「答えそのものだからねぇ……」とフジコは解答を阻んだ。
それなら仕方ないか。タルトはそれ以外を使ってラブレターを書くことにする。
誰に書こうかな。しばらくの思案の後、タルトは目を大きく見開いた。
「きーめた♪」
ルンルン気分でタルトは書き進める。そしてあっという間に書き上げてしまった。
後木 真央
は懸命に机に向かった。
もう無理なのだ~、とも言わずに懸命に手を動かした。
しかしそんな集中は長くは持たずに、あるとき突然くてんと机に伏せてしまった。
腕の小さな隙間から周りをちら見する。と、見知った人物を発見した。
真央はむくりと起き上がり、その人物のもとに駆け寄っていった。
「ラッセルちゃ~ん。つ、疲れたのだ~」
「後木、か」
真央と同じく努力からの疲労を感じていた
桜井 ラッセル
は、襲撃とも言える真央の登場に苦笑する。
しかしラッセルは追い返すことはしなかった。隣に座っている
篠崎 響也
も特に反応をすることはなく、淡々と英語の詩を書いているようだ。
ならばここにいてもいいだろうと、真央の話は少しずつ愚痴っぽくなっていく。
「自分探しも就業体験も立派に理由だと思うのだ連絡したのだ~」
それでもラッセルは、はいはいと言いながら真央の話を聞いて、最後に「でも仕方ないだろ。頑張ろうぜ」と肩を叩くのだった。
「ああ、真央にラッセル。あんたらまだ終わってないのかい?」
席を立ったばかりなのか、長いスカートの皺を伸ばしながら
桜崎 巴
は会話に交じる。響也とは目で挨拶を済ませた。
「桜崎か」
ラッセルは疲れているのか、それ以上はなにも言おうとしない。真央は桜崎の装いを見て目を細めた。既に帰り支度を終えているようだった。
「巴ちゃん、やっぱり問題簡単だったのだ?」
「当然だね」
「真央ちゃんはぐったりなのだ」
「見たらわかるよ」
それからじゃあねと手を振って桜崎は視聴覚室を後にする。
「暇なら教えて欲しいのだ~」
と真央が願い出たが「暇じゃないからねぇ」と一蹴されてしまった。
がっくりと項垂れる真央。
しかし「おしゃべりしてばっかりは誰かしら~」というフジコの毒気を含んだ声が聞こえてきたので、諦めて席についたのだった。
本宮 虎治
と
霧生 深雪
はほぼ同じタイミングで席を立った。
「あんたも終わったのか?」虎治が何気なく尋ねると「……ああ」と深雪は肯定する。
わざわざ連れ立つ必要はないが、わざわざ時間をずらして職員室に行く必要もないため、ふたりは一緒に数学の解答を取りに行くことにした。
「……お前も、絡まれたりするのか?」
道中、深雪がぽつり呟いた。
すると、「めんどくさいよな」と虎治がぼやく。会話にも満たない会話だったが、それがお互いにちょうどいい距離感だったのだろう。
そんな調子で解答を受け取って、ふたりは教室に戻った。
問題が解くのが早ければ、答え合わせも早い。
けれどどこまでも同じ、とはいかないのである。
現代文の課題を解いていると、ふたりの差が顕著になった。
虎治が少し考えこんでからスラスラと書いていくのに対し、深雪は固まったまま動かない。今になってようやく課題の内容を確認したらしい。
原稿用紙一枚という薄っぺらい壁が、深雪の前に立ちはだかる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月19日
参加申し込みの期限
2013年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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