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風のしっぽがゆらゆらり
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高原は平地の暑さを忘れるように気持ちのいい風が吹いていた。
「富士山、どこ?」
バスから降りた
恵御納 夏朝
の問いに、双子の姉ということになっている
恵御納 夏夜
が上を指さした。
「……えっ!」
思わずのけぞる夏朝。
想定していなかった高さに目線を上げれば、そこには圧倒的な威容があった。
「綺麗だね」
のんびりと
夢宮 瑠奈
が言い、マジックを動かしていた
小山内 海
がスケッチブックを上げた。
『すごい』
「富士山って思った以上に大きいね」
感心する
七夜 あおい
に
八神 修
は頷く。
「ああ、静岡側の麓だからな。山梨側から見るともっと違う感じに見える」
修が検索して画像を見せると、あおいはそれを覗き込んで、
「本当だ」
と感心するのだった。
「荷物運びは任せて」
夏朝と夏夜は、重いテントの袋にシールを貼り、ろっこんを発動させた。
「私も持つよ」
あおいも自らのろっこんを発動させ、もう一つのテントを軽々と持ち上げる。
テントサイトに着いて、いよいよテントを立てる。
「あれ、ここはどうなるの?」
「貸して」
夏朝の疑問に、夏夜が説明書を手に指示をする。
「あおい、そこを押さえててくれるか」
「こうかな?」
あおいがポールを支え、修がロープを引っ張りペグを打つ。
「あれ? ペグどこにいっちゃったかな……」
金ペグを見失った瑠奈が焦っていると、海が草むらの中から見つけ出してくれた。
「ありがとう海ちゃん!」
海は笑みを浮かべ頷く。
「テントもできたし、次は夕食の準備だな。俺が火おこしをしよう」
「私も手伝うよ」
修が薪を細く割り、あおいが新聞紙を準備する。
「それじゃ僕たちはカレーを作るね」
夏朝の言葉に夏夜も頷く。
「キャンプの普通のカレーじゃなく、バターチキンカレー」
「それじゃ海ちゃん、私たちは一緒にご飯炊こうか」
夏朝と夏夜がカレーの材料を洗って切り、瑠奈と海が調理器具を洗って、飯盒にといだ米と水を入れる。
新聞紙の火を薪につけるべく修はうちわであおぎ、やがてかまどの火は料理ができるくらいに燃え盛った。
「それじゃ、飯盒を火にかけよう」
瑠奈と海が協力して、木の枝にかけた飯盒を火の上にセットした。
「私も野菜切るの手伝うね」
あおいも手を洗って包丁を手にする。
「カレーのほうもOKだよ」
鍋は修とあおいが火の上にセットした。
やがて、鍋が沸騰し野菜が煮えてきた。
カレールーを投入すれば、食欲をそそる香りがあたりに漂い出す。
「いただきます」
カレーをよそい麦茶を注いで、皆で夕食を食べる。
「美味しい!」
瑠奈もあおいも歓声を上げ、夏朝も、
「ごはん、とても上手にできてておいしいよ。飯盒とは思えない」
と感心する。
「火種からの位置を変えて偏らないようにすれば、このくらいふっくらしたご飯が炊けるのさ」
修が言い、おいしそうに食べているあおいを見つめる。
食べ終わるころには日は落ちていた。
「鍋はもう少しで終わるから、皆は先に休んでくれ」
「私も手伝うよ」
修の言葉にあおいが言い。
「ありがとう、それじゃ先にスモア焼いてるね」
瑠奈が手を振って、皆は二人を残して先にテントに戻った。
鍋を洗い終えて、修とあおいはテントへ向かう。
一面の星空。
暗い中でも黒々と、聳え立つ富士の山は存在感を主張していた。
「修君、あれ!」
「あれは……流れ星か」
あおいの指さすほうに目をやり、修は答える。
「あー、願い事間に合わなかった」
あおいが残念そうに言うと修は、
「俺は心の中で唱えた」
と微笑んだ。
「なんて言ったの?」
「……何だと思う?」
焦らす修。
「何だろう、えーと……」
修は心の中で、もう一度願いを呟いた。
(あおいといつまでも一緒にいられますように)
照明もない山の夜。
けれどぱちぱちと爆ぜる焚火が、テントや夏草を明るく照らす。
「それじゃ、マシュマロ焼こう」
瑠奈が言い、マシュマロを取り出した。
夏朝と夏夜、海も串にマシュマロを刺す。
炎を取り囲むキャンパーたちの笑顔は、オレンジの炎に幸せに彩られていた。
「そろそろかな?」
夏朝は、串に刺したマシュマロを楽しそうに火であぶっている。
その隣では、夏夜が同じようにマシュマロを焼いていた。
「そうだね……」
普段はクールな夏夜も、柔らかい笑みを浮かべている。
「焼けたか味見してみるね……うん、おいしい!」
瑠奈は、一足先に焼いたマシュマロを幸せそうに頬張っている。
その隣の海の横には、筆談用のスケッチブックがあった。
海は病気で声を出せないので、スケッチブックとマジックペンは必需品だ。
しかし今はそれを開くことなく、楽しそうにマシュマロを焼いている。
「ビスケットやクラッカーに挟んだほうが美味しいと思うよ」
夏夜が指摘し、お菓子を取り出すのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
風雅宿
黒羽カラス
菊華 伴
御影イズミ
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年12月15日
参加申し込みの期限
2024年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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