this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
風のしっぽがゆらゆらり
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
天候に恵まれた奈良公園には多くの観光客が訪れていた。せかせかと歩く人々を余所に鹿達は草原で横たわってのんびりと過ごす。石畳の道にも気ままに寝そべり、耳をプルプルと震わせた。
近くの土産物屋から
八神 修
が現れた。やや目が泳ぎ、頭部に取り付けた鹿の角のカチューシャを手で触る。あとから現れた
七夜 あおい
も立派な角を生やしていた。どこか誇らし気な表情で露店を指さした。
「やっぱり鹿せんべいは買わないとね」
「それはいいんだけど、あおいは平気? その、角とか」
「これだけ周りに鹿がいたら付けない方がヘンだよ」
「郷に入っては郷に従えってことか」
深呼吸のあと、修は胸を張って堂々と歩く。周囲から奇異な目で見られることなく鹿せんべいを購入した。
「これはあおいの分だよ」
「ありがとう。これが鹿の大好物なんだね。見た目は悪くないし、炭酸せんべいに似てるかも」
あおいは顔まで持ってきて、じっと見つめる。
「米ぬかと小麦粉を水に溶かして焼いた物だから人間でも食べられるよ。美味しいとは思えないが」
「それはちょっと、ん? なんかいっぱい集まってきたんだけど」
気付けば二人は鹿に囲まれていた。取り分け、修に集中して執拗に身体を擦り付けてきた。
「あげるから。そんなに押さないで」
修は笑顔で宥める。効果は得られず、差し出す前にせんべいを齧られ、スーツの袖を甘噛みされた。
「修君は女鹿にも大人気だね」
「さすがにこれは困るかな」
笑顔のあおいに修は困ったように微笑んだ。
興福寺を後にした
初瀬川 理緒
と
佐和崎 紗月
は手を繋いで歩く。
どこに目を向けても鹿がいる。未だに慣れていないのか。理緒は改めて口にした。
「こんなに鹿が。五重塔にもいたね。道端で普通に寝てるし、これで野生って言われても反応に困るわ」
「確かに」
紗月は目を細めた。心なしか、繋いだ手を振った。
そこに団体客を引き連れたバスガイドが現れた。
「……理緒ちゃん、たくさんの人がくるよ」
「観光地だからね。なんで下を向いてるのよ」
「だって私達、クラドルだし、それに手を離した方が」
「気にしなくていいよ。ここではあたし達は目立たない。なんたってアイドルの鹿がゴロゴロいるからね」
理緒は白い歯を見せて言い切った。
バスガイドを尻目に平然と歩いて土産物屋に立ち寄った。紙袋が一杯になるまで買い漁り、二人は自然な笑顔で公園内を歩き回る。
一方に目を向けた理緒が足を止めた。隣にいた紗月に小声で話し掛ける。
「木の側に鹿がいるわ。角がないから雌だと思うんだけど、大きくない?」
「……少し距離はあるけど、大きく見える」
「あの大きさなら車を引っ張れそう」
「牛車みたいな感じ?」
控え目な声で返す紗月に理緒はにっこり笑う。
「牛じゃないから鹿車だね。紗月と一緒に乗って優雅に見て回りたい気分」
「想像するだけでわくわくするね」
「いいよね、なんかさ」
二人は清々しい表情で想像を膨らませた。
鹿が行き来している中、
羽生 碧南
と
鷹取 洋二
は足を止めて向き合う。
洋二は軽く前髪を掻き上げて言った。
「僕に鹿の角が似合うと思うのかい?」
「この人形を見ればわかります」
碧南は肩に掛けたカバンから人形を取り出した。右目は前髪で隠れていた。洋二と同じ特徴を持ち、ふわふわの側頭部から鹿の角が飛び出していた。
「可愛いですよね」
「その人形は実に愛らしい」
「その通りです。だから、これを受け取ってください」
カバンに入れていた鹿の角のカチューシャを差し出す。
「この僕に本当に鹿の角が」
「思います」
声を被せた碧南が真剣な目を向けてきた。洋二は笑って目を逸らし、カチューシャを受け取った。
「世界一素敵な女性の頼みを断ることはできないねえ」
ふわふわの髪にカチューシャを押し付けて、どうだい? と聞いて一方の口角を上げた。
「お持ち帰りしたいくらい可愛い!」
「フ、そうかい」
満更でもない顔で腕を組み、二人は春日大社の方向へ歩き出した。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
風のしっぽがゆらゆらり
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
風雅宿
黒羽カラス
菊華 伴
御影イズミ
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年12月15日
参加申し込みの期限
2024年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!