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海上学園都市ネコトピア うみねこ大図書館の秘密の扉
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【秘密の扉】
ぱっ! と消えちゃったそうです。
ここはうみねこ大図書館の奥の奥、最奥の最深部。窓の外の海には日の光も届かなくなり、暗い中から時おりクジラがのぞき込んだり、大きな大きなダイオウイカの影がよぎったりするくらいで、あまりおさかなたちも姿を見せない領域です。並んだ書架が作る道はなんだか迷路のようで、ともすれば迷ってしまいそう。
「このあたりには、普段使われないような資料ばかりが収められているんだよ。普段はあまりねこたちも立ち寄らない場所だね」
珪先生の言うとおり、薄暗い中にずらり並ぶ書架にびっしりと隙間もなく収められているノートを引っ張り出して開いてみても、なにが書かれているものやら。殴り書きのような文字の羅列とか、ずらりと数字が並ぶ帳簿とか、よく分かんない数式やら図式やら、雑多な資料がぎゅっと押しこまれているようです。
はぐれてしまっては困りますもので、みんなでむぎゅっと寄りそいながらに歩きます。
「僕もあまり詳しくないけれど、この海上学園都市ネコトピアの建設に使われた予算の管理だとか、地図や建築物の図面だとか、おさかなサイエンスの基礎理論だとか……そういった古い資料の保管場所のようだね」
「なるほど。ひとまず、私たちの目的にはあまり関係がなさそうですね」
「アヤカー、ニボシたべるかニャー?」
マイペース・クロワが差し出した徳用ニボシを、綾花はにっこり笑ってひとつまみ。
「ミラちゃんも、けいせんせーも、たべるニャー」
ニボシぽりぽり、周辺に学園長の行く先の手がかりを捜索します。
彼が消えてしまったのは、ウワサの秘密の扉をくぐり抜けたからなのでしょうか? そうだとしたら、その向こうにはいったいなにが? 彼はなんのためにそこへゆくのでしょうか?
「あれ。なんでしょうか、これ」
「どうしたの、ミラちゃん?」
見ればミラはある書架と書架の隙間を、青い瞳をじっと細めて見つめています。
「……? なにかが、光ってる?」
隙間から垣間見える黄金色の光を、綾花もまじまじとのぞき込みます。たしかに書架の隙間からかすかに、けれどはっきりと強い光が漏れ出しておりました。
書架の向こうは壁であり、なにかがあるようには見えません。
「ここがもしかして、秘密の扉?」
「でも……この棚、動きません。ぴったりくっついてるみたいです」
「どれどれ」
みんなで書架をつかんで、ぬおーっ! と動かしてみますけれど、たしかにびくともしません。
光の向こうからはなにやら、ざわめきのような……いいえ、よくよく耳をかたむければ、音楽のような歌のような……聞こえてくるのは、なんだか弾むようなリズムです。つられてしまったのか、クロワはてんてけてん、へたっぴなステップを踏んでいます。
綾花はむむむっと眉をひそめて、
「これが秘密の扉なら、なにか開くための条件があるのかも……?」
「条件というと、鍵とかかい?」
「はい。でも形のある鍵とは限りませんよね? 合い言葉とか、特定の本がスイッチになっているとか……」
ミラも珪先生も、みんなでむむむっ。クロワはてけてけててん。
光の周辺を大捜索。書架の資料をどけてみたり、下を覗き込んでみたり、どこかにあるかもしれないヒントを、目を皿のようにして探します。
「う~ん。見つかりませんね、珪先生」
「そうだね、綾辻さん。あ」
ふと。同じ資料へ同時に手を伸ばし、ちょん、と触れ合った指先。綾花の頬がぽっと赤く灯ります。
「す、すみません。珪先生……」
「いや、僕こそ……」
珪さん。綾花の想い人。大好きなひと。
思えばそもそも大図書館の秘密の扉を追いかけてみようという気になったのは、そこに彼がいるからです。大親友のミラに付き合ってあげたい思いもありましたけれど、珪のフィールドである図書館にまつわるウワサでなかったら、これほどに頑張ろうとは思わなかったかもしれません。
彼とこうして行動をともにし、いっしょに体験してゆくよろこびはきっと、なににも勝る思い出になることでしょう。そうするうち、いつか彼へ、気持ちを伝えることができたなら……いつか、恋人になれたなら……なんて。
「……珪、先生」
「綾辻さん……」
見つめ合った彼も、もしかして、同じ思いなのでしょうか? 綾花を想ってくれているのでしょうか……? もしそうだったら、どんなに幸福なことでしょう。
「……あーっ!」
「ミラちゃん、なにか見つけたニャー?」
「はいっ、ありました! 見つけましたー!」
元気な声に、びくりと身を離したふたり。
「見てください、綾花さん! これがヒントで……あれ、おふたりとも、どうかしました? お顔が赤いですよ」
「うニャー?」
ねこ二匹についと見上げられて、思わずふたりはそっぽを向きました。
火照る頬に手を当てながら、
「そ、それでミラちゃん、なにを見つけたんですか?」
「はいっ、学園長のメモです! これがきっと、秘密の扉を開く鍵なんです!」
そこらへ無防備にも落ちていたという紙きれを手渡され、綾花がふにゃふにゃと丸っこい文字へ目を走らせますと。
「……レオ。うっかりしすぎ……」
そこにはこう、書かれておりました。
『※※忘れないようにメモ!※※ 扉の右側の棚の上から二番目、左から九番目の本の奥にあるスイッチ押すニャ! ※※この紙を落としたり失くしたりしないこと。もう二度と! いっぱい気を付けるニャー、オレ!※※』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年11月21日
参加申し込みの期限
2024年11月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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