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妖×祓い屋 桜色のみちびき編・1
「おや?」
ご存じ寝子島、不思議なことが起こる島。
その日も
倉前 七瀬
はこてんと首をかしげて、桜色のにゃんこを見つめました。
「へえ、こりゃ変わった色の猫だねえ」
のぞきこんだ
ウォルター・B
の首も、こてん。
なんとも目にあざやかな毛並みをお持ちの猫ちゃんです。ちょっと自然の色とは思えないくらい、咲く花のように美しいお猫さまでありました。
「どこの子でしょうね? 首輪はつけてますけど」
「さてねえ。優雅にお散歩中ってところかな」
ウォルターさんが手を伸ばして抱き上げようとすると、猫はひょいっと身をかわしました。ウォルターさんはがっくり、しょーんぼり。
「気位が高いようだね、撫でさせてはくれないみたい」
「あはは、残念でしたね」
けれど猫は飛び跳ねて逃げるでもなく、かといって近寄るでもなく、七瀬の瞳を見上げてじいっと見つめておりました。いいえ、七瀬を通じて、その向こうのどこかを眺めているような。なんだか遠いところを見据えているような、そんな不思議な猫でした。
「なにを見てるんでしょうねえ……?」
「七瀬が気に入ったんじゃない?」
「そうでしょうか」
くるり、振り返ると夕暮れの空。広がるたそがれが七瀬を、ウォルターを赤く染めてゆきます。
んにゃあ~~~お。長く、遠く鳴いた声はどこまでも、どこまでも響き渡りました。
──道行きは険しくも、憂えたことはない。かくも心踊ることがこれまでにあっただろうか。
まあ七瀬には遠い過去の記憶など持ち合わせがないものだから、全てが新鮮、初めての経験ばかりではあるが、とりわけ彼と往くことの喜びは何にも勝った。
「ウォルターさん、この道、合っとるとですか?」
「大丈夫、合ってるよお。たぶん」
「たぶんって言いました? ねえ、ウォルターさん?」
「はっはっは」
つまらないことに一喜一憂するも一興だ。それを共有とすることで苦難も楽しみへと変わった。ただの一歩が価値ある前進へと昇華した……あやかしである七瀬には足がないし、多分に言葉の綾というものだが、つまりそういうことだ。
ニンゲン、ウォルターとの旅路が七瀬の抱く空虚に色をもたらしてくれた。それが彼と行動をともにする、ただひとつの理由だった。
「それにしても変わっているよねえ君は、ねえ七瀬」
「なんですか、藪から棒に」
「この前の仕事でも、依頼人に言われたじゃない。あやかしが契約もせず、祓い屋に協力するだなんて実に稀なことだってさ」
「僕は、やりたいようにやってるだけですよ。ほかの人がなんて言おうと、知ったことじゃないですし」
「変わってるよねえ。ま、そこがいいんだけどねえ」
あやかしを調伏し、支配し使役する祓い屋がおらぬでもない。時おり出会うこともある。そんな折には、彼らは決まってウォルターと七瀬を見比べ、理解できぬと眉をひん曲げるのだ。
しかし気にしてはいないし、契約とやらをあえて結ぼうとも思わない。
「僕もさあ、おかげで退屈しないよ」
からからと笑う彼は洒脱で、着流しに中折れ帽、彼の商売道具を収めたベルトを帯びがわりに締めた姿、あるいは金毛碧眼も人目を大いに惹きつけた。祓い屋はその業ゆえに疎まれることもあるが、それを押しても彼という人物は魅力的に映るのだろう。七瀬にとってはそれが誇らしくもあり、妬ましくもある。
「おっと。ほおら、見てごらん?」
「合ってましたね。道」
得意げな彼に、七瀬は苦笑いした。
夕暮れの空の向こう、山裾に寝そべるようにして、目的の村はたたずんでいた。祓い屋としての仕事、その大舞台となろう村だ。不気味に静まり返り、しかし何者かの気配には事欠かず。
「……?」
「さあて、なにが飛び出すかな……うん? 七瀬、どうかしたかい?」
「いえ、今、なにか聞こえたような気がして」
どこからか遠く、長く響いた声をたしかに、七瀬は聞いた。
「猫の声……?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
桂木京介
阿瀬春
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年11月04日
参加申し込みの期限
2024年11月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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