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走って、探して、気をつけて!? ハッピー・イースター☆
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夜の観覧車で、ようやくひと心地ついた――そう思わずにはいられないデートプランだったことを思い返し、
稲積 柚春
はクスクスと笑って
ウォルター・B
の様子を見る。
「今日は1日、歩いたり走ったりしてばっかりだったね」
「まさか本当に、1日で回りきるだなんて思わなかったなぁ……」
初めこそ、少し流し見る感じで楽しめたらいいなと思っていたイースター。お弁当を持って向かったエノコロ岬では、彼の美術力に苦笑しながらイースターエッグを作って、母国との違いを聞いてみたり。卵は子供達のために残しておいてぬいぐるみ探しでも……と思ったら、思いのほかウォルターがエッグハントにノリノリだったりして。予想外に駆け回ることになった丘でのお弁当タイムは、気付けば次への作戦会議になっていた。
昼食後は寝子電スタジアムへと向かい、お互いの姿に笑い合ったり、彼の視線が尻尾に向いてるのかお尻に向いてるのかとそわそわしたり。
時にライバルとなり、時にはいたずらウサギを撒くために協力したり、仲良く反撃に遭って追いかけられたり……楽しい1日があっという間に過ぎていってしまった。
「さっきのカフェでゆっくり出来ると思ってたのにね」
「いやぁ、とってつけたような鐘が飾ってある時点で悪い予感はしていたよぉ? 席にあるエプロンを見て確信したくらいさ」
どうやらウォルターにとっては馴染みあるイベントだったらしく、楽しそうに諸説ある小話をしてくれる。
しかし、高度を上げた観覧車から寝子島の夜景が徐々に見えてくる頃になると、ウォルターは話を止めて夜景を見入った。その姿を横目で見ながら、ふと柚春も懐かしい思い出を振り返るように話し出す。
「前に乗ったゴンドラは凄かったよね。オシャレなカクテルも付いて、
高級ホテルみたい
だった」
「ああ、確かに座席は今日みたいに堅くなかったねぇ」
「これが普通なの! ね、なんの話をしてたか覚えてる?」
わくわくしたような顔をする柚春にとって、いい思い出であるのは間違いない。しかし、こういうときはどう答えれば面白いか――ウォルターはよく知っていた。
覚えてないと言えばむくれる柚春が、覚えていると言って一言添えれば茹で蛸になった柚春が見られる。そうと分かっていて、気分で振り回すのは性分なのだから、それは仕方が無いとして。
「そういえば……そのときも言ってたねぇ。プロポーズは夜景かどうか、みたいな話」
ふむりと考え込むような仕草を見せるウォルターの右手には、柚春とのペアリングが付けられている。
左手の薬指を大切な日にとっておくための、右手の薬指は、予約済と募集中という隣り合わせな意味があるらしいけれど。それを交換したのは――。
「こないだの
クルージング
が夕方だったの、やっぱり不満だったとか?」
残念だなぁと言う顔で眉を寄せる姿を見て、柚春は慌てて首を振り、彼の手を取った。
「そんなわけないっ! あんな素敵な事をされたら、本番はどうなっちゃうんだろうって気になるし、そんなの僕は耐えられるかなって考えるだけでもドキドキするし、それに…………ワット?」
必死に力説する柚春が面白くて、ウォルターは隠しもせず肩を震わせ、堪え切れぬ笑いが口から漏れる。
「ふふっ……それに?」
そんな風に促され、先と同じ気持ちでどれだけ感動したのかを伝えることなどできようか。
柚春は喜び、照れ、必死になって――羞恥に染まった後で拗ねるように唇を尖らせた。
「そんなに笑うワットには、教えてあげない」
「ごめん。でもサプライズは成功したみたいだね?」
「当たり前だよ! ……あ、もうすぐ天辺だ」
1周15分の空の旅。少しお喋りしていれば、あっという間だ。
天辺周辺の間だけは、他のゴンドラからも見られない。ならばと柚春はウォルターとぴったり寄り添うように座り、じぃっと期待するように彼の瞳を覗き込む。
(いつまでも大好き。ワットと一緒にいられて幸せだよ)
彼に渡したイースターエッグの中に入れた、小さな手紙。
それをウォルターが見るかはわからないので、同じ思いを乗せてそっと唇を寄せる。
まだ『予約』の段階では早いだろうかという気持ちがせめぎ合い、少し背を伸ばして――。
「……1年だけ、待っててね」
そう耳元で囁いて、キスを贈った。ウォルターは少し驚いたような顔をしてから、強く柚春を抱きしめる。
「予約されてることを、忘れないでよぉ?」
同じように耳元で囁き返し、キスを贈る。その感触と水音に、色っぽい声音が一瞬響いたような気がしたのは……全力で、気のせいだと思うことにし、ウォルターは腰を抱いていた手を離して、手を握り直した。
「折角、可愛らしいゴンドラに乗ってるんだ。写真でも撮るかい?」
「そ、そうだね! メアリさんにも見せたいしっ!」
幸せな2人の距離感が、もっと近づくにはあと1年――。ゆっくり育めるのだと思うと、そう悪いことではないはず。
だって今は片思いじゃない。両思いな2人を繋いでくれる、ペアリングだって手に入れたのだから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月06日
参加申し込みの期限
2024年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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