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光風霽月
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「オレは大事なダチの代わりに、柚春を守りたいだけで……柚春は、妹じゃねーんだ」
人ですらない、ということまでは言えなかった。
そんな話を信じられるわけがないし、あらゆる意味で危険人物として柚春に警戒されることだけは避けたい。
「んー、でも柚春さんはお兄さんって慕ってるみたいだし、そこは心配しなくてもいいんじゃね?」
ざぁっと花々が揺れ、春の香りを纏った風が透破のフードを取り去ってしまう。その風に紛れるようにして、ふぅっと重苦しい息を吐ききると、透破は晴れやかな顔でフードを被り直した。
「だといいな」
今日は堂々と裏方に徹することが出来るのだ、こんなに幸いなことは滅多とない。いつまでもうじうじとしていては、折角の機会を失ってしまう。
「悪かったな、くだらない愚痴に付き合わせて」
「考え込んじまうことは誰にだってあるって! いつもの様子を見てるとさ、拒絶や嫌がられない限りそのままでいいんじゃねーの? しらねーけど」
楽観的に笑い飛ばす千里に、それもそうかと透破も笑う。
彼女に『拒絶や嫌がられない限り』とは言ったって、普通の兄弟であっても『構い過ぎればウザイ』と言うのだ。一体いつまで猶予があるのだろうかと考えると、こんな不可思議な存在であることが知れれば、すぐにでもそうなる日は来てしまうかもしれない。
(けどオレは……アイツとの約束を守りたい。これが自分の意思であってもなくても、柚春を幸せにするんだ)
どんな形であれ、柚春が幸せになる姿を見届けるまでは消えられない。透破は力強い意思を持って空を仰ぐ。
心からの覚悟を風が届けてくれるように。……遠くの友へ、伝わるようにと。
軽食を食べ終えた4人は、ゆったりとイングリッシュガーデンを散策していた。
入り口から花畑まで誘ってくれるローズトンネルは、外から見れば緑の葉が生い茂るだけのトンネルだが、近づけば涼やかな音色に歓迎される。
バラの見頃と言えば初夏と秋の品種が多く、まだ花が小さな蕾で見頃でないからだろう。代わりに等間隔で吊るされた、たくさんの愛らしい形の風鈴。それから格子枠を埋めるように飾られた、カラフルなかざぐるまがトンネルを彩り、風に吹かれて歌い踊っていた。
「正しく童話の中みたいだな」
見頃でない花と組み合わせて、トンネルにするなんて。バラとは違う見応えがあって圧倒されるラッセルは、こういう発想は芸術を嗜むものとして参考にしたいと真剣に見つめていたのだが……何故か晴月に笑われた。
「ラッセル、今お絵かきしたいでしょ」
「えっ!? なんか声に出してたか?」
「赤ずきんは、おばーさんのお家に届け物があるから、狼さんはお絵かきしてていーよ!」
そう言って晴月は駆けだし、格子の裏に隠れつつラッセルの様子を窺っては、ニコニコと笑顔でかざぐるまが一斉に回る様子も眺め。また次の格子へと駆け出すと、今度は計画表を取り出して何かを確認している。
「こぉら! 迷子になったらどーすんだ、大体……」
「ラッセル、ラッセル!」
人差し指を唇に当て、晴月は静かにしてこちらに来るようにとラッセルを格子裏へと呼びつけた。かくれんぼにしては拙い隠れ方だなと思いつつラッセルが従うと、コソコソと晴月は耳打ちをする。
「あのね、これだけあったら柚春さんの不安、吹き飛ばせないかな?」
「不安? カプギアなら、あの兄さんが持ってるって言ってただろ」
「それじゃなくて……」
――今の僕らはね……結婚どころか恋人になれないんだ。
格子の隙間から、そっと柚春達の様子を窺う晴月は悲しげだ。一体、あの2人に何があるのかとラッセルが心配になったとき、晴月はふるふると頭を振った。
「やっぱり、女同士の秘密にする。だからねラッセル……私、おばーさんのお家に行ってくる」
「だからどこだよ、婆さんの家って!」
きゃあきゃあ逃げる赤ずきんと、ガオガオ追いかける狼の図は、童話の中とは少し違う風景かもしれない。それに、この狼は律儀だ。
「そっちはゆっくり楽しんでくれよ!」
寝子島では不安があっても、ここでなら不安などあるはずもない――そう信じて、柚春達を2人きりにするのだった。
追いかけっこをしていたラッセル達がローズトンネルを抜けると、かざぐるまの花畑が広がっていた。
小道に沿って、適度に手入れされた花々の間に飾られたかざぐるまは、春風を受けて気持ちよさそうに回っている。
「そういや、晴月はないのか? 吹き飛ばしたい不安とか、嫌なこととか」
今日は『悪いことを吹き飛ばそう!』というお祭りだ。柚春の不安を気にするくらいだから、こういう験担ぎのようなことは嫌いでないのだろう。
「ん~……ないかな。だって、ラッセルが吹き飛ばしてくれたから!」
そよ風の中で笑う晴月は、どこか遠慮しているようにも見える。いつもなら遠慮無く言葉にする彼女も、不安を吐露するのには抵抗があるのだろうか。
「俺はある。だから、次に強い風が吹いたら聞いてくれないか?」
「うん! 遠くまで飛んでっちゃうように、私も一緒にお願いしてあげるね」
それまではのんびり、花畑を見て回る――誰が見ているとも、知らないで。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月16日
参加申し込みの期限
2024年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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