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光風霽月
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そうして帰路についた一行は――ピンチを迎えていた。
都内の帰宅ラッシュに巻き込まれたラッセルたちは、ぎゅうぎゅう詰めの電車内で悪戦苦闘している。
行きは朝早かったことと空いてる駅から乗れたこともあり、ラッシュに巻き込まれた時間は短かったのだが、帰りは都心からの出発。2、3本見送らねば乗れないこともあったし、乗れても押しつぶされそうな晴月を守らねばならぬしで、ラッセルの緊張は計り知れない。
なぜなら、猫電の終電に間に合うのか、晴月に不埒な真似をする者がいないかと目を光らすのと同時に、自分の理性と戦っているからである。
あろうことか晴月は、大人しく抱かれて守られる形ではなく、倒れないようにとしっかりラッセルを抱き返してきた。つまり、当たっているのだ。
胸が
。慎ましやかでも柔らかさを感じる
胸が
。
そりゃあ守るのは役得だし、どうどうと触れられるチャンスだとはラッセルも思っていた。決して下心なんて全く無かったとは言わない。だからってこれは、想像の遙か上を越えていた。
『お急ぎの所、失礼致します。前方を走る電車内で、急病のお客様がいらっしゃったため、この列車は次の横浜駅で一時運転の見合わせを行います』
「うえぇ!? マジかよ!」
この体勢で、あと何分耐えられるだろう。いや、それよりも晴月を無事に寝子島まで送り届けることが出来るだろうか。あまり長時間離れると、体調を崩すとかでなければ良いのだが。
「ねーねー。電車、動かなくなっちゃうの?」
「一時的にな。いつ動くかもわかんねーし、暫く窮屈な思いをさせるけど――」
――
「このまま帰れないくらいなら、どこか泊まっちゃう?」
そう言われて焦っているのは、ラッセルだけではなかった。
事故による渋滞に巻き込まれてしまったウォルターも、同じ事を柚春から提案されていたからだ。
「ナビによると事故現場までまだあるし、そこに降り口もあるみたいだし……ワットも疲れるでしょ?」
「いや、まあ、いつ動くかと気も抜けないけどさぁ」
彼女を外泊させてしまったことがあるとは言え、今回は絶対に帰れないと決まったわけではない。それを諦めて「それじゃあ」なんて、早々に判断できることでもなかった。
しかし、降り口へ向かってハンドルを切るなら今がチャンスでもある。なんなら、時間がかかっても下の道で行けば早く帰れる可能性だってある。けれど降りたが最後、柚春の誘惑に抗えないかもしれない。
「ここからの帰り道ならずっと都心を走るから、宿泊施設もあると思うんだけど」
「そうだろうけど……」
ここで待っていても、いつ帰れるかもわからない。だから下の道で帰るのだという信念を持って、ウォルターは左にウインカーを出した。
まずはコンビニかどこかの駐車場を借りて一休みをし、それからルート検索をし直して。導き出された帰宅時間を参考に、その時間に帰るのと泊まりとどちらがマシかを一考する時間が欲しい。
そんな彼の苦悩は、柚春に露ほど伝わってないのだろう。ドリンクホルダーに座るворは、ヤレヤレと呆れたように首を傾け、ウォルターの理性を信じるように鈍色の瞳を細めた。
1人身軽に帰路についた千里はと言うと、途中の小休憩で高速道路の事故を知り、柚春達は大丈夫かなと心配する傍ら、ラッセル達は無事に帰れているのだろうかと列車の運行状況を見る。
「あっちゃー……」
どちらも身動きが取れず、深夜の帰宅は確定的。ラッセルとウォルターは意地でも今夜中に送り届けようとするだろうが、果たして晴月と柚春はどう出るだろうか。
「案外、理性が試される展開になってたりしてな!」
そこまでグイグイはこないかと笑いつつ、ラッセルを揶揄うネタが増えたのは間違いない。千里はにやにやとした笑みを堪えきれず、下世話にならない程度に揶揄える言葉選びを今から模索する。
そして休憩を終えてバイクに跨がろうとしたその時、千里は巡回していた警察官に呼び止められた。
「それは、君のバイクかい? 随分若いようだけど……免許証は出せるかな」
背の低さと可愛らしい顔立ちのせいで、勘違いをされたのだろう。少々ムッとしながらも提示すると、警察官は謝罪して真っ直ぐ帰宅するようにと告げ去って行った。
「ったく……あっちは事故で、こっちは補導されかけかよ。透破さんは、無事に帰れてるのかな」
ヘルメットを被り直し、変なのに巻き込まれてなければいいなと思う千里の願いは届かない。
何故なら彼は今、泊まるか泊まらないかの攻防戦という名のイチャつきを見せられて閉口しているのだから。
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あとがき
担当マスター:
浅野 悠希
ファンレターはマスターページから!
この度はリクエスト頂きありがとうございました、浅野です。
そして、家庭の事情等々があったとはいえ、大幅に公開が遅れましたことをお詫び申し上げます。
私にしては大人数のご依頼を頂き、どうまとめようかと思いましたが、少しでもお楽しみ頂けたでしょうか?
貴重な
『ねこぴょん前』
のシナリオとなるので、色々と参照にしながら執筆をしました。
いつもこの時間がとても楽しく、ついつい「必要な資料なので」と言い訳して読みふけってしまいます……。
今回の舞台は、実際にある施設をミックスしてのご案内でした。
ぜひ、ピンときた際には遊びに行ってみてくださいね!
次に担当するのは『ねこぴょん後』のオーバータイム!な時間軸となります。
この日を境にどんな未来を選ばれたのか、拝見できる日を楽しみにしています。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月16日
参加申し込みの期限
2024年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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