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光風霽月
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透破が戻ってくるのを見て、千里がにこやかに手を振っている。
基本的には柚春以外のことには人にも物にも興味をあまり示さない透破だが、軽く手を振り返す程度には打ち解けたようだ。
「気がかりなことは、解決しました?」
「目的のほうはな。別のが増えちまったケド」
軽口のように言ってみせるけど、本当は困惑している。今日はただ、いつものように柚春に連れられて、毎度のごとく仲の良い2人に目を光らせていれば良いと思っていた。
(まさか、オレがворだって……気付いてんのか? だったらなんで、デートなんかに)
だっておかしいじゃないか。いくらWデートだからって、そこに関係の無い第三者はいらないだろう。
何かとворに話しかけてくる柚春は、今日を楽しみにしていた。県外へ行くなら知り合いにも会わないよねとウォルターに期待していることも知っているし、彼女の理想のデートが出来るよう協力しようとさえ思っていた。しかしそれは、いつものようにворとして睨みをきかせ、落ちたフリをして蹴りをお見舞いする程度のことで……彼女に正体を気取られ何かを告げられる覚悟など、今はまだ。
「なんか、深刻な感じです?」
押し黙ってしまった透破を見て、千里は心配そうに声をかける。お互いに、表情で考えが分かるほどの仲でもない。何より彼を『お兄さん』と今まで通り呼んで良いものかも迷っている千里には、気軽に相談や愚痴を聞くなどと言えないでいた。
「いや、なんつーか……」
ちらりと柚春の様子を窺って、透破は自分がどうあるべきか考える。柚春の幸せだけを願って、大切な友人の代わりに守ってやりたくて……その先を、考えていなかった。
まだ学生のうちはとヘタレたことをぬかしたウォルターのことは許していないが、柚春への気持ちも覚悟も見聞きしている。何より柚春があれだけ惚れ込んでいるのだ。学生でなくなった暁には、誠意と覚悟を見せて貰わないと、闇討ちだってしかねない。
(それまでは……いや、ただの玩具のままでも……って、そうまでして側に居たいのも女々しいか?)
カプギアでも人間でもない。ただ夢で揶揄えるだけで十分だったのに、関わりすぎてしまった。
「……オレみたいなヤツがいると、柚春は幸せになれねーのかな」
小さな声音の全てを拾えなかったのか、透破の自嘲する姿を見て千里は僅かに戸惑いの色を浮かべている。親友を見守りたいと、デート先に世話を焼きに来るようなタイプの男だ、相談には乗りたいがどう答えるべきなのか、真剣に考えているのだろう。
「そんなマジに考えんなよ。ただ『心配性な兄』はウゼーもんかなってだけだよ」
くだらないことのように軽く吐き捨てた。
玩具にもなりきれなくて、兄にもなれない自分は『柚春を幸せにするまで守る』ためだけに存在している。どうせ存在自体があやふやなのだ、達成できるかもわからないし彼女自体が迷惑だと言う日が来るかもしれない。
「弟目線で言わせてもらうと、構い過ぎるのもウザイかな」
「そっか、あんたには兄がいるんだな。……説得力のある言葉だ」
もし彼女にそう言われたとき、どうするのだろう。それでも友との約束を守って陰ながら支えるのか、姿を消してしまうのか。今の幸せを甘受しすぎて、そんな未来など考えてもみなかった。
乾いた笑いを浮かべる透破に対し、もう少し言葉を選ぼうかと考えていた千里は、構わずに自分の言葉で届けようと続ける。
「オレに妹はいねぇけど、兄貴はライバルでありダチなんだ。兄貴に負けたくなくて、医者の道も夢もかなえてやるって動機にもなってるし……いい刺激は貰ってると思う」
けど、と区切って千里は帽子のつばを上げた。しっかりと透破を見据えようとするものだから、思わず透破もフードを少し上げて彼と向き合う。そこには真面目な顔の千里がいて「軽く吐き捨てた言葉に返事する顔かよ」なんて茶化さなければ、逃げようとしたことに恥ずかしくなってしまいそうだ。
「弟としては、もっと対等に扱ってほしいっつーか……『弟だから』って理不尽な要求はされたくないし、守られてばかりも悔しいし。オレはちゃんと『海道千里』って男なんだって認めてほしいかな」
その言葉に、透破は何も言い返せなかった。今まで柚春の意思を尊重していると思って動いてきたけれど、本当は違ったのかもしれない。自分で道を開きたいのに切っ掛けを与えられ、掴み取りたい物を掴みやすくするように準備されて。ある種の主従関係のようで、何でも話せる友達のようでもあったとは思うけれど、それは独りよがりだったのだろうか。
「対等に……なりたい、って思ってたのはオレかもしれねぇな」
自分を作る全てが『自分では無い』ということは、透破が1番わかっている。理想と想いを託されるように生み出された存在である限り、この感情も思考も何もかもが作り物。
だから、わかっているのだ――決して彼女と対等になど、なれないと。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月16日
参加申し込みの期限
2024年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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