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光風霽月
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ローズトンネルの中に取り残された柚春とウォルターはと言えば、顔を見合わせて笑い合った。
「気を遣われちゃった、かな?」
「さぁてねぇ。あっちが2人きりになりたかっただけかもしれないよぉ?」
そんな時間も必要だろうと笑うウォルターに寄り添って、柚春は頭上の風鈴を眺めた。ガラスに春らしいイラストを描いたものや、陶器で作られたアニマル型など、形も素材も様々で見ていて飽きない。
「ワットは?」
視線は風鈴から逸らさず、さも期待してますと聞こえないように声を抑えて。別に、まだ毒林檎の一件で機嫌を損ねているわけではないのだが、揶揄わずに彼の本心を教えて欲しかった。
言葉でなくたっていい、アイコンタクトだけでもいい。柚春から先に言えば「ありがとう」と言ってくれるだろうけど、そうではなくて。
「……ほら、ここの風は悪いこと吹き飛ばすって言うからさ。ワットは何か吹き飛ばしたいこと、あるのかなって思って。今なら僕しか聞いてないし」
彼の意思で気持ちを示して欲しいとは思っても、やはり困らせてしまったかもしれない。そう思って柚春は笑顔で話題を切り替えたのに、ウォルターはしっかりと柚春を抱きしめた。
駆け足になる心音は2人分。リズムが溶け合う頃には、彼が何を言いたいのか柚春にも分かる気がして、感謝の気持ちを込めて抱き返す。
――Everything's going to be all right!
のんびりと庭園を散歩していたラッセルと晴月は、小道を右に進むか真っ直ぐ進むかと相談していた。
なぜならこの曲がり角には、花の中にもすっぽり収まりそうな少女の銅像がこちらを窺うように立っていたから。どの順番で歩けば物語通りとなるか、そもそも色々な生き物に出逢う順番はと話していると、晴月がパッと空へ顔を上げる。寝子島を離れて力を失っていても、第六感が働いたのかもしれない。
「……来るよっ!」
ラッセルに吹き飛ばしたいお願い事があるというのなら、とても強い風でないと。そう思った晴月は、直感を信じて彼に合図を送った。晴月が言うが早いか、周囲の木々がざわめく音が聞こえ始め、ラッセルはこの機を逃すものかと願いを風に乗せる。
「晴月と、どんな形でも一緒にいれますように」
ざぁっと吹き荒れる風に、晴月の赤いフードが脱げて髪が舞う。キラキラとなびくエメラルドグリーンは、メルヘンな風景と合わさって童話の中から飛び出してきたようだった。
「それがラッセルの吹き飛ばしたいこと?」
「あっ! 誤解すんなよ? 晴月と一緒に居たいから、その懸念事項なんて吹っ飛べってことだからな」
言い方が悪かったかと焦るラッセルを余所に、晴月は考える。彼は一緒に居ることを願ってくれている。勿論晴月だって同じ気持ちだ。
「どんな形でもいいの?」
「……風の精に会えたことは奇跡だから。そんで人のことしってくれて、俺と両想いになってくれて今こうしていてくれて……他に何を望むもんがあるんだよ」
彼の眼差しは真剣だけれど、頬は少し赤い。思われている幸せと未来を願ってくれる誠実さに――晴月は今まで通り素直に喜べず、作り笑いとバレないように微笑むのが精一杯だった。
「そっか、ラッセルはそう思ってくれてるんだね」
ありがとうって胸に飛び込んで彼と一緒に喜び合いたい『いつものじぶん』と、過剰に期待させてはいけないと警鐘を鳴らす『むずかしいじぶん』が心の内で対立している。
でも今回ばかりは、晴月はモヤモヤに振り回されない。自分自身のこともわからないのに、その先に何があるのか考えられないのに、彼の誠実さを軽んじてしまうような答えは失礼だと思ったから。
「なんだ? 晴月は違うのか?」
「ラッセルに会えて嬉しいのは本当だし、大好きなのも本当だよ? でも……まだわからないことも、うまく言えないこともあるから」
嬉しいって、大好きってキスでもできれば、どれだけ良かっただろう。
普通の人間の女の子だったなら、どれほど良かっただろう。
そう悩む晴月の顔を見て、ラッセルは彼女なりに話せない悩みがあるのだろうと察した。
「ん。別に晴月のことを焦らせようってわけじゃないから、のんびり構えてるさ」
一緒にいると言ったって、色々ある。同棲するだけが全てじゃないし、精霊が人間のように暮らすには大きく生活環境もかわるのだ、お試しでたまに泊まりに来たり……なんてところから始めてみるのも悪くないかもしれない。
「本当にのんびりかなぁ? 狼さんの言うことだからな~」
「狼男のいうことは信じられねーか? だったら信じるまで言い続けて、表現してやっからな!」
満面の笑みでキスをする。そよそよと春風に吹かれる中で、背丈の高い花々に隠れるようにして。
「だからさ、俺と一緒にこれからもいて下さい」
先程とは違い、重苦しくならないように笑って言うものだから、晴月も少し気が和らいだようだ。
ゆるっと「ゆっくりって言ったばかりなのに」と苦笑して、ラッセルの口元をつついた。
「狼さんのお口だもんな~? ……でも、言い続けてくれるんだよね?」
まるで、同棲の話を切り出したときのように、嬉しそうなのにもったいぶる態度を見せる晴月だけれど、それにめげるラッセルでもなく。
「おう、バリエーションだって磨いてやるから覚悟してろよ!」
なんて、やる気を見せるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月16日
参加申し込みの期限
2024年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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