this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
フラグメントはランダムに・通
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
【思い出の空】
『──皆さま、本日はNJA、ロサンゼルス国際空港行き、2828便をご利用いただきまことにありがとうございます。飛行時間は約10時間を予定しております。現地の天候は晴れ、気温は27度でございます。ロサンゼルスまでの空の旅を、皆さまどうぞ、ごゆっくりとお楽しみください──』
窓の外には雲の海、澄み切った青空がどこまでも広がります。ごとごと、足もとから座席を揺らす震動にももはや慣れ、今では眠りをさそう心地よさってなものです。
「イヤー。今日もいい天気だなあ」
これで海外遠征も何度目でしょうか。さしもの
志波 武道
もかつては、離陸の瞬間には緊張と不安を隠せなかったものですけれど。
座席に備え付けのイヤホンを耳にかけ、さっそく機内ラジオを聞きながらにふたたび青空へと目をやれば、ふとよみがえってくる思い出たち。
「懐かしいなあ。あれからもう10年か……」
いまだまぶたの裏にちらつく、輝かしい日々。母校、寝子島高校で繰り広げられたいくつものドタバタ、青春の日々。たくさんの、かけがえのない仲間たちの色褪せない笑顔。
武道はやわらかく笑みをうかべ、自然と胸に浮かび上がる記憶たちをたどります。まだ高校生の少年だった、あの頃の思い出を。
「志波先輩! お願いしますよー!」
「生徒会長、次は俺たちの番ですよね?」
「志波くん~、約束忘れないでね! 志波くんの力が必要なのっ」
「HAHAHA! わかった、わかったYO☆ 俺にできることならなんでもしてやるって!」
生徒会としての仕事にももちろん誠心誠意、一生懸命に取り組みつつ。学校のためにできることを、と考えた武道の青春をいろどったもの……それは、スポーツでした。
「会長、また助っ人お願いしていいか? 次の試合、ぜってー負けられねーんだよ!」
多種多様な競技にヘルプとして駆りだされることは、大変ではありましたけれど、武道にとっては大切な学校生活をすばらしいものにするための努力のひとつであり、大切な仲間たちのために自分が最大限にできることを、と考え抜いた結果でもありました。頼られることは嬉しかったし、それによってみんなの青春がまばゆく輝かしいものになるのなら、身を削ってまでもがんばる価値がある。そう考えたのです。
まあちょっぴり頑張りすぎて体調崩したり、上手くいかなくてヘコんだり、なんてこともときにはありましたけれど。
「会長!」
「志波くん~!」
「生徒会長!」
そんなふうに名前を呼ぶ声のあたたかさや、スポーツで彼らと共感する感動があれば、武道はいくらだってがんばることができたのです。
もっとも当時、そうして経験したスポーツのひとつに自身の可能性を感じ、やがてプロ選手になろうなどとは、思いもよらないことでしたけれど。
「会長、次は俺んとこの助っ人な!」
「おっけー、まーかして☆ えーっと、君んとこは何部だっけ。バトル茶道部?」
「いや、俺はフィギュアスケートフルマラソン部」
「あ、そうそうそーだった」
本当に、さまざまな競技へチャレンジしたものです。42.195kmにおよぶ巨大スケートリンクを舞台に、速さと持久力、美しさを競うフィギュアスケートフルマラソンはことに過酷で、武道にへこたれない忍耐力や体力、観客を飽きさせず魅せるスポーツマンシップをもたらしました。
「うおおお、出たぜ会長の十八番、120メートルトリプルアクセルだ!!」
バトル茶道では勝つための飽くなき闘争心や、駆け引きの巧みさを身につけさせてくれました。
「とおーっ、茶杓十本投げ!」
「で、出るぞ、会長の必殺コンボ……!」
「袱紗縛り! 茶筅十字斬り! トドメだ、茶釜三段返し~~~っ!!」
客席から届く歓声と拍手には、大いに昂揚したものです。
「やったZE! で、次はなんの競技だっけ」
「次はあたしたちのトランポリンバスケ部の助っ人を!」
「いやいや、俺たちの水中レスリング部にぜひ!」
「ちょっと待った! 僕たちスポーツクライミング文芸部が予約済みです!」
「HAHA、大丈夫! どんなスポーツでも、どんな部活でも、俺にできることはさせてもらうよ。青春、がんばろーZE!」
「「「か、会長~~~!!」」」
どれもこれもが、大切な思い出。大切な仲間たちと全力で駆け抜けた、忘れられない青春のきらめきでした。
そして、今。
割れんばかりの大歓声のなか、武道が挑む大一番。学生時代に培ったすべての、そしてプロとしての集大成。
『スカイスイミング選手権世界大会、その決勝がいよいよ、ここロサンゼルスで始まろうとしております。注目はやはり日本代表、タケミチ・シバ選手! 破竹の快進撃を続ける空のサムライ、前人未到の五連覇達成なるか!?』
空は快晴。風速13.2m/s。ヘリコプターのドアが開放されると吹き込む風が武道やライバルたちの髪をぱたぱたとはためかせ、その冷たさにいよいよ身が引き締まります。
「Hey,TAKE!」
「おっ、アメリカ代表のマイク。どーしたの?」
ここまでに幾度も死闘を繰り広げてきた巨漢のライバルは、白い歯を見せてニヤリと笑って、
「今日コソ、負ケナイゾ!」
「ふふふ、そーはいかないZE! 俺だって負けないもんねー。正々堂々、いい勝負にしような!」
「Off course!」
世界へ挑み続ける武道は、新たなステージへ。
『スカイスイム自由形決勝、間もなくスタート! 見どころはやはり志波選手が滑空時に見せる空中クロールでしょうか』
『そうですね、彼のクロールは雲の尾を引くほどの速さですから、他の追随を許しません。でも志波選手は着地も美しいですよ! 今回はまだ誰も成功したことのない、500メートルからのランディングに挑戦するということで、成功すれば優勝は確実といったところでしょう』
『楽しみですね。おっと、そろそろ競技開始の模様です!』
上空5000メートル。どこまでも澄んだブルーとたなびく白雲を見つめて、武道は感慨深く思います。
「いろいろあったけど。俺、ここまで来たんだなあ……」
すべてがこの道へと続いていたのでしょう。懐かしの寝子島高校の校門から、海を隔てても空を隔てても、この瞬間へと。
思い出を胸に、武道は、
「On your marks! get set,GO!!」
空へ!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
フラグメントはランダムに・通
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月18日
参加申し込みの期限
2024年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!