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【集結<アッセンブル>】
佐藤 英二
は疑っています。むむむっと彼女の勇姿を見つめ、振り払えない疑問と胸中にて格闘しておりました。
「ふはははは、もはやここまでのようだなシュンスケマン! 今日こそ決着をつけてやるぜ!」
「不意打ちとは卑怯だぞ、コックローチマン! くっ、正義のヒーローがヴィランに負けるわけにはいかない……!」
追いつめられるシュンスケマン、黒光りする甲殻をまといカサカサと迫るコックローチマン。ヒーローとヴィランの戦いなんて寝子島では日常茶飯事で、ときにヒーローが怪人や怪獣を圧倒してみせたり、逆にちょっぴりピンチになったり。逆転して敵をやっつけたり。そんなシーンは英二だって何度も見てきました。寝子島はヒーローによって守られている、そう思えば日々の暮らしの不安もいくらかやわらぐというものです。
今日もまたヒーローはヴィランをやっつけて、劇的大逆転をかまして、英二や島の人々をばっちり守ってくれることでしょう。
「コックローチカッター! コックローチミサイル! コックローチブラックビイイイム!!」
「ぐわあああっ、このままでは寝子島が、世界の平和が……!」
「そこまでだーーーッ!!」
けれど英二はどうしても、疑問です。疑ってしまうのです。
「Oh! イエス! ラッカミガール参上!! イエス!! オウイエエエエッス!!」
シュンスケマンと並ぶ寝子島二大ヒーローの一角、かのラッカミガールの正体が実は、想い寄せる
野々 ののこ
なのではなかろうか? と。
「あれーどうしたの英二くん? なんかおつかれ? 寝不足?」
「あ、えっと……うん、そんな感じ。おはよう野々さん」
「あ、おはよーって言うの忘れてたよ、にしし。おはよーっ、英二くん!」
今日もいつものシーサイドタウン。声をかけられ英二が振り返ると、いつもの笑顔がありました。今日も元気いっぱいで明るくて、誰とでも仲良くなれて、ちょっとエキセントリックな、けれどイマドキの高校生。
「じゃっ、デートいこうよデート♪ こういうの、デートっていうんだよね? にっしっし」
「あはは……そ、そうかな? そうかも」
今はまだお友だち、けれどいつかは……という気持ちもありつつ、この絶妙な距離感が気に入ってもいます。
キャットロードのクレープ屋さんでクレープ食べて、お昼は牛丼食べて、ニャレッジヴァンガードをのぞいてからゲーセンでクレーンゲームを遊んで。3時のおやつにタイヤキも!
「僕のはカスタード味。野々さんは?」
「つぶあん~。どっちも美味しいよね、あっそれじゃあはんぶんこしよっか? ……はっ」
「うん、そうしようか。あれっ、野々さん、どうしたの?」
気がつけば空はくもり、今にも降りだしそう。厚い雲の向こうにはごろごろと雷が光り始めておりました。さっきまで、あんなにいい天気だったのに。
それを見上げてののこは不意に、マジメ顔。
「ごめん、英二くん……ちょっと用事ができちゃったみたい」
「えっ? それって」
「デート楽しかったよ。またね!」
「ああっ、野々さん!?」
どぎゅんとすごい速さで走り去ってゆくののこは、予感したのでしょうか? なにかが起こる前兆を……たとえば悪の出現を察知する、まるでヒーローのように?
英二ははっとして、ふたたび空を見上げます。厚く垂れこめた雲の向こうに、重くきしむような音が響きます。そこに巨大ななにかが隠れているかのように。今にも姿をあらわさんとする悪の存在を、英二もまたそこに感じとりました。
「……こうしちゃいられない!」
英二もまた、駆け出します。この寝子島で、彼にもやるべきことがあるのです。
……ところかわって、ここは深海。そう、深い深い海の底。水圧がどかんと押し寄せて、むちゃくちゃ寒くって、フツーの人間にはとてもとても生きていけないような、ハードで過酷な空間です。
暗くてなんにも見えない、けれどそこかしこに生きものの存在を感じるこの場所に、王国がありました。ええ王国です、女王さまのおさめるそれはそれは美しい国です。
「うーん、これはいけませんね!」
海底王国コハーギの女王さまはその日、ちょいと悩んでおりました。
「せっかくのハロウィンなのに、小萩がかわいすぎてぜんぜん怖くなりません。困りましたねー」
本条 小萩
は海の支配者。あらゆるお魚たちを従え、あらゆる海流を己のものとする、海底王国の女王でありました。
深海にして光あふれる海底王国は本日、ハロウィンで大盛り上がり。寝子島へコッソリ留学中、女王小萩が海底へと持ち込んだお祭りでして、国民は魚たちも人魚もみーんな大はしゃぎ。おばけの扮装をして家々をめぐり、トリックオアトリート! トリックオアトリート!
「女王さま、ハッピーハロウィン~!」
「小萩女王、今日はよきハロウィーンで」
「女王さま~トリックオアトリート~!」
道を泳げば人魚たちが次々に声をかけてくれますし、小魚は小萩のまわりを楽しそうに舞いおどり、海亀は女王をたたえる歌を、大ザメ小ザメのカップルは軽やかなダンスを小萩へと捧げました。
誰にでも愛される真の海底の女王、小萩。
「国民はみな、幸せそうですね。小萩は特になにもしていないのに、小萩がすごすぎて、国ができてしまったのです。とどまることを知らない小萩のすごさとかわいさが恐ろしいです……むむっ?」
しかして、その正体は?
ずごごごごん!!
「この震動は……寝子島でなにがが起きているのでしょうか?」
言うが早いか、小萩はオトモのサメの背に乗り海底王国をしゅぱんと飛び出して、深い海を一気に浮上します。
この海は寝子島の海。どちらもつながりあって世界を形作る、自然のありかたのひとつです。だから、寝子島のピンチは海のピンチ。海のピンチは、海底王国のピンチ! というわけで、海上へざばーっ!
「海も寝子島も、小萩が守ります。なぜなら、小萩にはそれができるので!」
海底王国の女王、またの名をアクアガール! 寝子島の海を守る、小萩はヒーローでありました。
寝子ヶ浜海岸へ上陸すると、天から降りそそぐ隕石……いいえ、これは攻撃です。雲を切りさき現れた宇宙戦艦が放つ砲撃です! こたびに寝子島をおびやかす悪の脅威は、宇宙人の襲来であったようです。
「不埒な宇宙人め、寝子島の平和は僕が守、ぐああーっ!」
宇宙人の操る巨大メカの強烈パンチに、宙を舞うシュンスケマン。寝子島のヒーロー代表、頼りになるやらならないやら。
「うぐぐ、このままでは寝子島が……!」
「大丈夫。小萩に、いいえアクアガールにおまかせです!」
アクアガールの能力は、海のすべてを操ること。寝子ヶ浜から立ち昇る水流は意志を持つかのようにうねり、宇宙人のメカも着陸した宇宙船も、シュンスケマンもまとめてざばばーっ!
「どわ~~~っ」
と押し流し、アクアガールは水流に乗って寝子島の中央へ。
海の底の王国には平和を愛し、女王の帰りを待つ国民たちがいます。今ごろは楽しいハロウィンも一時中断、地上の騒ぎがいずれ海底へもおよぶのではないかとおびえていることでしょう。
「そうはさせません! 小萩がこの世にあるかぎり、島も海も傷つけさせはしません……はっ!」
そこで小萩は、いえアクアガールははっ! と気づきました。
「ふつうのヒーローは、地上を救うだけ。小萩は海も地上も、なんなら水流に乗って空にだっていけちゃいます。もしかして小萩は、世界最強のヒーローなのでは?」
水流は敵のすべてを薙ぎ倒し、そのなかを自在に泳ぐサメたちも次々に宇宙人へと襲いかかり、反撃も許さず。もはや敵ナシ!
「むむむっ」
と、その時。ずごごごご……ぐおおおおっと雲のなかから現れたのは、宇宙人の巨大戦艦、その母艦です。次々に飛び立つ小型宇宙戦闘艇、乱れ飛ぶビームにミサイル。街の人々の悲鳴が耳に届いて、小萩は眉をつりあげました。
「小萩が来たからにはこれ以上、誰も傷つけさせはしません! なぜなら小萩は、最強のヒーローなので!」
どっぱーん! 天を目指して立ち昇る水流がアクアガールを宙へと運び、敵母艦目指して一直線!
「うわーっ、敵が多すぎるよー!」
苦戦を強いられるラッカミガール。寝子島を代表するヒーローのひとりですけれど、さすがにこれは多勢に無勢です。四方八方囲まれて、もはや退路はありません。
きりり、ラッカミガールは前を見据えます。
「こうなったら、敵のボスをやっつけるしかない! イエエエエスッ! レッツゴーラッカミガール! オウイエーッ」
BAHYUUUUN!! と飛び出したラッカミガールは、母艦目がけて突撃! 戦闘艇の群れを蹴散らしながら突き進みます。
併走する水流にはアクアガール、海パワーで強力なお魚をけしかけたり、水の球やら槍やらを飛ばして戦闘艇を落としていきます。
「なかなかやりますね、ラッカミガール! でも小萩には敵いませんよ、なぜなら小萩はすごいので! あ、いえ、アクアガールですけど!」
「すごいねえ小萩ちゃん! よーし私も負けてられないぞー、ばっひゅーーーん……あっ」
どっかん、ミサイル爆発! ラッカミガールは衝撃に吹き飛ばされて、空中でキリモミ回転。
「わわわ、目が回るー!?」
「……野々さ、ラッカミガール! 今助けるよ!」
がっしとラッカミガールを受け止めた、もうひとりのヒーロー。シュンスケマン? いいえ、あんな頼りないヤツではなくて「ちょっ、ひどいな?!」、寝子島に誕生した新たなるヒーロー!
「あれっ、あなたは誰?」
「えーっと、僕は英……え、エイジマン? かな?」
「おーっ、かっこいい! ありがとうエイジマン!」
SFチックな鋼鉄の鎧に身を包み、炎を噴射して空を飛ぶ、その名はエイジマン! 彼はラッカミガールが苦戦してしまうようなこんな局面に備えて、その天才的な頭脳と特撮映画で得た知識を駆使して、最新のヒーローアーマーを開発していたのでした。
もちろん、その正体はヒミツです。
並び立つ三大ヒーロー、おっとシュンスケマンもよろよろしつつ合流し、寝子島四大ヒーローがここに集結<アッセンブル>!!
「野々さ……ラッカミガールは僕が守るよ。もちろん寝子島もね」
「頼りになるねえ、エイジマン♪」
「小萩じゃなかったアクアガールはすごいのでひとりでもなんとかなりそうですけど、仲間とともに立ち向かう姿もかっこいいですしね。あとで『スーパーレジェンド伝説ko-ha-gy』に描き加えるためにも、ここは協力しましょう!」
「了解だよ。狙いは敵母艦、いくぞ! シュンスケジャンプキーーーック!!」
ずごごんどかん、ずどばばばん!! 激化する戦いへためらいなく飛びこんでゆくヒーローたち。燃える正義の心と必殺ワザで寝子島を、地球の平和を守り抜け!
To Be Continued……続きはラッカミ・シネマティック・ユニバース第二弾、『ナメンニャーズ/エイジ・オブ・目がとろん』をお楽しみに。
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3人まで
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オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月18日
参加申し込みの期限
2024年09月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月25日 11時00分
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