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ヒゲ猫ペンシルと、魔法商店街の無邪気な子どもたち
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【EDGE DRIVE 2088(1)】
ビデオゲーム? デジタルゲーム? そういったものに明るいわけではないのだ。そもそも霊界の時の流れにおいて、電気製品の類やそれにまつわるあやかしが現れはじめたのも近年のことだから、きっとふれたことのある者のほうが稀だろう。
とはいえそうも言っていられまい。遠大で冗長な霊界の時間感覚に流入する、若いあやかしも増えてきた。たとえば犬塚 ハウルや山田 エレキだ。彼らのような者たちを受け入れてゆくのも我が街の担う役割であるのだから。我らも常に柔軟であらねば……適応してゆかねばならないのだ。
そうして学んだ知識と照らし合わせて推測するならば、これはサイバーパンク世界を舞台としたオープンワールドアクションロールプレイングゲーム。というものであるらしい。やれやれ、舌を噛みそうだ。これを遊ぶネコジマの若者などは舌が二枚か三枚あるに違いない。
「うおーっ☆ こりゃスゴーイ!」
どうやら
志波 武道
もそのような、つまり熟達したプレイヤーであるのだな。
それにしてもなんときらびやかだろう。花緑青駅前へ出向けば霊界の進歩もいくらか感じられようが、眼前の光景とはくらべるまでもない。人々は天を衝くようなビル街に住まい、車は空を飛ぶ。なるほど、これが未来というものか。
「俺、サブクエ潰してからメイン進行したい派でっす! レベル上げて~アイテム集めて~」
「アンタはここに永住する気いなんか。全実績解除せんと気が済まんタイプか。んなことやっとったら、日暮れてまうで」
「う~ん、ゴモットモ」
言わずもがな山田も詳しいものだから、実に話が弾んでいる。確かに理解がおよばぬこともないがね、心許せる相手と感性を共有するよろこびはこれがなかなか、得がたいものだ。
「ええか、残念ながらサブクエやらアーカイブやら埋めてる時間は無いんや。最短経路でメインクエを攻略せな」
「そーだな。そんじゃ、動きやすい格好になっとこうカナ! インベントリ開いて装備変更☆」
「ノリノリやなしかし……」
志波は何やら専門用語を口にすると、幽霊桜の残滓の杖をひと振りする。
「エンディングまで、突っ走るZE!」
ほう、己が装いを"変質"させたか。郷に入っては郷に従えというし、それが活路を見い出すことにも繋がろうか。
「ほう。チートやな?」
「あ、やっぱりそーなる? マズイかな、ゲームにとってはすごく嫌なことだよな……」
「かまわんで、どんどんやったれ」
山田はどこか捨てばちに言った。
「ゲームのルールなんぞに合わせてやる必要はこれっぽっちもない。こんなもんはな……所詮まやかしやで」
「それってどういう……、!?」
その時だ。ロールプレイングゲーム、というものでは常にそうであるようだが、あらぬところから染み出るように敵対者が現れるのだ。
「おうおうおうおう!」
「オンドリャぁ、ナメとんかコラ!」
「いわすどコラ!」
「うわあ、いきなり戦闘~!?」
サイバーガジェットと防弾スーツで武装したテックヤクザどもの襲撃だ。身体の一部あるいは大部分を機械へ置き換え、未来的武器を手にすごむ様こそサイバーパンクというやつか。ネコジマにもいつかこのような輩が闊歩するのだろうな。いやはやまさしく、世も末だ。
テックカタナを手に飛びかかるヤクザへ、志波の"致命"魔法が迸る。山田直伝の電撃を、サイバー銃へ変質させた杖から放つ。郷に入っては、だな。
ひとりが吹き飛ぶもすぐさま次のヤクザが銃から光の弾丸を放った。機械に全身を補強された彼らは俊敏にして頑強だ。この身のこなしにエモノときたらまったく、あやかしも形無しだな。
「くっ。け、けっこー強いぞ!? 城山さん、ヒューバートさん、へるぷぷりーず!」
「ええ!」
同行する
城山 水樹
に
ヒュー・ヒューバート
、恋人たちも相応の装いへと己を変質させている。
「『Strum』って何度か遊んだけど、私、ゲームって苦手なのよね。うまく戦えるかしら」
「僕もあまりやったことがないな……でもほら、大丈夫そうだよ」
ヒューバートの杖はイルカゴケの捕虫袋、不意打ちに向き命中率が高い。致命の魔法にて風の刃を巻き起こすと、ヤクザどものスーツを裂いてみせた。
どうやら此度の"Lore"は、ゲームの中に我らを引きこむらしい。前例のない戦いとなるが、しかし彼らのやるべきことにそう相違はあるまい。つまりこれは、見た目を変えた魔法戦に過ぎないのだ。
「"予言"の魔法で、敵の動きを予測するわ……! ヒュー、右からカタナが来る! 志波くんは左をお願い! 山田さんは……」
「ああ、ウチのことは気にせんでええで。好きにやらせてもらうわ」
「えっ?」
山田は仏頂面を浮かべ、電弧をまといながらに吐き捨てた。
「あいつらのことは、イヤっちゅうほど知っとるからな……」
乱れ飛ぶ光弾にまばゆい斬撃をかいくぐり、志波の電撃が穿ち、城山の予言がヒューバートの致命魔法を活かす。
「水樹、僕のうしろへ! 援護をお願いするよ」
「もちろん。まかせて!」
ことにふたりの連携は見事だ。隙がなく柔軟、並みいるヤクザどもを寄せ付けず打ち倒してゆく。いわゆるゲームの中のキャラクターというやつであって、この敵には変質や解析といった搦め手を求められるまでも無さそうだな。
「おっしゃー、これでオワリ☆」
最後のヤクザを電撃の弾で撃ち抜いたところで、スーツの懐からなにかがこぼれ落ち、地へと転がった。
「うん? なんだろう、これは」
「なにを拾ったの、ヒュー?」
長方形の薄っぺらい板だ。透きとおるガラスか樹脂のような素材で構成され、浮かぶ光が明滅する。ネコジマの者たちが持つ、スマートフォンというやつに似ているだろうか。
『……たすけて!』
その板が不意に、声を発した。高くやわらかい、少女のような声だった。誰かの声に似ているだろうか……山田が仏頂面を深めた。
『お願い、ウチをタワーへ連れていって! ウチは手に入れなきゃいけないの……』
「だ、誰? 手に入れるって、なにを?」
城山がおそるおそるに尋ねると、明滅は感情の揺らぎのように激しくなった。
『ウチはこの端末に封じられたAI。どうしても手に入れなきゃ……タワーに封印された、"究極のデータ"を! ウチが消えてしまう前に……お願い、たすけて!』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月06日
参加申し込みの期限
2024年09月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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