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アホー! ~そしてカラスは闇夜に哂う~
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バンビの
弘明寺 能美子
が、追っ手の玩具達の頭上を軽やかに駆ける。
その背にまたがり、ティーカップでテオこけしを回収した
桜庭 円
と
笠原 ひびき
は、クローネが居るという水のみ場に向かっていた。
円はテオが怪我を負っていないか心配したが、暴走による消耗の他には、テオにダメージは無かった。
安心したら、怒りも沸いてくる。能美子はテオを色々と問いつめようとしたが、円はおおらかに受け止めた。
「ボクは、テオが話そうと決心するまでは、詳しくは聞かなくてもいいかなって思うんだ。
キミはボク達 人間を、そんなに信用してないし。興味も無いんだと思う」
円の言葉に能美子は沈黙し、ひびきも黙って耳を傾ける。
「ただキミは、ののこちゃんを大事に思ってるし、努力してる。ののこちゃんの今を壊さないようにね」
それに、テオは前に円が手一杯だった時、ペットの茶トラの仔猫・にゃーくんに
ついていてくれた
事もある。
ののこに付き合う形で、地上に降りてきたテオの真意は分からないけれど、皆が思うほど冷たいとも、無責任とも円は思わない。
ただ彼が、何よりも ののこを優先させているだけだ。
「ののこちゃんの所に行こうか。
自分で大切な人を守れないとか、調子が悪いからって諦めるのも嫌じゃん。一緒に足掻いてみようよ」
テオこけしは、憮然とした表情のままだったが、否定もしなかった。
と。
『…………おい、気をつけろ!』
テオが言葉を発した。
直後。稲光が走り、続いて雷鳴が轟く。能美子は思わず飛び退った。
「な、なによ……、今の!?」
「雷、水のみ場の方からだな」
「……急ごう、能美子ちゃん」
「え、ええ……」
水のみ場に到着した、一行。
そこには、モノの焦げる臭いが燻っていた。
彼女等が目にしたのは、溶けて焼け爛れた玩具達だった。
時間を円達が到着する、少し前にまき戻す。
「クローネ!!」
怒声が上がる。
クローネの新入生の誓いもどきの後、現場は一触即発の状態だった。
「まあ、待て。全く、神に人と同じ価値観を求めるなんて、どうかしてる……少し話をしよう」
殺気立つ彼等を押しのけて、傍観を決め込んでいた天使のぬいぐるみ・
双葉 仄
が進み出た。
背中の白い翼が、クローネと対抗するかのようだ。
仄は腕を組むと、持論を展開する。姿に見合わぬ不遜さは、ある意味いつも通りだ。
「お前はらっかみで神の意識もあるのに、駄猫と違い危機感がない。
イタズラ好きで被害を考慮しないのに、暴れる頻度が低い。
極端な話、寝子島を出てしまえば、邪魔は減るにも関わらずだ。
駄猫の反応を見たいなら、今のお前の行動の理由は?」
偶然の産物とはいえ、動きを封じられたテオを放置している事を指摘する、仄。
口元に軽く笑みを浮かべ、結論付ける。
「以上の事から、お前『ら』には目的があり、ののこ達を地上へ落とした」
聞いていた者は、地上に降りてきた時の ののこの様子を思い出し、呆気に取られたが、仄は続ける。
「目的はまぁ、ののこの力を得たいか、地上のあり方を変えたいか、空っぽの ののこの入れ物に何かするか。
正直なんでもいい……黒幕は誰だ? お前の上に誰かいるのだろう?」
隠しても無駄だとばかりに、仄は胸を張る。
「何故そう思うか気になるか? 理由は ののこを落としたやり口と、お前の暴れ方が違うとか、見張り役で上からの指示待ちっぽいとか、色々あるが一番は……」
仄は指を、突き立てる。
「駄烏。お前、三下臭が凄いじゃないか」
クローネは笑っている。けれど何かを察したカラス達は、さーっと逃げていった。
たっぷり間を置いて、クローネは言葉を吐き出す。
「……シラけるわ~、あんた。空気読めない子ねぇ~」
「ふん、答えられないか」
「でもまあ、キライじゃないわぁ。そうねぇ、じゃあ代わりにイイコト教えてあげるぅ~」
クローネの唇の端が、吊り上る。
誰もが注目する中、クローネは “彼” を手招いた。
邪衣 士
だった。彼はずっと、機会を窺っていた。
士は風を起す事を試みて、いいなを不遇から守ろうとしたが、あまりに速い羽根を弾く事は出来なかった。
――それなら自分が羽根を受ければ、或いは強大な力を手にする事が出来るかも――
考え、待った。そしてチャンスは、確かに士の望んだ通りやって来た。
だが、結果は一方的に利用されただけ。
体にクローネの羽根が突き立ち、<天の救い>は雷を呼び、辺りには例外なく半ば炭化した大量の玩具が転がる事になる。
神からコントロールを奪い返すなど、到底不可能だった。
玩具になり体力こそ無尽蔵だが、精神力を消耗しきった士は、自身のろっこんで傷つき、起き上がる事も出来ない。
ただ今もジェットコースターに居るはずの、妹分の事だけが気掛かりだった。
「よ~く覚えておくのねぇ、口は災いの元よぉ?」
暴走の巻き添えを食って、クローネ以外は誰一人立っていない、水のみ場。
ケタケタと嗤っていたクローネだが、ふとその表情が消えた。
「あらぁ~、ポテトぉ……やられちゃったのぉ?」
ポテトと呼ばれたのは、一羽のカラス。
“クローネ様、す、すみません……”
「仕方ないねぇ~」
女の姿が掻き消えて、再び現れる一羽のカラス。
「行くわよ。あんた達、ついてらっしゃい」
クローネが飛び立てば、取り巻きたちはワラワラ集まってきて、その後に従った。
そうして円達が、到着した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
冒険
定員
1000人
参加キャラクター数
183人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月12日
参加申し込みの期限
2013年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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