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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
アホー！ ～そしてカラスは闇夜に哂う～
「風鳥院 鷲羽、推して参る！」
『マジカルサムライ☆リリカルブシドー』（魔法少女アニメ）のフィギュアになった、鷲羽が手にした竹刀を構えると、＜翼持つ剣＞の力で鳥の翼が現れる。
「僕が道を拓きます！」
鷲羽はクローネへの突撃隊とカラス達の間に割り入ると、竹刀を八相に構える。
「『私』より高い場所を飛ぶとは……頭が高いぞ、貴様ら」
果敢に飛び出していったリリカルブシドーの、パンチラサービスがあったのは、ご愛嬌。
「お、玩具だから、恥ずかしくないもんっ！（泣）」
「待ってください！ まだクローネさんとの、話し合いが終わっていません」
慌てて制止するのは、蓮の声。
「クローネさん、話していただけませんか？ 貴女の意図は何でしょうか？
遊園地で遊ぶことでしょうか？ ののこさんのフツウを壊すことでしょうか？」
「無駄じゃ、蓮殿も聞いておったろう！ あやつは間違いなく儂らの、寝子島のフツウを脅かすつもりじゃ！！」
いいなが言うように、促した蓮自身がクローネからの返答の期待は、薄いと思っていた。
そして、たくさんの羽音に混ざって、蓮の耳に入るのは人を食ったようなクローネの声。
「ののこなんて、どうでもいいわよぉ。あたしが面白けりゃ～」
「あの声……クローネさんに、間違いないです……」
遅れて駆けつけた御巫 時子は、取り巻きカラスの中心にクローネを確信した。
腕の中にはクローネのためにと持参した、酒瓶があったが……今は、渡してゆっくり話す術はないようだ。
落神 れみの運転するゴーカートで乗りつけた、晴海 飛鳥は肩を竦める。
「あちゃあ。この刺激的でばかげた日常を、いい思い出のうちに終わらす方法を知りたかったんだけどね」
このままここにいては、思わぬ事故をもらいそうだ。
取り巻きのカラスを陽動するべく、鷲羽に続くのは零。
荒太郎達に目配せすると、後は勇敢に切り込む。
「空殿、右、１０°に傾け回避、そして旋回でござる」
「了解」
普段から言葉少い空は、零の指示通り正確に動く事に心血を注ぎ、彼の信頼に応えた。
「後方、敵のカラス２羽注意じゃな」
零もまた、空のために状況をアナウンスしながら、攻撃に移る最善のタイミングを待つ。
空がギリギリでカラスを回避し、お札を口に挟んだ零が、すれ違いざまに手刀を振るえば、すでに零の手の届かない所を飛んでいたはずのカラスの羽根から、血しぶきが舞った。
「鳥さん……！」
時子の足元で、硝子の砕ける音がする。
我を忘れて飛び出した彼女は、落ちてバタバタ暴れるカラスに寄り添うと、普段より大きく感じるその体を、いとおしげに撫でる。
「落ち着いて……ここを離れましょう？ お怪我の、手当てをしなくては……。
大丈夫……私は、敵ではありません……。レストランに行けば、きっと清潔な布が手に入るはずです……さあ……ご一緒に」
鳥の言葉を話せる彼女に、カラスは戸惑ったようだが、時子に従う事にしたようだ。
急ぎ舞い降りた大天使 天吏も、身を低くしてカラスの様子を伺う。
「……あなた、御巫、さんよね？ 私も手伝う」
「その声、天吏さんでしょうか……？ お願いします……」
「ふぁふぇ～、ふぉふぇひひひょーふぁふぇもぉー！（訳：待て～！ 俺に治療させろ～！）」
その時、怨嗟のような声が響き渡り、なんともホラーな市松人形と化した、毒島 林檎が二人の下に飛び込んできた。
つい先ほどまでレストランで食事をしていて、クローネ発見の報せに慌ててかき込んだイカスミのパスタが、髪の毛のようにだらりと口の端から下がり、体中にひっくり返したトマトソースが跳ねている。
どこかで見たぞ、このパターン！ 癒し手さんって、今こういうの流行ってるんですか！？
ともあれ見た目がホラーでも、その力は遺憾なく発揮される。
「――略――（訳：さぁて、どんな子でも治すぞ～ 今日も張り切っちゃうんだから♪）」
小さな声で本音を漏らす林檎は、治療を施す相手に、敵味方の区別をしない。痛みが平等なら、救いだって平等であるべきだから。
林檎が傷ついたカラスに、アイアンクローをくらわすと＜オモルの腕＞の力で、傷はみるみる塞がった。
ちなみにオモルの腕を使うには、食べ物を何か咥えている必要があるため、イカスミパスタはそのまま垂れ下がっている。
林檎のあまりの形相に、言葉を失っていた時子が、はっとして頭を下げる。
「あ、ありがとうございます……良かったですね、鳥さん……」
「（訳：怪我人に敵も味方もないからな もう怪我しないでね……）」
その声に天吏は、空を振り仰いで眉をひそめる。
空中戦は益々激化していた。
『マジカルサムライ☆リリカルブシドー』（魔法少女アニメ）のフィギュアになった、鷲羽が手にした竹刀を構えると、＜翼持つ剣＞の力で鳥の翼が現れる。
「僕が道を拓きます！」
鷲羽はクローネへの突撃隊とカラス達の間に割り入ると、竹刀を八相に構える。
「『私』より高い場所を飛ぶとは……頭が高いぞ、貴様ら」
果敢に飛び出していったリリカルブシドーの、パンチラサービスがあったのは、ご愛嬌。
「お、玩具だから、恥ずかしくないもんっ！（泣）」
「待ってください！ まだクローネさんとの、話し合いが終わっていません」
慌てて制止するのは、蓮の声。
「クローネさん、話していただけませんか？ 貴女の意図は何でしょうか？
遊園地で遊ぶことでしょうか？ ののこさんのフツウを壊すことでしょうか？」
「無駄じゃ、蓮殿も聞いておったろう！ あやつは間違いなく儂らの、寝子島のフツウを脅かすつもりじゃ！！」
いいなが言うように、促した蓮自身がクローネからの返答の期待は、薄いと思っていた。
そして、たくさんの羽音に混ざって、蓮の耳に入るのは人を食ったようなクローネの声。
「ののこなんて、どうでもいいわよぉ。あたしが面白けりゃ～」
「あの声……クローネさんに、間違いないです……」
遅れて駆けつけた御巫 時子は、取り巻きカラスの中心にクローネを確信した。
腕の中にはクローネのためにと持参した、酒瓶があったが……今は、渡してゆっくり話す術はないようだ。
落神 れみの運転するゴーカートで乗りつけた、晴海 飛鳥は肩を竦める。
「あちゃあ。この刺激的でばかげた日常を、いい思い出のうちに終わらす方法を知りたかったんだけどね」
このままここにいては、思わぬ事故をもらいそうだ。
取り巻きのカラスを陽動するべく、鷲羽に続くのは零。
荒太郎達に目配せすると、後は勇敢に切り込む。
「空殿、右、１０°に傾け回避、そして旋回でござる」
「了解」
普段から言葉少い空は、零の指示通り正確に動く事に心血を注ぎ、彼の信頼に応えた。
「後方、敵のカラス２羽注意じゃな」
零もまた、空のために状況をアナウンスしながら、攻撃に移る最善のタイミングを待つ。
空がギリギリでカラスを回避し、お札を口に挟んだ零が、すれ違いざまに手刀を振るえば、すでに零の手の届かない所を飛んでいたはずのカラスの羽根から、血しぶきが舞った。
「鳥さん……！」
時子の足元で、硝子の砕ける音がする。
我を忘れて飛び出した彼女は、落ちてバタバタ暴れるカラスに寄り添うと、普段より大きく感じるその体を、いとおしげに撫でる。
「落ち着いて……ここを離れましょう？ お怪我の、手当てをしなくては……。
大丈夫……私は、敵ではありません……。レストランに行けば、きっと清潔な布が手に入るはずです……さあ……ご一緒に」
鳥の言葉を話せる彼女に、カラスは戸惑ったようだが、時子に従う事にしたようだ。
急ぎ舞い降りた大天使 天吏も、身を低くしてカラスの様子を伺う。
「……あなた、御巫、さんよね？ 私も手伝う」
「その声、天吏さんでしょうか……？ お願いします……」
「ふぁふぇ～、ふぉふぇひひひょーふぁふぇもぉー！（訳：待て～！ 俺に治療させろ～！）」
その時、怨嗟のような声が響き渡り、なんともホラーな市松人形と化した、毒島 林檎が二人の下に飛び込んできた。
つい先ほどまでレストランで食事をしていて、クローネ発見の報せに慌ててかき込んだイカスミのパスタが、髪の毛のようにだらりと口の端から下がり、体中にひっくり返したトマトソースが跳ねている。
どこかで見たぞ、このパターン！ 癒し手さんって、今こういうの流行ってるんですか！？
ともあれ見た目がホラーでも、その力は遺憾なく発揮される。
「――略――（訳：さぁて、どんな子でも治すぞ～ 今日も張り切っちゃうんだから♪）」
小さな声で本音を漏らす林檎は、治療を施す相手に、敵味方の区別をしない。痛みが平等なら、救いだって平等であるべきだから。
林檎が傷ついたカラスに、アイアンクローをくらわすと＜オモルの腕＞の力で、傷はみるみる塞がった。
ちなみにオモルの腕を使うには、食べ物を何か咥えている必要があるため、イカスミパスタはそのまま垂れ下がっている。
林檎のあまりの形相に、言葉を失っていた時子が、はっとして頭を下げる。
「あ、ありがとうございます……良かったですね、鳥さん……」
「（訳：怪我人に敵も味方もないからな もう怪我しないでね……）」
その声に天吏は、空を振り仰いで眉をひそめる。
空中戦は益々激化していた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年12月12日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年12月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年12月19日 11時00分
