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ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
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妄想と友情とパーティはしご
「だからさ、卒業パレードが終わったら桜の紙吹雪の向こうに
カノン
が待ってるわけ。
彼は優しく微笑んで、涙ぐむ私をそっと抱きしめてくれて……」
有沢 茉奈
は、親友の
水上 桜
や卒業生の先輩も交えた数人のグループで、猫鳴館から星ヶ丘寮へと向かっていた。
滔々と語っているのは、来年の自分の卒業式の妄想である。ちなみにカノンとは茉奈の年上の彼氏で、日本人の父親とフィリピン人の母親をもつ日比ハーフの青年だ。気さくで穏やかな人柄ながら、南国の血なのか愛した人に情熱的にアプローチしてくるところに、茉奈のハートを打ち抜かれまくりなのであった。
茉奈の妄想は脳内からはみ出てウヒヒヒと怪しい笑いに洩れ出ていた。
これには桜も呆れ気味に、
「そんな笑い方したらそれが癖になっちゃうよ?」
とツッコミを入れずにはいられない。すると茉奈は内緒話でもするかのように桜の肩を抱いて、その耳元に囁きかけてくる。
「いやー、だって今年の卒業式ってあちらこちらでカップルが抱き合ってる姿とか見たし」
「たしかにいたね」
「それにカノンって見た目より情熱的なタイプだし! なんだったら慰めるどころかみんなの前でキスだって」
「はいはい」
「なによ、もうちょっとノってくれてもいいじゃない。桜だって来年はマタ工の彼氏と卒業式で抱き合うことになるかもよ?」
「……」
茉奈に言われて、桜は自分の彼氏が卒業式の日に会いにきてくれるところを妄想してみる。
「……イメージ沸かない」
「ごめん、そうよね。あんたんとこはカタブツだったわね」
そうだけど、桜を好いていてくれることに間違いはない。そのことを言い返したかったがやめた。茉奈と恋バナをしているとキリがないからだ。それに一緒にいる先輩方も、冷やかしたくてうずうずしている顔である。ここは話題を変えた方が被害が少ない。
「それにしても猫鳴館は相変わらずのカオスっぷりでしたね」
桜は先手を打って、今しがた後にしてきた猫鳴館のことを先輩方に振った。
ほんとにね、よく廃寮にならずに済んでるよね、と先輩方も口々に言う。
(よかった、話題を変えるのに成功した)
なんて本心はおくびにも出さず、桜は話を膨らませる。
「料理もカオスなものとマトモなものがしのぎを削るありさまで」
裏庭菜園の菜の花おひたしはまともだったけれど、黒こげトカゲの串焼きなんて、某神隠し的な映画でしかみたことがないものもあった。とてもじゃないが手を出せなかったが、本物だったのだろうか……。
「まあ、あの寮で暮らせるということは、相当メンタルがタフなんでしょうね」
この意見には先輩方も茉奈も、おおいに同意である。
一方、これから向かおうとしている星ヶ丘寮はそれとは正反対だ。
あそこはいわゆる異世界だ。星ヶ丘の西、森に囲まれた丘の上にある高級住宅街のような寮は、一つの部屋がいわゆる一戸建ての建物になっている。寮というより街なのだ。噴水があり、テニスコートがあり、プールがあり、寮費は超高額。お金持ちしか住めないセレブな寮は、各寮生が個人的にメイドや執事を雇っていたり、食事がフレンチやイタリアンのフルコースだったりするそうだ。庶民的な桜花寮の住人にとっては、雲の上な場所である。
「何度か来たけど、ここはやっぱり異世界の王宮かなにかよ、桜!」
「カオスな猫鳴館とは対照的すぎるわね……」
到着した星ヶ丘寮は、今日も変わらずゴージャスで、猫たちまで気品漂って見えた。
「おいでー」
「撫でさせてー」
茉奈と桜が手招きしても、猫たちはつんとしてなかなか寄ってきてくれない。
「おさかなさんあげるから」
星ヶ丘寮で提供されている高級なお刺身を、星ヶ丘寮で普段遣いされている高級なお皿に乗せてやると、やっと猫たちは近寄って来た。食べ方も上品で、撫でると毛並みはまるでシルクの手触り。
「毎日いいものを食べていそう」
猫を撫でているだけでも違いがわかる星ヶ丘寮でのパーティを満喫しながら、茉奈はまた妄想の世界へ。
「ああっ、こんな世界でカノンが白馬に乗って迎えにきてくれたら悶死するっ……!」
「本当にぶれないわね、茉奈」
呆れるけれど、そんな茉奈だから面白く付き合っていられる気もする桜だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月04日
参加申し込みの期限
2024年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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