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ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
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夢か現か? 猫か彼氏か?
中国の思想家、荘子の有名な説話に『胡蝶の夢』というものがある。
夢の中で蝶になってひらひらと飛んでいた荘子は、目が覚めてふと思索する。果たして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも本当の自分は蝶で現実だと思っているものは実は蝶が見ている夢ではないのか――。
万条 幸次
はまさに『胡蝶の夢』の境地であった。
「にゃー」
幸次はいつの間にか猫の姿になっていたのだ。猫の自分は夢か、それとも人間の自分は猫の自分が見た夢だったのか――さしずめ『さび猫の夢』といったところか。
ともかく、人間に話しかけても「にゃー」としか聞こえないらしいので、そうなると話し相手は自ずから、この桜花寮のパーティに参加(?)している猫たちと言うことになる。
「やっほーユキ、こしあん、イーピン! 久しぶりだねぇ」
さび猫/幸次は、校長先生の猫たちに話しかける。
「誰?」
「知らない猫だよ」
「見かけない顔だねえ」
ユキもこしあんもイーピンも、突然フレンドリーに話しかけてきたさび猫/幸次を警戒した様子だ。
「あーっ、そうだった。君たちが知ってるのは人間の俺であって猫の俺じゃないのか」
「何を言っているの?」
とユキが髭をぴくぴくさせる。
「俺は本当は人間で……ユキとその子のつららとこゆきは俺が名付け親だったりするんだけど……」
「私の名前を付けてくれた人は、ぼーっとした感じの男の子よ」
「そう、それが俺!」
「あなたは猫だわ」
「そうなんだけど……あれ~なんかずいぶん融通の利かない夢だなあ」
話が通じず困っていると、奥のテーブルの方から恋人の
愛猫 萌々子
が歩いてくる。
「あ、愛猫さん……じゃなくて萌々子! おーい!」
呼びかけるけれど、やっぱり口から出る言葉は「にゃー!」。
(やっぱり猫になった状態じゃ気づかないか。でも今なら普通の猫のフリして近づくのもアリだよね)
さび猫/幸次はまっすぐに萌々子の方へ向かうと「すりすりにゃ! 構ってにゃ!」とばかりに、萌々子のふくらはぎに自分のふかふかとした頬をすり寄せた。
「きゃ、この猫ちゃんどうしたんでしょう? まるで私のことを知っているみたい。猫の知り合いは万条家の花遊さんぐらいしかいないはずですが……」
突如のすりすりに戸惑ったものの、あまりの愛嬌に絆されて、萌々子はさび猫/幸次を抱き上げる。
「にゃー(俺だよ、幸次だよ)」
分かってほしくて幸次はぺろぺろと萌々子の顔を舐める。人間の姿だったらこんなことは恥ずかしくてとても出来ないが、猫だと許される気がするから不思議だ。実際萌々子は嫌がりもせず、
「ふふっザラザラな舌がくすぐったい」
と笑っている。
「この猫さんも首輪をしているので飼い猫のはずですが。
それに……この首輪、幸次くんにあげたのによく似ている気がします」
萌々子はそこで、はて? と首をかしげる。
「そもそもなんで私はあの時誕生日プレゼントに首輪みたいなチョーカーを選んだのでしょうか? そういえば私が彼からもらったプレゼントは太腿に巻くバンドで、ペンを挿せるものでした……どうしてそんなものを?」
太腿に巻くバンドは、映画などで女性スパイなどがドレスの下にナイフや拳銃を隠し持つような代物だ。
「私がペンを隠し持つ理由はありませんよね……」
いくら首をひねっても、互いに交わし合ったプレゼントがどちらもろっこん用だということを、萌々子も幸次も思い出せない。
「それにしても、幸次くんも来て一緒に撫でればいいのにどこに行っちゃったんでしょう」
サビ猫/幸次を撫でながら萌々子はきょろきょろ彼氏を探す。
その彼氏は萌々子の腕の中できもちよく伸びているのだが。
(何だか前にもこんな風に猫になって彼女に撫でてもらったような気がする……うーん?)
なにかが心に引っ掛かりはするものの、萌々子のなでなでが気持ちよすぎて、どうでもよくなってくる。
「にゃーん、ごろごろ……(幸せにゃー。キラキラの花びらみたいなものも飛んでるし夢ならもう少し覚めないでいてほしいぐらいにゃー)」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月04日
参加申し込みの期限
2024年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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