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未来の二人の結婚生活
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星ヶ丘にあるマンションに
羽生 碧南
が帰ってきた。
プロのバスケットボール選手として活躍する碧南は遠征もあって新居に戻れないでいた。オフシーズンに入ったことで帰宅が叶い、早々に掃除を始める。
調度品の埃を掃除用具のハタキで払い落とし、掃除機を掛けた。フローリングの床はしっかりと水気を取った雑巾で拭いた。壁際に目を凝らし、僅かな塵も許さない気構えで当たった。
全部の部屋の掃除が終わるとベランダに出た。六階から見える寝子島の海はスカイブルーの輝きで目を楽しませた。そこに爽やかな風が吹き、碧南の茶色いボブカットを軽やかに揺らす。
「洋二さん、早く帰ってきて……」
結婚して三年が経っても気持ちが高まると自然に目が潤み始める。
碧南の想い人、
鷹取 洋二
は新進気鋭のヴァイオリン奏者として世界を巡っていた。近々、開催される日本のコンサートで一時的ではあるが帰宅を許された。
その日が今日であった。
「お買い物もしないと」
冷蔵庫の中に食材は入っていない。飲料水やアルコールの類いもなかった。長期不在を見据えた処置であった。
――夕飯は何にしよう。海外生活が長い洋二さんは日本食に飢えていると思う。
ウナギの蒲焼はスタンダードだけど美味しいよね。豚の生姜焼きもいいかも。あ、それとピリ辛のレバニラ炒めもご飯が進むんじゃないかな。
にこにこ顔で考えていると、急に顔を赤らめた。火照る頬をひんやりとした両手で挟み込む。
――夜の営みが激しくなるかも。
期待するような笑みを浮かべ、足取り軽く部屋へ戻った。外出の用意を始めると、そうよ、と声を上げた。
「焼きニンニクも美味しいよね」
弾んだ声を出し、笑顔でマンションを後にした。
薄青い空に浮かぶ三日月を眺めながら
鷹取 洋二
は足を急がせる。
星ヶ丘のマンションに着くとエレベーターに直行。見上げると五階で止まっていた。
洋二は手に持っていたバイオリンケースを肩に引っ掛け、階段を一気に駆け上がる。
六階に着くとチャイムを鳴らして扉を開けた。
「ただい」
「おかえりなさい!」
洋二が言い終わる前に声が被さる。走ってきた碧南に抱き締められ、ただいま、と苦しそうな声で言った。
「洋二さん、ようやく会えたね」
「そうだが、電話ではよく話しているじゃないか」
「そうだけど、こうして触れ合うことはできないよ。それに一緒の空間にいることに、なんか幸せを感じない?」
円らな瞳で問われた洋二は、そうだね、と右目を隠していた前髪を掻き上げた。
両目で碧南をじっと見つめる。想いが伝わったのか。どちらともなく顔を寄せてキスをした。
その後、洋二は堅苦しいスーツを脱いでラフな格好となった。
「食事の用意はできているから」
にこにこ顔の碧南に手を引かれ、キッチンへ向かう。複雑な香りに包まれる中、二人は向き合う形で椅子に座った。
「洋二さんの為に日本食で揃えてみたよ」
「目移りするね」
ウナギの蒲焼の隣にレバニラ炒めが置かれ、香しい匂いを立てる。底の深い皿にはこんがりと焼き上げたニンニクの粒が山のように盛られていた。豚の生姜焼きの上にもスライスされたニンニクが載っていて意図が透けて見えるようだった。
「スタミナが付きそうな料理だね」
「そう? たまたまじゃないのかな。冷めない間にどうぞ」
嬉しそうに笑う碧南に洋二も笑みを返した。
翌朝、先に目覚めたのは碧南だった。ゆっくりと上体を起こし、隣に目をやる。
洋二が仰向けの姿で安らかな寝息を立てていた。前髪をそっと指で掻き上げた。両目は閉じられていた。
碧南は優しく微笑み掛ける。
――恋人になれた時は嬉しくて泣きそうになった。一人の夜が辛くて、でも、学校で会えた時は凄く嬉しくて、その気持ちは今でも変わらないよ。
私を選んでくれてありがとう。結婚できるなんて、夢にも思わなかった。こんなに素晴らしい日々を与えてくれて、本当に嬉しくて。
目に浮かぶ涙を人差し指で拭う。ふと視線を落とし、柔らかい膨らみにあるキスマークに手を当てた。
「私を愛してくれてありがとう」
「……ん、もう朝なのか?」
目を覚ました洋二に碧南は頬を赤らめて言った。
「おはよう、旦那様」
幸せな時間は始まったばかり。
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担当ゲームマスター
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3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年05月29日
参加申し込みの期限
2024年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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