this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
未来の二人の結婚生活
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
鷹司 凜太郎
は都内の大学を卒業後、寝子島高校に古文教諭として赴任した。担当教科をこなしながら学校運営に関わる校務分掌に追われ、帰宅は八時近くとなった。
今日も薄っすらと星が瞬く夜道を速足で帰る。道沿いにある居酒屋で賑わう声を聞いても一顧だにしない。
愛妻の住まう星ヶ丘を目指し、小走りとなった。
家の外観が見えてきた。煌々と輝く窓の明かりは心の中まで照らし、凜太郎をはしゃぐ子供に変えた。手前の石段を一足飛びに駆け上がると呼び鈴を鳴らすことなく、いきなり扉を開けた。
「ただいま!」
革靴を踏み付けるようにして脱いだ。
「お帰り…」
スピカ・フォーツ
がエプロンドレスを着た状態で横手から現れた。銀色のツーサイドアップが軽やかに揺れる。
薄い唇をキュッと結び、帰宅した凜太郎を青い瞳で見つめる。小柄な童顔とあってビスクドールのような愛らしさを備えていた。
一目で凜太郎の頬が緩む。両手を広げた状態でいるとスピカがスリッパをパタパタと鳴らして走り寄る。胸に飛び込むと二人は身体を密着させるように抱き合った。
満足して離れると今度は唇を重ねた。終わった直後、凜太郎は自ら進んで二回目のキスをした。
スピカは小首を傾げた。
「リンタロウ、なぜ、二回する…」
「今日のスピカ君が愛らしくて。ダメかい?」
「ごはんと同じ…おかわり、していい…」
横目となったスピカは頬をほんのりと赤く染めた。その愛らしさに凜太郎は再び抱き締めた。
「また、おかわり…」
スピカは目を細めて凜太郎の背中にそっと手を回す。
「…夕飯は作ってある。あとはサラダだけ…」
「すっかり忘れていたけど、お腹がペコペコだ」
「リンタロウは部屋着になる。その間に、サラダを用意する…」
「よし、競争だ」
凜太郎は弾かれたように飛び出し、二階の階段を駆け上がる。
「私も…」
スピカはパタパタと音を立ててキッチンへ戻っていった。
一分と経たず、グレイのスウェットを着た凜太郎がキッチンへ駆け込む。無防備に背中を見せていたスピカを抱き締める。
包丁でニンジンを刻んでいた最中なので少し慌てた声を出した。
「リンタロウ、早すぎる…料理中は、危ないから…」
「スピカ君と離れて過ごすのが辛くて、もっとこうしていたいんだ」
「わかる…でも、サラダが…」
「スピカ君がいれば、他は何もいらない」
心の籠った声にスピカは、もう、と言いながら嬉しそうな笑みを浮かべた。
二人は向かい合わせで料理を楽しむ。凜太郎は椅子を持ち上げ、隣に来ようとしたがスピカが掌を突き出して止めた。
「抱き着かれたら、食べられない…もう少し、待って…」
「わかったよ。あと、これは前から思っていたことなんだけど」
「急に、なに?」
スピカはコンソメスープに入れたスプーンを止めた。
「僕達は共働きだ。スピカ君は天文台で勤務する傍ら料理までこなす。とても感謝していて、悪いとも思っている」
「私は好きで、している…リンタロウはなにも悪くない…」
「ありがとう。でも、無理はしないで欲しい」
真剣な目を向けられたスピカは、わかった、と大きく頷く。
その後は食が進む。照り焼きチキンのオレンジソース掛けを口にした凜太郎は驚きの表情で絶賛した。
「これ、美味しい! 皮がパリパリで中はしっとり。パンチのある香辛料に旨味を加えるオレンジソースが胃袋を鷲掴みだ。病み付きになりそうだよ、スピカ君!」
「本当に?」
「心からの声だ。生まれてくる子供達にも食べて貰いたい一品だね」
「リンタロウ、少し飛ばし過ぎ…」
「近い未来の話だよ。娘や息子をもうけて幸せな家庭を築こう。子供達が自立したら二人で星空を巡る旅行に行きたいね。日本だと石垣島が有名だ。アフリカにあるナミブ砂漠にも行ってみたい。二人で世界を見て回ろう」
「大変そうだけど…楽しそう…」
スピカはトマトとレタスをフォークで突っつく。
「僕とスピカ君だからね。二人がいればどこだって楽しくて、いつでも幸せな気分になれる。年齢を重ねても変わらない」
「…リンタロウ、今日の夜は…」
急に声が小さくなる。喉の渇きを覚えたのか。瑞々しいトマトをフォークで突き刺し、口に入れた。
凜太郎は真っすぐな目で、夜更かし、と二人で決めた合言葉を口にした。
「…わかった。リンタロウ、先にお風呂に入って。私は洗い物が、終わってから入る…」
「悪いね。その気持ちも込めて二人だけの濃密な時間を過ごそう」
その後も将来に関する会話が続いた。
夜更けになっても二人は眠らない。架台に置かれたシェードランプの柔らかい光が、キングサイズのベッドで抱き合う二人をぼんやりと映し出す。
スピカの華奢な身体が下になって凜太郎を受け止める。動きが早まると切なそうな顔で下唇を軽く噛んだ。
「…声が、出そう…」
「それなら、こうしよう」
動きながら凜太郎は唇に吸い付いた。声は蓋をされて表情だけで喘いだ。
若い二人とあって何度も絶頂を迎え、どちらも疲れ果てて眠りに就いた。
朝陽を受けたカーテンが明るさを増した。スピカは背を向けるようにして寝返りを打った。横向きの姿で手を伸ばし、力尽きたようにぱたりと落ちた。
「…リンタロウ?」
瞼を閉じたまま掌で探す。徐々に不安げな顔になる。薄っすらと瞼を開けて見ても凜太郎の姿はどこにもなかった。
募る寂しさで子供のように口を尖らせた。
「目が覚めたようだね」
寝室に入ってきた凜太郎が優しい声で語り掛ける。スピカは両手でベッドを押すようにして上体を起こす。
「…それは?」
「スピカ君を疲れさせたお詫びと、日頃の感謝を込めて自分なりに朝食を作ってみた」
凜太郎は大きなトレイを両手で持ち、慎重にベッドへ上がる。スピカの隣に落ち着くと掛け布団をテーブルクロスに見立ててトレイを置いた。
「これを全部、リンタロウが…」
「出来はわからないが、クリームシチューは時間が掛かったよ。冷めない内に食べて欲しい」
「わかった…いただきます…」
少し眠そうな目でスピカはスプーンを手に取る。星型のニンジンを見て思わず笑みが零れた。
「私が、星を好きだから…」
「名前もおとめ座のスピカだからね。僕にとってスピカ君は、一番、輝いて見える。とても眩しい存在で誰よりも愛している」
「…嬉しい」
喜びを噛み締めるような声で食べようとした。少し持ち上げただけでスプーンから星が零れた。
察した凜太郎はスピカのスプーンを手にした。
「寝起きで調子が悪いようだから僕が食べさせてあげる」
スープ皿を持ち上げてスプーンで星を掬う。スピカの口まで持っていくと、あーん、と甘い声で促す。
少しモジモジしたスピカは素直に口を開けた。そこにそっとスプーンを挿し込む。パクッと咥えるのを見て、すっと引き抜く。
もぐもぐと食べるスピカに、どうかな? と凜太郎が小声で聞いた。
「…カツオの香り…ミルクが濃いのは?」
「豆乳を加えてみた」
「それ、正解。とても美味しい…」
笑顔となったスピカは自ら口を開けた。凜太郎は再びスプーンを口元に運ぶ。
続けているとスピカがスプーンを持った。
「次は私の番…リンタロウ、あーん」
「なんか、照れるね」
言いながら口を開けた。二人は交互にスープを味わい、トーストに載せた目玉焼きに揃って齧り付いた。
黄身の部分が半熟なのもあってスピカの唇が艶やかに光る。後ろ手にティッシュペーパーを取ろうとした。
気付いた凜太郎が、任せて、と微笑みながら顔を近づけた。黄身で濡れた唇を口に含み、素早く舌で舐め取った。
意外な行動にスピカの目が丸くなる。
「これはキス?」
「スピカ君の唇を綺麗にしただけだよ」
「でも、キスした…」
「そういう見方もあるのかな」
凜太郎は笑いながら残りの黄身に齧り付く。勢いが仇となり、唇に飛び散った。すかさずスピカが自身の唇で覆う。その状態で抱き締め合い、んん、とくぐもった声が漏れた。
息継ぎをするように口を離す。
「リンタロウの唇を…綺麗にした…」
「あ、ありがとう。こんなに興奮する朝食は初めてかも」
二人の朝は夜と同様に熱い展開へ突入した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
未来の二人の結婚生活
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年05月29日
参加申し込みの期限
2024年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!