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夜光照らす百花の先触れ
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「よ! 天児!」
テーブルの近くを学友の天児が通りがかったのを見計って、
桜井 ラッセル
は声をかけた。
「あん? なんで俺の――って桜井!?」
「よぅ。バイト先ってここか~、景色よくていい所だな」
「おいおい、冷やかしかぁ?」、
「冷やかしじゃねーよ、応援だ。利益に貢献っつーかさ」
「それでバイト代は上がんねーんだよなあ」
お互いにケラケラと笑う。
しかしこうして話しているだけだと、本当に冷やかしになってしまうので。
「注文いいか? 梅ジャムソフトもらえるか」
「お、それ俺もおススメ」
「おー。俺梅好きなんだー。初めて見るしこれは食べておかねばってなったんだけど、おススメっつーなら期待できるな!」
ニッと笑うラッセルに、天児も笑みを返す。
「おう、期待して待っとけ」
承り、と伝票にペンを走らせてオーダーを流しに行く天児の背中に、「バイトがんばれよ~」とひらひら手を振るラッセルであった。
◆
庭園内のベンチに腰かけて、スケッチブックを広げるラッセル。心の赴くままペンを走らせていると、ふと風がそよぐ。
ん。
梅の香りの中に、うっすらと混じるレモングラス。
顔を上げる。ふわりと広がる緑の髪に、ラッセルの心もふわりと踊る。
声をかけるより先に振り返った
風の精 晴月
は、彼の姿を見るなりパッと春風みたいな笑みを浮かべた。
「ラッセル!」
駆け寄ってくる姿も可愛らしくてどきりとしつつ、
「おう、晴月! 連絡しようか悩んでたんだ。梅もきれいだしカフェもあるし、一緒にまわるか?」
「うん、まわる!」
そんなわけで、二人は見晴台や八重橋をぐるっと見てまわって――。
「さっきぶり!」
晴月を連れて、またミニカフェにやってきたのだった。
「……」
天児は無言。彼の視線はラッセルから、そのまま隣の葉月の方へ。葉月は見えたり見えなかったりするのだが、天児は前者らしい。
で、
「お前、チャラいのは見た目だけだと思ってたのに……!」
血の涙でも流しそうな顔で、そんなことを言う。
「ちげーよ! 何考えたか知らねーけどちげーよ!」
「チャラい?」
意味が分からなくて、こてんと小首を傾げる晴月。そこで天児は咳払い。
「いやすまん、冗談」
声を潜めて、ラッセルを肘で小突いた。
「可愛い彼女さんじゃん、大事にしろよ? ……ま、おまえなら言われなくともか」
「ったり前だ」
「?」
ニッと笑い合う二人を、葉月はきょとんとした顔で眺めている。
「で、ご注文は?」
「みたらし団子とー……梅ジャムソフト以外のおススメあったら」
「梅タルト入れといてやらぁ。彼女さんは?」
晴月もデザート系が好きなようなので、ラッセルは彼女の分も同じものを注文した。
待っている間、ふと描きたくなってラッセルはスケッチブックを取り出した。興味ありげな晴月の視線。
「絵、かくの?」
「おう。真剣にバイトしてるの見てたら、描きたくなくってさ」
晴月に見られながらペンを走らせていると、天児が注文を持ってくる。スケッチブックが視界に入った彼は、ぎょっと目を丸くして叫んだ。小声で。
「俺かよ!」
「うん。ラッセル、あまがつ描いてた」
「わりぃ、声かけた方がよかったか」
「いや、別にいいけど……っつかうめえな」
「よかったらやるよ。バイト記念だ」
そういうことならと言うので、ページをぺりっと破って渡す。天児はそれをエプロンのポケットに畳んでしまいながら、
「実は、何か描いてるのは見えてたんだけどさ。その時彼女さん、お前のこと楽しそうに眺めてたから。まさか俺とは思わなかったワケ」
なんせ晴月からすれば、さっき顔を合わせたばかりのほぼ知らぬ人である。
だけどそんな彼のスケッチをする姿すら楽しそうに眺めていられるのは、つまり絵を描くラッセルが好きということで。
それは半端にイチャつくより、ずっと相思相愛を感じさせるのだ。
大体そんな感じのことを、天児が至極真面目な顔で言うので、ラッセルは「……ありがとな」と少々照れ気味に返すのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年04月30日
参加申し込みの期限
2024年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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