夜光照らす百花の先触れ｜リアクション

夜光照らす百花の先触れ

　お客様の数が減ってきたタイミングを見計らって、ヴィーゼ・ベルンスタインは小休止に入っていた。
　キッチンカーの傍らでコーヒーを一杯頂きながら、夜の梅を眺める。時間がゆったりと過ぎていくようで、中々優雅なひと時だ。
　――と、新たなお客様がやってくるのが目に入った。カップにまだ少し残っていたコーヒーを飲み干して片すと、ヴィーゼは心身を接客モードに切り替える。

「いらっしゃいませ、テーブルをご利用ですか？」
　ゆっくり一息とはいかなかったけど、お客様に声をかけるヴィーゼには疲れた様子なんて花びらひとつほどもない。
　梅の香りとお客様の笑顔があれば、疲れなんて吹き飛んでしまうから。

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あとがき

担当マスター：風雅宿
ファンレターはマスターページから！

ライトアップされた梅の園で過ごす夜、お楽しみ頂けましたでしょうか？
「"バレンタイン"・ファンタスティカ☆ イラストキャンペーン」のプレゼントシナリオでありながら、バレンタイン要素ほぼなし！
……というちょっと変わり種(というほどでもないかもしれませんが)なシナリオでしたが、満員御礼のご参加を頂き感謝至極です。

皆さんが少しでもお楽しみ頂けたのであれば幸いです。
らっかみ！タイムも既に3月ですが、さてまた別のガイドでもお会いできましたら……。

それでは、風雅でした。

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