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夜光照らす百花の先触れ
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ライトアップのイベントの続く、よく晴れた夜空の広がる晩だった。
「あおいさん、こっちの方が見やすいと思うよ」
鴻上 彰尋
は
七夜 あおい
に声をかけると、道の外側の方を彼女に譲る。つまりはより梅林に近い方で、人混みからも遠ざかる方だ。
あおいは小柄だからそっちの方が見やすいだろうし、この方がはぐれたり、あおいが人にぶつからなくていいかなと思った。
「わっ、綺麗……」
ライトアップされた淡紅色の梅の花が、淡くも鮮やかな美しさを夜に咲かせている。その光景に、あおいは大きな目をいっぱいに見開いて見惚れていた。
夢中な様子の横顔を見つめて、一緒に見られてよかったなと彰尋は思う。
ミニカフェでのバイト前にも、彰尋は庭園の中を散策していた。バイト中、お客様に見所を聞かれた時に答えられるように……なんて考えも多少はあったのだが、実際に見てみるとそれどころではなかった。
この時期だけ見ることができる美しさに、ただただ感動していたのだ。
そして、この美しい景色をあおいと一緒に見たいと思った。
そんな彼の想いに答えたように、梅の花の切れ目から覗く空には月が美しく輝いている。
月と梅をレンズに収め、写真を一枚。それに気付いたあおいが、「私も撮ろ」とスマホを夜空へ向けた。
そんな彼女に、彰尋は呼びかける。
「あおいさん、一枚いいかな」
「えっ、私?」
うなずく彰尋に、あおいは「綺麗に撮ってね?」なんて冗談めかして笑って見せた。もちろんと微笑んでスマホのレンズを向けたその時――。
ひらり。
そよそよと吹いた夜風にこぼれた梅の花びらが一枚、あおいの髪にくっついた。あおいは気付いていないけど、まるで髪飾りみたいでよく似合っており。
そのまま、パシャリ。
夜風の気まぐれが生んだ一枚は、きっと素敵な想い出になるだろう。
彰尋が八重橋へあおいを案内すると、彼女は一面真っ白な絶景に目を奪われた。
「こんな風に間近で見られるなんてすごいね! それに香りも……なんだか、全身梅の花に包み込まれてるみたい」
「色んな見所があるんだけど、ここは特に素敵でさ。あおいさんも気に入ってくれたみたいでよかった」
「うん、ほんとに素敵……」
手を伸ばせば届きそうなくらい近くに見える白い大輪の花を、うっとりした様子で見つめるあおい。
「俺も初めて見た時は見惚れちゃった。橋を使って近くで見えるようにしよう、って発想もいいよね」
うんうんとツインテールを揺らしてうなずくあおい。彼女と一緒だからだろう、彰尋の目に八重橋の景色は、初めて来た時よりも一層素敵なものに見えていた。
不意に、あおいの身体が後ろへ引っ張られる。
「えっ」
カバンが他の人の荷物に引っかかったのだと気付いた時には、彰尋は彼女に向かって手を伸ばしていた。
「あおいさん!」
手を掴んで引き寄せる。あわや人波に呑まれそうだったあおいは、無事に彰尋の目の前に居る。
居るのだが、手を引くときに勢い余ったのかちょっと近い。
その距離感に、今更のようにドキドキが押し寄せる。
「ご、ごめん! ……痛くなかった?」
彰尋が慌て気味に手を離すと、あおいは大丈夫と首を振ってはにかんでみせた。
「ありがと、彰尋くん」
彰尋の耳の辺りが、少しだけ熱を帯びる。
◆
「今日はそっち側なのね? 楽しんでいってね~」
橋を抜けた後ミニカフェへ向かった二人をテーブルに案内したのは、ヴィーゼだった。
「ベルンスタインさん、お疲れ様です」
軽く会釈する彰尋を見て、そういえばバイトしてたねとあおい。
「じゃあもしかして、おすすめメニューとかわかったり?」
期待の眼差しに、彰尋は小さく微笑んでメニューを示した。もちろん、おススメだってバッチリだ。
「梅のホットドリンクがおススメだよ。個人的にはホットチョコレートが好みだけど。食べ物も美味しいと思うから、そっちを頼むのもいいんじゃないかなって」
「じゃあ私はおススメの梅ドリンクと……梅ジャムソフトにしようかな」
「梅尽くしだね? 俺は梅タルト頼もうかな」
せっかくだからと笑うあおいに笑みを返して、それじゃあと彰尋は店員に声をかけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年04月30日
参加申し込みの期限
2024年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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