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携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
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バトルコーナーに向かった龍樹は、気になっていた愛光堂の社員への挑戦に参加すべく、受付列に並ぼうとしたのだが。
「くっ、これは計算外だぜ……」
列に並ぶのは、既に友達や家族とチームを組んだ人ばかり。カプギアの開発をしている大人が相手なだけあって、一騎打ちを申し込む人はほとんどいないし、この周辺でチームメイトを探している人も見当たらない。
では、フリーバトルのコーナーなら探せるかと視線を向けるが、知っている顔ならまだしも初対面の相手と連携が取れるだろうか。
唸る龍樹が参加を迷っていると思ったのだろう。愛光堂のスタッフは、目線を合わすように少し屈んで声を掛けてきた。
「これは1人でも参加できるよ。トーナメントも出たいなら、時間はできる限り調整もするし」
「ほんとか!? ……いや、調整してもらっても、さすがに1人はな」
「君の相棒はサポートタイプには見えないけど……何か戦えない理由があるのかい?」
左手には稲妻型の剣を握り、右手には遠距離攻撃に対応する武器を構えた
ムテン・改
は、近距離でも中距離でも戦える。けれど、カプギアを熟知した大人相手に、1人無策で挑むほど無謀な男ではないと龍樹は息巻いた。
「子供だと思ってなめられたくねーけど、もちろん負けたくだってない!」
「なるほど……じゃあ、君が一騎打ちをしやすい大人がいればいいんだね?」
スタッフは龍樹のことを笑わず、呆れもせずに真剣に取り合ってくれる。そうしてぐるりと対戦相手として控えている同僚達を眺め、頷いた。
今から受付の仕方を変更して、チームメイトを気軽に組めるよう取り計らうことは難しくても、龍樹の希望が通りそうな方法がひとつある。
「なら、対戦相手を指名するのはどうかな」
「しめい?」
「例えば、システムを熟知した研究職じゃなく他の部署だったり、入社1年未満の新人が相手だと不服かい?」
カプギアを熟知した大人相手に戦うと身構えてしまうから、龍樹は二の足を踏んでいるのだ。だったら、幾分か挑みやすい相手に変更してしまえばいい。スタッフの提案は気軽なものだったが、それはそれで子供扱いされている気もして、龍樹はムテンと視線を交わすように考え込んだ。
愛光堂の社員だからといって、全員がカプギアに精通しているわけではないだろうことは、龍樹にもわかっている。けれど、どこに所属するにしても多少は販売している物の知識はあるはずだ。大人だからこそな策も色々と思いつくだろうし、そういった面では普段戦えないような強い相手だと思う。
少し手強いくらいで、子供だからと手を抜かずに戦ってくれそうな人。そんな好条件を断る理由はない。
「いいぜ! その条件で受けて立つ!!」
ニッと笑みを浮かべて堂々とムテンを構えると、龍樹は愛光堂の社員へ挑戦することを決意した。
展示コーナーでは、制服を着た警官が等間隔に立っていることもあって、子供達は敬礼をしてみたりと展示物以外のところでも盛り上がっていた。その様子を見ていた柚春は微笑ましいと思う反面、ウォルターにはどう映るのだろうかと気になって、彼の目線を追う。今の興味は開発時の資料へと向いているようだ。
「ロボットとか好きなんだっけ」
「それなりにね。僕の子供時代にも、声で動くロボットのおもちゃはあったけど、今じゃ命令もできるんだもんねぇ」
凄い時代だと笑いながら、どのように開発されてきたのかを眺めるウォルターは楽しそうで、普段は写真を撮るばかりの柚春もちょっぴり仕組みに詳しくなるだろうかと展示資料に目を通す。
パーツではなく細かい資料だからか、静かに見入っている人が多い中で、何やらブツブツと独り言を話す少年がいた。
「違う……こんなのは、『始まりのカプセルギア』じゃない……」
見たところ、中学生くらいだろうか。好きな物に対して造詣が深いのは良いことだが、何か期待したものではなくて落ち込んでいるのかもしれないと、柚春はそっと様子を見守る。
けれど、それ以降は黙ったまま展示の前から動かなくなってしまったので、具合が悪いのかもしれないと声をかけた。
「大丈夫? その、どこか休憩できる場所に案内しようか?」
場内には椅子もあるし、スタッフを呼んで救護室は準備してあるか聞いてもいい。放っておけない柚春は、飲み物を持ってこようか誰か一緒に来ている人はと声をかけ続ける。しかし少年はまるで人形のように瞬きひとつせず、虚ろな目で振り返ると――にたりと口元だけを動かして、こう呟いた。
「……A.I.C.O.は、こんな小さな器に入っているべきじゃないんだ」
その物言いが、まるで先日まで対峙していたユグドラシルのような言葉だったから、柚春は驚いて声を失う。隣で聞いていたウォルターも、少年の異様さに警戒して柚春の肩を抱き彼から離れさせた。
「そっかぁ、わからないんだ……かわいそうに」
ケタケタ笑いながら去って行く少年に薄気味悪さはあるけれど、柚春の中では事件が解決していないことへの不安が勝った。ウォルターとアイコンタクトを取り、周囲を見回す。子供達の不安を煽らないようにと考えるといきなり警察官へと相談するのも気が引けるし、展示スペースから離れて出入り口のスタッフに伝達するなら目立たずに済むかもしれない。そう考えていた矢先、見知った刑事が近くに居ることに気づき、2人は足早に近づいた。
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携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
前回シナリオ
携帯戦記カプセルギア 第八話「Re:play」
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月29日
参加申し込みの期限
2024年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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