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携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
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そうやって普通に楽しみだしたラッセルらを見て、蒼は頭を振って悪い考えを追いやった。
「……よし、遊ぼう!」
このままでは、瑠樹が危ない気がする――。虫の知らせのような感覚に焦らず、蒼はいつもの言葉を心の中で繰り返して、
Diablo Azul
を取り出し微笑んだ。
「何にする? 対戦でもいいし、遊具も空いてるから障害物競走でもいいし。あとは……」
なんだっていい。瑠樹を公園で浮かないようにして、笑顔にできれば。疑いの目が向かなければ、それで。
けれど落ち着き払った瑠樹には、突如はしゃぎ出した蒼の言動が理解できないのか、呆れ顔だ。
「どうしてそうなるかねぇ……とても遊んでられる状況じゃないと思うよぉ?」
「だって君はさ、そのギアと遊びたくて来たんでしょ?」
それに、と小声で「愛光堂さんからの連絡待ちなわけだしさ」と付け足し、両手を合わせて懇願してみる。
瑠樹はラピちゃんとラズちゃんとで会議を開くように見つめ合うと、仕方なくと言ったように了承した。
「そうだねぇ。本当にそのパーツを使わないなら、ラズちゃんの相手をお願いしようかねぇ」
ちらりと瑠樹がアンケートの列を見る。設問が少ないのか列は解消されつつあって、怪しげなパーツを手にした人達は、どこにつけようかと悩みながらギアに当て、楽しそうにカスタマイズしていた。真っ先に貰ったスピカはというと、あの一団と混ざって子供らに力の引き出し方についてレクチャーし、こちらも楽しそうにバトルしているようだ。
杞憂であればいい。首から提げている社員証も本物で、イベントをより良くするために行われているのなら。
「ほーら、何して遊ぶ?」
ぎゅうっとラピちゃんを抱きしめる瑠樹に、蒼は底抜けに明るい声で笑いかけてくれる。だから瑠樹も公園に来たときの気持ちを思いだして、シーソーを指差した。
「今なら、あそこでもバトルができるかねぇ」
「微妙に死角もあるし、いいフィールドだね! 遊びたい子が来たら譲ってあげれるよう、周囲も見なきゃだ」
難易度が高いぞと笑う蒼は、瑠樹の不安を煽らぬように努めながらも、あの一団を警戒する。
楽しく遊んでしまえば、危険がないと信じて――2人は久しぶりに普通のギアバトルを楽しむのだった。
さて、ラッセルと千里のバトルはどうなったかというと、未だカザリューはちょこまかと逃げ回っている。
もう攻撃に出ても勝てそうなくらいゲージは溜まっているが、ラッセルはここに来ても慎重さを崩さずタイミングを見計らっていた。
というのも、万一し損じれば素早い反撃にやられてしまう可能性が高いため、確実に当てるとなると退路の少ない場所へ誘い込まなければいけない。つまり、端的に言うと――この一手しか考えていないのだ。
一見、慎重に動くラッセルは様々な計略があるようにも見える。けれど、昨晩から負けが込み続けた彼には冷静で緻密な策など難しく、表情を隠すのだって明るさを取り戻した今なら千里よりも苦手かもしれない。
そもそも行き着くところは、いつだって『当てればいい!』とばかりに特攻タイプの脳筋だ。
……だから昨夜も負けてしまったのだけれど、ラッセルは気付いているだろうか。
飛び石のサイズと色を確認するように移動して、どこならカプリッチオを誘い込めるかと考えたし、これだけ障害物があるならすぐ見つからないだろうと慢心せず、一カ所にとどまることなく移動しながらゲージを溜め。
腹をくくって一撃必殺に出るかどうかと悩みに悩んでいるラッセルを見て、千里は少し焦っていた。
ラッセルへ時間をやればやるほど、千里が窮地に立たされる。互いの特性はギアにしろ性格にしろ知っているので、あちらが一撃を仕掛けてくるならこちらは得意のスピードで『かわせばいい』だけではあるのだが、かわせなくなる勢いで来られる前に手を打ちたい。
「なんだ、威勢が良かった割に敵前逃亡か?」
そこで千里は、ラッセルを煽って勝負に出ることにした。
策を講じるためとは言え、チョロチョロと逃げては溜めを繰り返す姿は、追っ手が来ないか怯えているように見えると、あえて小馬鹿にしたように揶揄ってやる。そうすれば、ラッセルはすぐムキになって食ってかかるに違いないと踏んでの一言だったが、思惑通り飛び石を渡っていた彼は動きを止めた。
「……誰が逃げてるって?」
スマホから目を離し、こちらを睨み据えている姿に千里は内心ほくそ笑みながらカプリッチオを歩行させる。
そろり、そろりとラッセルの足下へと向かう姿は、肉食獣が獲物に気付かれぬよう忍び寄るのと似ていた。
「なら、かくれんぼか? どっちにしろ、そろそろやめようぜ」
千里は大きく肩をすくめると、チラリと飛び石の隙間を覗き込むフリでスマホを見て、進行方向を確認する。
おそらくカザリューは、ラッセルからそう遠い場所にはいないはずだ。彼の立つ飛び石まであと僅かな距離となり、右回りで攻めるか左回りで攻めるかと千里が踏み込むタイミングを待っていると――ラッセルが飛び石の隙間に視線を落とした。千里側からだと他の飛び石で死角になっているが、スマホに映し出される画面には、何かが揺れた気がする。思わず漏れそうになった歓声を飲み込んで、千里はカプリッチオの瞬発力を上げるべく抑えていたパワーを解放させた。
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携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
前回シナリオ
携帯戦記カプセルギア 第八話「Re:play」
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月29日
参加申し込みの期限
2024年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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