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二月の魔法は春を呼ぶ
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赤絨毯を踏んで劇場から出る。
汗がひく思いだ。やけに涼しいと綾花は感じた。
感想の言葉をさぐったが、エッチでしたねとか緊張しましたねとか、どうにも野暮ったいものしか思いつけず、迷ったすえに綾花はこう発言することを選んだ。
「ポスターと内容、ちがいすぎませんか?」
珪は軽やかに笑った。
「たしかに、ちょっと驚いたね」
「上映前になんだかカップルが多いなとは思いましたけど」
珪は笑うだけで、それ以上のコメントはない。
エスカレーターを降りる。並んで立つ。それだけで綾花はドキドキしてしまう。
まだ脳裏に官能場面の数々が焼き付いているから。珪の体温、息づかいを意識してしまうから。
あんな風に珪さんに求められたら。
私、どうなってしまうんだろう。
でものぼせてはいられない。綾花はためらいつつ口を開いた。
「あの……すみませんでした」
「なぜ謝るんだい?」
「知らなったとはいえ、その、過激すぎる映画に誘ってしまって」
友人の意味深な笑み、『頑張ってね』の言葉、いまとなってはその意味がわかる。
「謝る必要なんてないよ」安心させるように告げる珪は、やはり綾花からすればずいぶんと大人だ。「びっくりはしたけど、とても面白かった。観られてよかった」
綾花の心を軽くするために意図的に嘘をついているわけではなさそうだ。珪は楽しそうにつづけた。
「現代エンタメなのにベースは古典的なのがよかったね。ショッキングな場面を見せてこちらの視点をそらす脚本はヴァン・ダインの影響だと思うし、アラン・ポー的な詩情もあったと思う。あの壁はきっと『黒猫』オマージュだよ、目配せされてる気がしてちょっと笑ってしまった」
「あっ、ポーの『黒猫』、たしかに」
本の話となれば綾花も嬉しくなる。過激な表現に目をくらまされていたが、珪に手ほどきされてみればたしかに言うとおりだと気づく。
「エンディングに表示された原作も読んでみたいな」
「図書館には、ちょっと置かないほうがいいかもしれませんけど」
あの肉感的な描写は、活字であっても、いや活字であればなおさらくらくらしそうだ。
エスカレーターが着く前に、綾花は珪の手を取った。
「私もいつか珪さんと結ばれたいです」
つぶやくように言って、ぎゅっと握る。
彼も握りかえしてくれた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年03月17日
参加申し込みの期限
2024年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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