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「帰る前にお茶でもしないっスか」
アリかなしかと問われれば当然アリだろう。普段の花音ではできない提案だったかもしれないが、このときは自分でも驚くほど素直に、するっと口から言葉が出ていた。神社でリラックスできたおかげか、それともさっそくご利益があったというのか。
「そうしましょうか」
笑顔で静が応じてくれたことにも、身震いするほど感激する。
少し離れたところにある『ねこだんご』なる和喫茶。混み合っていたが幸い、団体客が出たばかりでさっと入店できた。
お茶でしたら、と静が提案した店だ。歴史ある街並みに調和した軒先、くぐれば茶室のような数寄屋造りだ。柱はすべすべの化粧丸太、窓枠も竹でいい香がする。
「ここ、お団子がおいしいんですよ」
「いいっスねー。団子」
たとえ彼女に『ニンニクマシマシ激辛キムチラーメンのお店なんですよ』と誘われたって花音は諸手アップで応じたはずだが、歩いたあとは甘い物のほうがいい。
座敷に案内された。畳の間、ただし掘りごたつなので足は自由だ。
「お団子も種類がたくさんありまして」
本当にたくさんある。生チョコ団子なんてはじめて見た。
「うわー、マジいっぱいあるじゃないスか。迷うっす」
「だったら盛り合わせにしません? いろいろ入ってますしわけあえますし」
「それにしましょう」
さっそく注文した。
静さんと団子をわけあうなんて――。
花音ははたと気がついた。
本当にデートしてるみてーじゃねえか!
もちろん『デートウィーク』の言葉はもらったものの、マジで『今日はデートですね』とまでは言われてねー。けどこのシチュエーション、客観的に見たらそうなるかも……いやいや、そこまでの高望みはやめとこう……だが、しかし……!
煩悩が頭を悩ませるわけだが、団子の甘みがほどよく溶かしてくれて、思考の迷路でフリーズすることはなかった。
「三色団子ってなんだか嬉しくなりせん?」
「ですよねえ。この緑色なんて、さっきのメジロっぽいっス」
「ほんとだ。桃色は桜って感じですし」
「白は……あー、神社の玉砂利?」
「あはは、京極さん上手いですね」
他愛もない会話かもしれない。でも花音にとっては値千金の他愛のなさなのだ。最初よりずっとスムーズに会話できるようになったことがなにより嬉しい。
一緒にいるだけで俺はこんなに楽しくて、脳内で舞い上がっちまってるんだが。
いささか不安になる。
静さんはどうだろう?
デートウィーク以外でも、特別でない普通のデートとして誘うことは許されるのだろうか?
待て待て、特別でない普通のデートってなんだ?
それって、付き合ってるってことじゃねーのかッ!?
ボッと顔から火が出そうになり、ごまかすように団子をふたつみっつ、花音はいっぺんに口に詰めこんだ。
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担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年03月17日
参加申し込みの期限
2024年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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