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二月の魔法は春を呼ぶ
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「どう?」
夜のとばりが下りてまもなく、じゅんはさゆるに下着を披露した。
キャミソールじたてのランジェリー、ベースは黒だがレース飾りは白、胸の谷間がぱっくりと空き、紅い編み紐で胴を締めている。スカート状になった腰から下の、ベロア生地も艶めかしい。ファッションモデルよろしく悠然と歩いて一回転、じゅんはベッドに腰を下ろし、股を開き気味にしてみせた。
「ねえ見たい?」誘うような目つきでスカートに手をかける。「見たい、って言って。あたしのさゆる」
「見たいわ」
「ひざまづいて言ってごらん?」
じゅんがここまで大胆になるのはあまりないことだ。SかMかでいうならば、普段はどちらかといえばMのじゅんなのである。けれど今日はむしろ、乗馬用鞭あたりが似合いそうな口調だ。二月の魔法かそれともやはり、胡乱路秘子が案内しふたりで選んだスペシャルなランジェリーがもたらしたものなのか。
脳の奥が痺れたように、さゆるはじゅんの間近に正座する。
「見せて、じゅん」
「もっと可愛い声で。切なくなるような」
「見たい……お願いよ」
唇はおろかまだ指先で触れ合ってすらいない。なのにさゆるもう、胸の先端が尖って痛いくらいだ。
「よくできました」
じらすようにゆっくりと、それでも手を止めることなくじゅんはスカートをめくりあげた。
「どう? いざとなっても脱ぐ必要ないのよ」
さゆるは唾を呑みこんだ。数えきれないほど見てきたはずなのに、さゆるの知らないじゅんがそこにいた。
「さあ次はさゆるの番、たっぷり見せてもらうから」
じゅんに導かれてさゆるは、ランプの光に身をさらす。
電球色のオレンジがかった光であっても、鮮やかなブルーの下着は映えた。
「素敵よ。やっぱりさゆるは青系統が似合うわ」
蝶を思わせるデザインだ。けっして多くない布面積なのに大半がシースルー、ショーツの紐が細いところもエロティックだ。
そしてガーターベルト、さゆるの長い脚を黒い薄衣が包んでいる。さらに左膝には、青いリボンのレッグガーターが華を添えていた。
「おいで」
じゅんはさゆるを引き寄せた。
激しく甘く愛し合おう。
いつも以上に。
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翌朝、さゆるはじゅんの口づけで目覚めた。
「おはよう」
身を起す。真夜中かと思ったがそれは、遮光カーテンが引かれているせいだった。とうに昼近い。
胸元にはじゅんのつけた咬むようなキスマークがある。四肢にもまだ甘い余韻が残っていた。ずっとこのままでいたい。そんな気分だ。
さゆるに身をすり寄せてじゅんは言う。
「明日ね、シフト交換で休みなんだ。つまり……今日は久しぶりに一日中じっくり愛し合おうってこと。……覚悟はいい?」
どうして拒めようか。さゆるはうなずいた。体の芯が熱を帯びていく。
「だったらさっそく!」
まだ昨夜のモードがつづいているらしい。じゅんはさゆるをベッドに押し倒した。キスの雨を降らせる。さゆるの唇に、あごに、首筋から胸に、そしてもっと下へと。
「ねえじゅん、その前に」
「どうしたの」
「聞いて、決めたの。あたしの源氏名、プロムナードの」
「いいよ」
さゆるを組み敷いたままじゅんは言う。髪が垂れてさゆるの頬をくすぐった。
「さゆみ」
「由来聞いていい?」
「『幸(さち)』の『さ』と『満(み)たされる』の『み』。そこに二人の名前から一字ずつ」
「『ゆ』か、あたしの名前にも小さい『ゆ(ゅ)』が入ってるものね」
「……どう思う?」
「気に入った。好きだな」
じゅんの笑顔はたちまち狼狽に変わった。
「どうしたのさゆる? なんで泣いてるの……?」
「じゅん、あたしは……いま、とても幸せよ……なのに涙が止まらないの……」
さゆるの両眼からあふれた涙は、伝い落ちてシーツにしみこんでいく。
「やめてよ、そんな顔、しないで……あたしだってもらい泣きしちゃうじゃない」
涙として失ったと同じだけの水が、じゅんからしたたりさゆるの頬を濡らした。
しばらくそうやって、ふたりは無言で見つめ合い、やがて抱き合って、
「シャワー、浴びに行こうか」
「うん」
連れ立ってベッドから下りたのである。
あせることはないだろう。まだまだ、今日一日は長い。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年03月17日
参加申し込みの期限
2024年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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