this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ハッピーバースデー! 2月☆
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
◆2月2日。その前日から。
ブラックウッド邸にて、華やかな声が響き渡る。
「メアリさん、誕生日おめでとう!」
「Happy Birthday!」
満面の笑みでクラッカーを鳴らす
稲積 柚春
の傍らで、さすがは英語教師(かつネイティブ)、抜群の発音で
ウォルター・B
も自身のメイドをにこやかに祝い。紙テープと紙吹雪、それから祝辞のシャワーを受けた
メアリ・エヴァンズ
は、まぁ、と丸眼鏡の下の瞳を大きく見開いた。
サプライズ成功と、柚春は内心でにんまりほくそ笑む。――今日のメアリの誕生日を祝うために、柚春はウォルターをも巻き込んで、色々と動き回っていたのだ。
それが見事実ったのだから、柚春の笑みも無理からぬことだった。
◆
計画が動き出したのは少し前、メアリの誕生日である2月2日を控えた、とある休日のことだ。
「ワット、聞いてくれた?」
「あぁ~……」
どんなものが好きなのか聞いて欲しいと、頼んでいたその成果を尋ねた柚春に、ウォルターはどちらともつかない曖昧な声を漏らした。――これは聞いてないのだろうか、とほんの少し半眼になって見上げれば、さり気なく目を逸らされる。
も~、と柚春は大きなため息を吐いた。柚春から聞くよりも、一緒に暮らしているウォルターから聞いた方が自然かと思ったのだが――逆に、だからこそ聞き難い、という事もあったのかもしれない。
とまれ、こうなっては取れる手段は1つ、己のセンスと勘とウォルターの日頃の観察眼を信じ、プレゼントを選ぶのみ。行こ、と促すように歩き出した柚春の背に、ウォルターが何とも言えない笑みを零して。
向かった先の文房具まつりで、手に入れたのは猫のふわふわレターセットと肉球の香りインク。北海道のアイドル猫『たみちゃん』とのコラボ商品だというそれを、メアリが使ってたら可愛いだろうと考えて、ウォルターと一緒に購入した。
果たして、メアリが可愛いものを喜んでくれるか……購入してからも大いに不安ではあったのだが、長い時間を共に過ごしたウォルターが懸念を示さなかったのだから、全くの的外れという事もないはずだ。ゆえに、虹色の透ける素材で中身同様可愛らしくラッピングして貰ったそれを、柚春は大切に保管しておいた。
(ワットに預けると、メアリさんに見つかっちゃうかもしれないもんね)
何しろメアリはブラックウッド邸を取り仕切るメイドである、ウォルターのプライベートなどあってなきが如しだろう。ゆえに柚春が保管しておいた方が安全だと判断したそれを、しっかり鞄に隠してブラックウッド邸を訪れたのは、メアリの誕生日当日のことである。
幾度も訪れている柚春の顔に、まあ、とメアリは微笑んだ。
「いらっしゃいませ、柚春さま。ウォルターさまをお呼びして参りましょう」
「あっ、違うんです。今日はちょっと、メアリさんに教えて欲しい事があって」
そんなメアリにパタパタと手を振りながら、柚春は用意してきた口実を告げる。この間に、ウォルターが星ヶ丘のパティスリーまでケーキを取りに行く――という計画なのだ。
まあ、とメアリの目が不思議そうに瞬かれる。実はお料理のことで、ともっともらしい(?)理由を告げつつキッチンへと促せば、不思議そうにしながらもメアリはついて来てくれた。
よし! と内心でガッツポーズする。あとはウォルターが上手くやる事を祈るだけだ。
(ワット、お願い……!)
祈りながらメアリと料理のコツやら、ウォルターの好きなお菓子のレシピやらについて質問すること30分、幾度目かにキッチンの入り口を盗み見た柚春の瞳に、小さく親指を立てるウォルターの姿が映った。ほっ、と色んな意味で安堵して、ありがとうございました、とメアリに礼を言う。
いえいえ、とにこやかにメアリが微笑んだ。そうして2人揃ってリビングに戻り――次の瞬間。
「メアリさん、誕生日おめでとう!」
「Happy Birthday!」
華やかにクラッカーを鳴らした柚春とウォルターに、メアリの瞳が文字通り驚きに見開かれた。そんなメアリに用意してきたプレゼントを、それから林檎の香りのインクで書いたメッセージカードを添えて手渡せば、その表情に喜びが入り混じる。
良かった、と心から思った。願わくばメッセージカードの香りも気に入って欲しい――シードルが好きだというメアリのため、柚春が選んだとっておきだ。
そっと、メアリの手を握って柚春はにっこりする。
「メアリさん。これからも沢山指導してほしいから、長く健康でいてくださいね」
先ほどの話だって、メアリを惹きつける口実ではあったけれども、柚春にとってとても役立つ情報が満載だった。だから、と告げた柚春にメアリは微笑み、勿体ないことです、と頭を下げる。
そんなメアリと柚春の肩に手を置いて、ほらほら、とウォルターが笑った。
「そろそろパーティーを始めようねぇ。ケーキだけじゃなくて、オードブルも用意したよぉ」
今日くらいはね、とウィンクするウォルターに、メアリが困ったように笑って。ブラックウッド邸でのバースデーパーティーは、和やかに始まったのだった。
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ハッピーバースデー! 2月☆
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月18日
参加申し込みの期限
2024年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!