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ハッピーバースデー! 2月☆
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◆2月、某日。in サジタリオ城下町。
さてその日、
八神 修
が
七夜 あおい
を誘って訪れたのは、とある城下町だった。石畳の続く大通りには外見も種族も様々な人々が賑やかに行き交い、時折は轍を軋ませて馬車が通り過ぎていく――その名をサジタリオ城下町。
星幽塔の第一階層に当たるこの町の、熱気に目を細めていたあおいが修を振り仰ぐ。
「――じゃあ、どこ行こっか?」
「そうだな……お昼にはまだちょっと早いし」
そんなあおいの言葉に、ふむ、と修は視線を巡らせた。と、その眼差しが通りの向こう側、雑貨店や小間物屋の並ぶ界隈を捕らえる。
あおい、と呼び掛けた。
「あそこ、見てみないか?」
「いいね! 行ってみよう、修君」
そうして2人は、石畳を鳴らして歩き始めたのだった。
◆
ちょっとお祝いしたい事があってさ。それが、修があおいを誘った時のセリフである。
お祝い? と当然ながら不思議そうな顔になったあおいに、ちょっとね、とぼかし続けて。それでも、2人で待ち合わせて出かける事も決して珍しい事ではなかったからだろう、あおいは「何だろう、楽しみ」と笑って頷いてくれた。
そうして――
「見て、あおい。光る石のペーパーナイフだって」
「わ、ホントだ。きれいだね!」
2人は今、城下町の雑貨店の軒先を覗き込み、あれやこれやと珍しい品々を眺めている。サジタリオ城下町には、寝子島にはない不思議な品や、何に使うのかもよく解らないような品がちらほらあって、ただ歩いているだけでも十分に楽しめた。
そんな品々を眺めて楽しんだ後は、カフェに行って休憩を兼ねて食事をする。メニューを2人で覗いてみたら、何となく想像がつくメニューもあるし、『アルダリンのプオスリン』なんて、いったいどんな料理だか想像もつかない。
挑戦するか、手堅く行くか。ふ、と顔を見合わせて、互いの瞳に『挑戦あるのみ』の光を確認し。
「――なるほど、デザートだったんだね」
「プリンかな……? でも固いんだね」
やって来た『アルダリンのプオスリン』とやらは、外見はプリンによく似た、けれども虹色の、ナイフで叩けばこつこつと音がするほど固い何かだった。果たしてナイフで切れるのかも疑問だったけれど、刃を入れてみれば案外スッと切れるのがまた不思議。
ちなみに、アルダリンは何かの果物らしい。食べてみたところ、ねっとりとした風味の爽やかな柑橘系、またはベリー系といった所。
「美味しいね」
「黄色の所はちょっと酸味が強いかも?」
「ソースはクリームを使ってるのかな」
そんな話をしながら『アルダリンのプオスリン』を食べ終えて、ハーブティーっぽいお茶で口の中の甘みをすっきり洗い流した。それからまた歩き出して、今度は食べ物の屋台なんかも覗いてみたりして。
気付けば、そろそろ夕暮れの時間になっていた。あ、と空を見上げて瞬いたあおいを促して、向かったのは城下町の中でも少し高台にある、街を一望できる公園だ。
――この、とっておきの景色の中であおいに、渡したいものがあった。
「これ。あおいに、プレゼント」
「――え? 私に?」
修が手渡した包に、あおいが瞬く。何のことか分からないと、その表情がありありと語っていて。
そうだろうと、苦笑した。修は今日、あおいと先日2人で初めてインクを作った記念日――言うなれば『オリジナルインク・バースデー』を祝おうと、この場所にやって来たのだから。
そう、告げればあおいがぽかんとした顔になり。それから、ぷっ、と弾けたように笑い出した。
「ふふっ、インクの誕生日なんだね」
「そう。ちょっと珍しいけれども――記念日の1つ、って事で」
どうやら意図が伝わったらしいと、嬉しくなりながら修は微笑む。――自分達の間には、本当に沢山の記念日が、『初めて』があるとしみじみ思った。
初めての動物園、初めてのスイーツ作り、初めてのシルバークレイ――他にも、数え切れないほどに。数えなければただ過ぎて行くだけのそれらの事象を、あおいとだからこそ修は特別に数えたい。
「記念日は沢山あって良いし、増やしていくのも素敵だなって」
「あははっ、修君らしいね! うん、でも素敵だと思う」
そんな修にあおいは頷き、ありがとうとプレゼントを――レトロシックなお手紙セットを受け取ってくれた。それから、はっ、と目を見開く。
「え、でも私、知らなかったから何も用意してないよ?」
「あー、うん、そうだよね。大丈夫だよ、あおい」
秘密にしていたのはこちらなのだから、と。微笑んだ修に、あおいは少し唇を尖らせ、城下町で見かけたあの光る石のペーパーナイフを、プレゼントにと購入した。
そうして改めて、はい修君、と手渡してくれる。
「これ、細工が凄いなって見てたよね?」
「――気付いてたんだ」
装飾として施された細工の精緻さに、これを施した職人の腕を思って見惚れた事を。気付いてくれていた事が嬉しくて、ありがとう、と修は照れた笑いを浮かべた。
そうして2人、寝子島へと帰還したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月18日
参加申し込みの期限
2024年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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