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◆2月14日。貴方のくれた輝きを指に。
一般的に、2月14日と言えばバレンタインデーとして世に知られている。本命チョコに義理チョコ、友チョコ、最近は自分へのご褒美チョコレートなんてジャンルまで存在していて、けれどもやっぱり多くの人のイメージとしては、女性から男性へチョコレートを渡す日、だろう。
だが、
宮祀 智瑜
にとっては2月14日は、全く別の意味で特別な日。智瑜の、18歳の誕生日なのだ。
ゆえに、智瑜は朝からずっとそわそわ、そわそわと気持ちが落ち着かない。
(義弘先生……覚えててくれるでしょうか……)
智瑜の担任の先生でもあり、大好きな人でもある
桐島 義弘
先生の事を想う。智瑜の誕生日であると同時に、今日はやっぱりバレンタインデーでもあるので義弘先生にはチョコをプレゼントしたのだけれど、その時には何も言われなかった。
もしかしたら、後でこっそりお祝いしてくれるつもりなのかもしれない。――でも、もしかしたら智瑜の誕生日を忘れてしまっているのかもしれない。
義弘先生は、厳しく真面目できっちりとした性格だけれども、案外抜けている所もあるのだ。そんな所も智瑜は大好きなのだけれども、その『抜けている所』が自分の誕生日に適用されてしまうと、それはちょっと悲し過ぎる。
さりとて、自分からぐいぐいと「誕生日をお祝いして下さい!」とも言い難いし。そもそも、同じく2月生まれ、6日が誕生日の義弘先生のことは毎年お祝いしているのだから、今年は義弘先生に智瑜の誕生日をお祝いして欲しい――そう願うのは、それほどわがままな事だろうか?
そんなモヤモヤと、そわそわを抱えて過ごす1日は、ひどく長く感じられた。今呼ばれるんじゃないか、そろそろ呼ばれるんじゃないか、こっそり机の中に義弘先生からのプレゼントが入ってるんじゃないかしら――なんて思いながら授業を受けたり、図書館に行ったりと落ち着かない時間を過ごし。
――放課後に、なった。なって、しまった。
(――やっぱり、忘れられてるんでしょうか)
少しずつ人が少なくなっていく校内で、智瑜は少しずつ気持ちが沈んでいくのを感じる。――忘れられて、しまっているのだろうか。
知らず、顔も俯きがちになって、足取りもトボトボとし始めた。何だか捨てられた子犬の気分だ、なんて考えながら人の気配も薄くなりつつある校内を、しょんぼり昇降口へと歩き始めて。
「――宮祀?」
「……ッ!」
不意に響いた、大好きな人の声に弾かれたように顔を上げれば、智瑜を驚いたように見ている義弘先生と目が合った。こんな所にいたのかと、呟く言葉に心臓がどきどきと早鐘を打ち始める。
もしかして。――もしかして?
期待と不安に揺れる眼差しの先で、義弘先生は辺りを軽く見回してから、コホン、と咳払いをした。
「今日、誕生日だっただろう」
「~~~ッ、はい! 覚えててくれたんですか! 嬉しいです」
「うわ……ッ!?」
その言葉に、思わずぴょんと飛びついた智瑜を受け止めつつ、義弘先生が驚きの声を上げる。だが喜びの方が大きな智瑜は、そんな事はお構いなしで、義弘先生をぎゅっと抱き締めた――だって、本当に本当に嬉しかったから。
そんな智瑜に、義弘先生は何も言わず。――しばらくして、宮祀、と困ったような声色で呼ぶ。
はい、と返事をして見上げたら、とても難しい公式を解こうとしているような、そんな顔で義弘先生がポケットに手を入れた。――もしかして、それ、は。
「プレゼント、には申し訳ないんだが。――こんなものしか無くてな」
そう、言いながら義弘先生が智瑜へと渡したのは、指輪だった。お祭りの屋台や、子ども向けの雑貨屋で売っているような――大きなピンクのフェイクストーンが、蛍光灯の光を浴びてキラキラと煌めいている。
わ、と喜色に頬を染めてから、はて、と首を傾げた。『こんなものしか無くて』?
どういう事かと義弘先生を見上げれば、大変に気まずそうな顔でしばらく逡巡してから、実は、と重い口を開いた。そうして語った事には、智瑜へと贈る誕生日プレゼントを用意してはいたのだが、ポケットにいつの間にか穴が開いていたようで、気付けば無くなっていたのだという。
ポケットに、と思わず呟けば、ポケットに、と頷きが返る。そんな訳で、放課後になってから業務の合間を縫って買いに行ったのが、このおもちゃの指輪という訳らしかった――義弘先生の事だ、あり得る。
なるほどそれで、と色んな事に納得してしまって智瑜は、おもちゃの指輪を光に翳した。――プレゼントが指輪ってまさか。
「プロポーズ!?」
「違う」
はっ、と目を見開いて尋ねれば、清々しい程に一刀両断された。違うんですか、と肩を落としつつ試しに指輪を左手の薬指にはめてみれば、驚きのジャストフィット。
これがプロポーズだったら受けたのに、と残念に思いながら、指輪の嵌った手を嬉しく見つめた。本物を貰えるまで、このままつけておこうかと思う――ナンパもされにくくなりそうだし。
智瑜には心に決めた義弘先生という人が居るので、その他有象無象に声を掛けられても、ただ困るだけである。だから、と目を細めてフェイクストーンを見つめてから、そうだ、と義弘先生を振り仰いだ。
「義弘先生、少しかがんでもらえますか」
「……? なんだ、いきな」
「り」、と言う前に智瑜の唇は、義弘先生のほっぺに触れていた。唇にほど近い場所――口へのキスは、卒業までお預けだから。
ぎょっ、と頬を染めて目を見開いた、義弘先生に吐息のかかる距離で智瑜は微笑み、甘く囁く。
「義弘先生の誕生日プレゼント、です。渡しそびれちゃってましたから……好きなのは義弘先生だけですよ」
ここは学校だけれども、2人きりだからまあ良いだろう。義弘先生だって、智瑜に誕生日プレゼントを渡してくれたのだし――きっと、大丈夫。
そんな笑みを浮かべる智瑜に、義弘先生は何とも言えない顔になり。――あまり遅くならないように、と『先生』の顔をした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月18日
参加申し込みの期限
2024年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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