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\ オーバータイム!/
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小さな幸せのアイスクリーム屋さん
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マンションの入口横。
『Arctic Ice Cream』と書かれたキッチンカーの前で、
朝鳥 さゆる
は足を止めた。
「こんなところに? 冬でもアイスはありとは思うけど……」
ひゅうっと吹く冷たい風を背中に受けつつ、カウンターの向こうを覗いてみる。
と、キャップをかぶった大きな白熊が、ひょっこり顔を出した。
「いらっしゃい。アイスクリーム、食べる?」
「なんにする?」
「なんでもおいしいよ」
白ギツネとペンギンもやって来て、前足で、メニューをぺしぺしぺし。
(着ぐるみ……じゃないよね?)
ふわふわ揺れる白い狐毛はいかにも本物ぽく、さゆるは目を細める。
が、ここはフシギな寝子島だ。深く考えるだけ時間の無駄である。
「……キャラメルリッチとキューティストロベリーにしようかな。えーと、カップで」
いかにもリッチなとろけたキャラメル、まさにキューティーないろんなピンク。
美味しそうなメニューの写真に惹かれ、ふたつの味を選ぶ。
「はいはーい。ありがとねー」
白熊の軽い返事とほぼ同時に、白ギツネとペンギンが、しゅぱっ! とアイスを出してきた。
お金を払って受け取って、部屋に帰って、冷蔵庫に入れる。
「じゅんもいれば喜んだかもしれないわね。あの変なアイス屋さん」
さゆるはキッチンに立ったまま呟いた。
恋人である
姫木 じゅん
の帰りは仕事が終わってから。午前様が常である。
今はこうしてひとり待つことが多いが、春になれば、一緒に帰宅することが増えるだろう。
じゅんは、午前12時過ぎに帰宅した。
「あー疲れたー」と言いながら、ソファにぽふんと腰を下ろす。
「お疲れ様」と返して、さゆるのほうは、ソファを立った。
「アイスでも食べる?」
「食べる~」
キッチンで、皿に二種類のアイスを盛り付ける。
黄色と琥珀が混じったキャラメルと、赤とピンクが混じったストロベリー。
「これ、マンションの下に変わったキッチンカーが来ててね、そこで買ったの」
「変わった?」
「店員が、白熊と白ギツネとペンギンだった」
「えぇ……?」
じゅんが不思議そうな顔をするのを、さゆるは少しだけ口角を上げて見る。
「動物が作ったとは思えないくらい美味しいけど」
「うん、そうだね」
暖房を入れた部屋の中で、キャラメルとストロベリーが少しずつ溶けていく。
ふたつはさらりと混じり合い、それを見ながら、なんとなく指を絡めた。
甘いもので癒されたはずなのに眠れなかったのは、このときに分けあった体温のせいかもしれない。
「じゅんは今日、変わったことあった?」
「とくになかったね。いつもどおりだよ。ああ、そんなことないか」
「なにがあったの?」
「さゆるが、変なアイス屋のアイス買ってきて、すっごい美味しかった」
変わったことをすぐに信じてくれるじゅんが好きだし、いつもどおりの毎日の中で、当たり前に一緒にいてくれるじゅんも好きだ。
とりとめのないことを話して、ふたり、夜を過ごす。
本当に、重大な話なんてひとつもなかった。でも、それがよかった。
続く毎日に、特別な出来事なんてそうそうないんだから。
その翌日。
「さゆる、あたし今日、売上ナンバーワンだった」
「あたし、商店街の福引で、1万円の商品券当てた」
夜中、お互いにこんな報告ができたのは――。
「あのアイスの効果だったりして」
「フシギがフシギを連れてきたって?」
そうかもしれないねと、さゆるとじゅんは笑いあった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年04月15日
参加申し込みの期限
2024年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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