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わんにゃんブヒーがうがうひひーんパオーン大作戦
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【反撃開始!】
「なあ。なんか騒がしくねえか?」
「ドーブツどもがキャンキャン鳴いてんじゃね」
「いやそーいうんじゃなくて……」
コッソリ侵入作戦はソコソコの効果を発揮しているようですけれど、密猟団の面々もさすがに少々違和感を感じ取りはじめた様子。廃ホテルを巡回中の大柄なほしびと二名が、廊下の突き当りの部屋をのぞき込みます。客室はもちろんもう使われておりませんけれど、なにやらそこから奇妙な音が漏れ聞こえてくるというのです。
「んじゃ、ゴーストでもいるんじゃね。ネコジマ人は幽霊を怖がるらしいぜ。お前も怖いんじゃねえの? ひひひっ」
「ああ? バカにしてんのか?」
フシギの源泉、星幽塔ではゴーストも時おり見かけないではないですし、密猟者がおそれる様子はありません。ずんずん踏み込んで、そこらに散らかる壊れた椅子やらテーブルランプの破片やらを乱暴に蹴とばします。
「ちっ、なんにもねえじゃねーか。大体タイクツなんだよな、こんな小汚いとこに引きこもってねえで、もっと珍しい動物を狩りまくってひと儲けして……」
「おい。なんだこれ?」
その荒っぽさが彼らにとって、命取りとなりました……いえもちろん美野梨たちだって、本当に命を取ってやろうだなんて思ってやしませんけれど。
「これ、すまーほんってやつだろ? ネコジマのやつらが持ってる」
「音出してたのはこいつかよ? くそっ、どこのどいつだ、こんなもん置いていきやがったのは」
「私よ。壊さないでね、気に入ってるんだから」
密猟者たちは慌ててずばっと振り返りますけれど、時すでに遅し。どかばきどかっ!
仲間たちがつつがなく彼らをKOするのを見届けて、美野梨がスマホを拾い上げたところで、呼び出し音がぷるると鳴りました。
「私よ。そっちはどう?」
『うん、見つけたよ!』
猫になって果敢にも潜入任務遂行中、幸次の声でした。
『ぐえー捕まったニャアー。なーんて』
巨漢のほしびとに首根っこをつかまれ、どこぞへ運ばれるのは正直ちょっと、恐ろしくはありましたけれど。
『ガマンガマン。こうしていれば、動物たちの捕まってる場所へ案内してくれるんだから』
「にゃあにゃあうるせえなあ。少し黙ってろよ、野良猫め」
『痛っ!』
ちいさな眉間にデコピンされて、キジトラ幸次はぐるるっと不機嫌そうに喉を鳴らしましたけれど、密猟者は意に介さずけらけらと笑うのみ。
やがて幸次は、小さな部屋へぽいと放りこまれてしまいました。入り口の扉だけでじゅうぶんと思われてか、檻にも入れられず見張りもなし。幸次にとってはラッキーです。
目を閉じると、ろっこん解除。どろん!
「ふう。ここは……もと厨房、かな?」
折れ曲がった包丁は錆びついていますけれど先端はまだまだ鋭利ですし、割れたお皿だってそこらじゅうに散っていて、幸次はぞくりとして肩をふるわせました。こんなところへ無造作に猫を放りこむなんて!
確かに、壊れているとはいえ厨房なら、音や匂いなどは漏れにくく、動物たちを隔てておくにはちょうどよいかもしれません。
『……だれ?』
『わかんない。また人間だ』
『いたいことされるのかな……』
『いやだなあ』
『こわいよう』
「あっ……!」
幸次が目にしたのは、同じようにここへ押し込まれたのでしょう。身を寄せ合ってぷるぷると小刻みにふるえている、かよわく小さな動物たちでした。幸次に聞こえてきたのは猫や子ライオン、星幽塔生まれの翼をもつ獅子、ふたまたしっぽの化け猫など、猫科やそれに準ずる小動物たちの声だったようです。
おびえる彼らへ、幸次はやさしく、やわらかく。
『大丈夫、怖がらないで。俺は味方だよ。すぐにここから出してあげる……ここにいるのは君たちだけ? ほかに捕まってる子たちはいない?』
動物たちと意思の疎通を図ることができるろっこんが、ここで大活躍。彼らから得られた情報を、幸次はすぐさまスマホで仲間たちへと共有することができました。
いぬみん星からやってきた少女きとりだからか、二本足のいぬやねこたちともすぐにうちとけることができました。
「みんな、こっちだよー! わちしについてきてっ」
捕まっていた動物たちの場所を割り出し、彼らの救出作戦は次なる段階へ。動物たちを導いて、安全なところまで連れてゆくのです。
かわいそうな彼らはいずれも、歩き回ることも困難なくらいに狭い場所へただ放りこまれるばかりで、じゅうぶんなごはんも与えられず、すっかり元気を失くしておりましたけれど。
「狼さんたち、こっちだワン! この人間さんについていくんだワワン!」
「ライオンさんもこっちだニャ。おいしいごはんが待ってるニャア」
ありがたいことにいぬたちねこたちが動物たちとの通訳を買って出てくれたもので、誘導はなんともスムーズに運ぶことができました。
「みみみ、ここは道がくずれちゃってるんだよー」
「しかたないですニャ、別の道を」
「そーだ! みんながつながって、橋になったらどうかなー!? ぶら~んってなってる間に、ずだだだーってどうぶつさんたちが渡っちゃえばいいんだよ、これってナイスアイディアなんだよー!」
「そ、それはちょっとニャア……」
「ボクたちがちぎれちゃうワン……」
まあきとりのちょっぴり大胆にすぎる作戦は残念ながら採用の余地ナシ、いぬねこを戸惑わせたりもしましたけれど、それもご愛敬。
連絡を取り合う仲間たちもそれぞれに動物たちを発見し、誘導を始めたようです。作戦は順調、このまま安全を確保したなら、いよいよ最終段階へ……と。
「……やれやれ。引っかき回してくれるぜ」
「みみっ!? 誰?」
ずらり、ずら~っと部下を引き連れ現れたのは、ひとりだけすこうし良い身なりをした、ヒゲの男。片目を海賊みたいな眼帯でおおっていて、恰幅がよくて、腕組みしつつ仁王立ちな様はなにやらカンロクアリ、ってなものですけれど。
「人間風情に邪魔をされるとは。しかし、悪いがこれもビジネスでね。商品はキッチリ返してもらうとして……お前らにはちょいと、痛い目を見てもらおうか?」
密猟団寝子島支部、いかにもワル~イボスの登場! でありました。
動物たちを背にかばい、きりりと眉をつり上げたきとり。
「どうぶつさんをいじめるワルイ子には、おしおきなんだよー!」
いざ、決戦!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月08日
参加申し込みの期限
2024年02月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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