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ようこそ! ホビーショップ『クラン=G』へ!!
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最初はこの店の、単なる常連客だった。
七枷 陣
はふと思う。
いつからだろう。『クラン=G』に深く関わるようになったのは。
エプロンを巻き、店の一員となるにいたったのは。
それどころか、もうひとつの家みたいに感じるようになったのは。
店の棚を整理しながら、陣はずっと考えている。
高校入学と同時に実家を出てひとり暮らし、学校は嫌いではないがどうにもなじみきれず、校外でも親しく遊ぶような友達はできなかった。ナチュラルボーンなインドア派で部活にも属していないということもあって、放課後も休日ももっぱら部屋で、誰にも邪魔されることなくネトゲなりスマホゲーなりして遊ぶのが基本だった。ネットの掲示板を見ることはあってもあまり書き込まない。熱心に論争していた時期もあるがすぐにやめてしまった。SNSだって情報収集が目的なので、コメントしても小鳥のさえずりみたいな独り言ばかりだった。
それでも十分楽しいし充実していた。リアルが充実していること、すなわち『リア充』なんて言葉が世に蔓延していたが、陣にはまったく興味がなかった。ネットの世界で充実、『ネト充』で上等だと負け惜しみでなく思っていた。ネットオンリーであっても他人との接点がないわけじゃない。オンラインゲームくらいの適切な距離で、つかず離れず楽しく遊んでいればそれでよかった。
なので『クラン=G』も、他人との交流ではなく店舗としての利用だけが目的だった。いまの店になる前の雑居ビル時代から足繁く通ったが、最初は興味ある品の購入のためだけに行っていた。ところがいつのまにかトレーディングカードゲームの世界に興味を持ち、気がついたら熱心なプレイヤーになっていた。
「トレカ楽しいよ。だぶったカードあげるからデッキ組んでみない?」
そういえば、最初に誘って来たのはテンチョー(
三佐倉 杏平
)だった気がする――。
むう。見事に罠(デストラップ)にかかった、って感じかなあ。二束三文のカード大量にもらったけど、その後の投資額はこれに百倍千倍するよなあ。
デジタルトレカの世界にはすでに踏み込んでいたから、こうなるのは必然だった気もしないではない。だがまちがいなく、きっかけになったのはあのオランウータンおじさんだったと思う。おそるべし、三佐倉杏平である。
でも感謝している。
おかげでトレカ友達結構できたし、小学生のガキんちょどもとも楽しく遊べるようになったし。
千絵ちゃん(三佐倉千絵)とも仲良くなったよな。
知りあった当初、千絵ちゃんってなんだか感情の起伏に乏しい子で『このじゃりン子本当にあのテンチョーの娘か? ガーナックのたぐいのアンドロイドじゃないのか??』なんて思ったくらいだよな。
日常的に「どーん」だの「フンガー」だのプリミティブな(≒大人げない)発言の多いびっくり箱みたいな杏平との落差たるやすさまじいものがあった。
でも打ち解けるようになって、『クラン=G』のバイトをはじめるようになってからはどんどん親しくなって、それで――。
「陣さんに求めたい協力は、ひとつだけです。わた……
私と結婚してください!
」
だもんなあ。
先日千絵は陣に
「私、陣さんのことが好きです」
と想いをうちあけられたのだ。
告白されて嬉しくないといえば嘘になる。
でも、つらい。
だって、気持ちにこたえることはできないから。
もちろん僕だって千絵ちゃんのことが好きだよ。
最高の友達だと思ってる。趣味の相性はばっちりだ。千絵ちゃんはトレカもボドゲもとんでもなく強いし詳しいし、漫画やアニメだって研究熱心でいろんなことに詳しい。ゲームについてだけは負けず嫌いすぎるところはあるけど、基本的には素直な性格で頭もいいし、顔だって可愛いと思うんだ、うん。少なくとも、細身だし好みの顔だちなのは否定しない。
店の仕事は楽しい。正直、転職だと思う。千絵ちゃんと結婚して『クラン=G』を経営していく未来なんて最高じゃないか。
でも僕は。
僕は――。
紅が。
紅のことが。
だがここで、
「おい、あほ」
心の中の紅こと
芋煮 紅美
が自分を見おろしているところを陣は想像した。
「くだらねー自分の感傷で激レアスペシャルカードな千絵を振りやがって。あほでバカでキンモーだよオメーは」
汚いものでも見るような目つきに口ぶりだ。そこまで言わんでもと言いたい気持ちもある反面、紅ならそれくらい言うだろうなとも陣は思った。そればかりか紅の第二人格通称『紅子』のほうなら、
「わたしの親友千絵を傷つけたなんて万死にあたいする罪だとおもうよ。コロしてあげる」
などと言い出してアイスピックを抜きかねないだろう。
でもしょうがないじゃないか。
僕が好きなのは紅、芋煮紅美なんだから。
たぶん初めて会ったときから、ずっと。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
ゲーム
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年01月29日
参加申し込みの期限
2024年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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