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なぜ?
碧南としては戸惑うしかない。
どうして北風貴子がここにいるのか。洋二と一緒に。
だが
鷹取 洋二
は落ち着いた様子で、「やあ碧南くん」と碧南に手を振った。
「今日も素敵な服装だね。雑誌のモデルさんみたいだよ」
屈託無く笑って、
「こちら北風貴子先輩。元風紀委員長で寝子高OGだね。って、知ってたかな?」
「ええ、はい。もちろんです」
軽く会釈して貴子を見る。碧南の知っている北風貴子は寝子高の制服姿、風紀委員の腕章を巻き、いつも怒っているような表情をしていた。チタンフレームのメガネも、その奥のナイフのような眼も冷たい印象を与えたものだ。正直、おっかなかった。
もしかして浮気……ってことはないよね?
洋二のことだからそんなことはないと思うが、ひょっとしたらこれから
「僕は貴子さんとも交際しているんだ。もちろん碧南くんとの付き合いもつづけたいな。ポリアモリーってやつだね」
などと彼が言うのではないかと気が気でならなかった。このあたり、自身に思い当たる節がないとはいえないだけに悩ましい。くしゃくしゃのスチールウールが胸の中で転がっている気分だ。
ところが洋二は碧南の危惧する発言など気配すら見せず、
「北風先輩、彼女は羽生碧南くん、僕の交際相手です」
はっきりと宣言したのだった。
すると貴子はやわらかい笑みを見せたのである。
碧南としては安堵するほかない。ひとつは、洋二が「交際相手」だと断言してくれたことに。そしてもうひとつは、貴子が笑顔になったことに。
なんていうか、私の知ってる北風先輩とちがう。
まるで別人だ。いまの貴子は服装もグレーのニットにツイードのジャケット、と碧南以上に大人っぽい。白いパンツ姿も、これまで制服スカート姿しか見たことがなかっただけに新鮮だった。メガネも前と変えたのだろうか、ぐっと優しそうなまなざしだ。以前はもっとピリピリしていたように思えたものだが。
「もちろん羽生さんのことは知ってます。鷹取くんのガールフレンドが羽生さんだったなんて!」貴子は目を丸くしている。「私、スポーツに詳しくないけどニュースで見たの。ウィンターカップ全国優勝おめでとう。寝子高卒業生として誇らしいわ」
それに鷹取くん、と貴子は言うのである。
「羽生さんを射止めるなんてやるじゃない」
貴子はいたずらっぽい笑みを浮かべる。あの貴子に、こんな表情ができようとは。
「はっはっは、僕の人生で一番のラッキーですね」
と言う洋二は、決して駄法螺を吹いている様子ではないのだ。
「いえそれは」つい碧南は口を挟んでしまう。「むしろ私から、洋二さんにアプローチしたようなものなので……!」
「ホントに!?」
碧南もそうだが貴子も、この短い時間で驚きにつぐ驚きを味わっている様子だった。
聞けば偶然ばったり会ってここへ来たらしい。洋二は
『メンタルクリニックに行ってた。』
とNYAINに書いていた。たまに受診に行っているとは前から聞いていたので碧南は驚かない。洋二は三年前、多重人格の疑いがかかったことがあるそうで(※)クリニックとはそれ以来のつきあいなのだとか。
北風さんが洋二さんと偶然会ったってことは――。
やめようと碧南は思った。詮索するものではないだろう。あえて洋二は『どこで』貴子と邂逅したかは言わないようにしていると察せられた。
北風さんが不安定になってたとしてもおかしくなんてない。何しろマタ大で不祥事があったばかり。それに巻き込まれたわけでないにしろ、動揺を与えるには十分だろう。
もうじきマタ大生の私だって動揺したし。
「今日は『クラン=G』初体験の碧南くん、北風先輩と遊ぼうと思ってね。ま、気楽にゲームをしようよ」
自動ドアなのにわざわざ開けて、「レディーファーストです。お先にどうぞ」と洋二は貴子を先に通した。同じく碧南に道を譲りつつそっとささやく。
「先輩元気がなさそうなんだ。ふたりきりの時間はまた作るから、今日はつきあってくれないかな」
事情は聞くまい。しかし彼が言うなら事実なのだろう。碧南としても否やはない。
これまで北風貴子には少なからず苦手意識があったが、今日でその認識はあらたまりそうだ。
※洋二の多重人格疑いについては
こちら
を参照。実は
まったくの濡れ衣
(
参照
)だったりするのだが本人は真相を知らず気にもしていないようだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
ゲーム
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年01月29日
参加申し込みの期限
2024年02月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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