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授業風景 ~3年芸術科の場合~
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◆私を見て!(1)
昼休み。昼食を急いで済ませ、生徒たちが集まりだした。
「おお、もう来てたんだ」
八神 修
と
後木 真央
の姿を見つけて、
桜井 ラッセル
は駆け寄った。
「すごい人だな」
「でも安心してなのだ! 場所取りはバッチリなのだ!」
後木はグッと胸を張って、設置済みのカメラを指さした。
「俺は司会をすることになったから頼んだぞ」
八神は桜井の肩をポンと叩くと、準備があるのか奥に消えていってしまった。
その背を見送って、桜井は笑う。
「なるほどな……」
同級生たちに負けてられない。
「よし!」
とひとりごちて、桜井は控え室に向かった。
ポーズ練習中の写真を撮ってやろう。そう思ったのだ。
音を立てないように部屋に入ると、お目当ての人物――
風間 舞子
は、これまた望み通りポーズ練習をしていた。
しかし、桜井は声をかけることができなかった。
真っ白なドレスに身を包んだ風間はさながら花嫁のようで。
清楚、可憐、祝福された美。
「な、なんだ! 居るなら声かけてくれよ」と風間が慌てふためくまで声が出なかった。
「……はっ! 馬子にも衣装ってのはこのことだな」
写真を撮るのも忘れて、桜井は気持ちを悟られまいと悪態をつく。
風間がムッとすると、「悪い悪い。似合ってるって」といつものペースで笑ってみせた。桜井は笑えたことにこっそり安堵する。
「女ってマジで化けるのな。将来の予行練習かよ?」
「もうひとりの私を本気で表現しただけだ」
そう言われてようやく桜井の意識は風間から衣装に移る。
繊細な飾りをより美しく見せる絶妙なデザイン。
「やっぱ尊敬する風間だ……」と思わず呟いてしまう出来栄えだった。
「風間様、本当に綺麗ですわよね」
席を外していた
アネモネ・アドニス
も戻ってきて、会話に混ざり、
「アネモネ先輩は男装なんて意外だー! 手作りなんですよね」
もうすっかりいつもと同じ三人になった。
人が集まり、開演の時間になると会場の明かりがスッと消える。
最初にスポットが当たったのは、司会進行の八神。
挨拶をして、簡潔にショーの趣旨を説明していく。
「では、さっそく入場してもらおう。
最初のモデルは――
笠原 七穂
!」
その言葉と同時に、会場の左右の壁に動画が映写された。
右には製作の様子。左には普段の姿が写っている。
変化をより感じてもらうために。そんな八神の心遣いで、そのために彼は夜な夜な動画編集に勤しんでいたのだ。
もっとも笠原の場合はいつも違うのであまり参考にはならないが。
動画が流れて二秒ほどして、中央にスポットが向けられる。
そして「褌アイドル、
笠原 七穂
参上!」という口上とともに笠原が舞台に現れた。
胸にはサラシ。
『寝子高』の校章が入った漆黒の法被。
おしゃれな刺繍入り足袋で足元を飾り、ビシッと褌を締めている。
露出している肌部分には『祭』『フンドシ』などのペイントを施しており、完全に着こなしていた。
「って、まじか!」
写真を撮っていた桜井は、「七穂ちゃんセンセーさいこーなのだ!」と狂喜乱舞する後木の横で、目を丸くした。
ハイヒール型の下駄を鳴らし、笠原はキャットウォークを闊歩する。
歩き方も様になっており、堂々たるものだが「褌……!」というように、そのインパクトはすべてを塗りつぶすほどのものである。
もちろん褌自体も凝ったもの。後木が丁寧に染め上げたそれは見事な出来栄えだった。
「人生を飾れ」
決めゼリフとともに舞台から降りた。
「続いては
芽森 菜々緒
」
ゆっくりと歩み出る芽森。
「すごいのだ……!」
その装いはかなり大胆なものだった。
胸元の大きく開いたコルセット風ノースリーブ。
前は太ももがしっかり見えるほど短い燕尾スカート。
黒のガーターベルトにスタッズのたっぷりついたロングブーツ。
当然メイクも相当濃ゆい。
「いつもの可憐さを残しながら、今日はハードに決めています!」
そんなヘヴィーロックファッションでも、彼女はいつもと変わらなかった。
キャットウォークの先端で、折り目正しく頭を下げて踵を返す。
静かに去っていく背中は憂いを帯びた、いつものものだった。
「次は
アネモネ・アドニス
」
悠々と歩いてきたのは漆黒の剣士だった。
ワックスで前髪をかため、後ろはひとつに束ねている。
歩くたびに翻る黒いマントの下には、同じく黒のジャケット。
腰のベルトには模造刀が差さっており、それも勿論黒いもの。
ピチッと肌に張り付くようなズボンが少しだけ見えるが、すぐに黒のロングブーツに飲み込まれる。
真っ白な髪と真っ黒な衣装。
「まさに男装の麗人」
先端で優雅に頭を下げて、すぐに立ち去るアネモネ。
彼女の頬が真っ赤に染まっていたことに気がついたものはいたのだろうか。
「剣士の次は……花嫁の登場だ!」
ふわっとステップを踏むように現れたのは
風間 舞子
。
正確には転けそうになっただけなのだがそこはご愛嬌。
レースを重ねた髪飾り。
大きく開いた胸にはラメを散りばめて、純白のドレスは大小様々な花とレースが螺旋状に咲いている。
寝る間も惜しんだ彼女の顔色は優れたものとはいえないが、そこは化粧で誤魔化して。
花嫁は一歩一歩、キャットウォークを進んでいった。
「風間」
桜井がひらひらと手を振っているのを目の端に捉えたとき、花嫁にも笑顔が咲いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月27日
参加申し込みの期限
2013年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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