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文房具まつりがやってきた! ふたたび!
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「あおい、今度の木曜日、文房具まつりに行かないか? 老舗がインクブレンドをやるんだよ」
放課後の教室で、
八神 修
は
七夜 あおい
を誘い、スマートフォンの画面を見せた。
創業当時の白黒写真を背景に、色とりどりのインク瓶と万年筆、真っ白なノートが並んでいる画像だ。
「普段俺たち、メールやニャインで連絡だろ? 自分だけのインクで、たまには手紙……なんてのもいいかな、って」
あおいとは何度も出かけているが、誘うときはいつも緊張する。
「そうだね! インクをブレンドなんて面白そうだし」
幸い色よい返事をもらえたので、その場で予約を済ませた。
「資料があれば、よりご希望に沿った色を、って書いてあるよ」
「うーん、俺は問題集とか持って行くべきなんだろうか?」
緊張をごまかそうと冗談を言うと、ぷっとあおいが吹き出した。
◆
木曜日の放課後。
修とあおいは連れ立って寝子電スタジアムに向かい、青猫堂で椅子に座っていた。
「いらっしゃいませ、八神さま、七夜さま。本日は青猫堂インクブレンドをご予約いただきありがとうございます」
「今日はよろしくお願いします」
初老の男性店員に挨拶すると、修の前で箱を開け、インクの見本を見せてくれた。
「本日はどのようなお色をお作りしましょうか?」
「その……この手袋のような深緑色をお願いします。……彼女が編んでくれたものなんですが」
少し離れたテーブルで、別の店員と話しているあおいを、修はちらりと見た。
「成る程。深緑色に、白い模様ですね……文字も読みやすいでしょう」
カラーチャートで大まかな色を決めた後、店員は傍らの写真集をめくり、写真を指さしてこのような緑か、と問うてくる。
それは夜明け前のキャベツ畑、海外の図書館に並ぶ百科事典の背表紙、粉をまとった草餅だったり様々だ。
修はそれに対して、もう少し明るくとか、これでは淡すぎる、とか、好みを伝えるのだ。
頷く店員は、インクの分量をメモしながら調色し、修の試し書きの結果を見ながら微調整。
「こちらでいかがでしょうか」
何度目かの試し書きをした色は明るく、暖かみのある深緑色。ガラスペンから紙へと伸びる色は、あおいが受験勉強の合間に編んでいる情景が目に浮かぶようだ。
「うわぁ……イメージ通りの色だ。こちらで作成をお願いします」
店員に頭を下げて、こちらも丁度終わったあおいと合流する。
「あおいはどんな色にしたんだ?」
「寝子校の制服、えんじ色にしました。もうすぐ着なくなっちゃうし、思い出にね」
あおいはちょっと得意げに、制服を指さしてみせた。
インクが出来るまでの間、文房具まつりの会場を巡ることにする。
「見て、修くん。このふせん、鳥獣戯画だ」
「ほんとだな。ちょっとゆるキャラみたいなかえるとうさぎの」
『真澄の鏡』で鳥獣戯画のふせんを見つけて買い、『Lapis Lazuli』でガラスペンにときめいたりしていると、時間はあっという間に過ぎてしまう。
出来上がったインクを受け取って、二人で見せ合う。
「あおいのインクは、ちょっと大人っぽい感じだな」
「そう? まぁ、ワインレッドにも見えるし、大人っぽいかなぁ。修くんのは、冬に咲くタンポポみたい」
「ふふっ、受験生たるもの、堪え忍ぶことが必要な時もあるんだ」
あおいとワイワイやるのは楽しかったが、修にはまだ一大ミッションが残っていた。
――春からの、あおいの新住所を聞くことである!
学校では中々言い出せず、家に聞きに行こうとも思ったのだが。
あおいの弟妹たちに『姉ちゃんの住所を知りたいだとぅ!? 聞きたくば俺たちを倒してからいけっ!』
……とか言われるかもしれないと思うと、ためらってしまったのだ。
「こ、このインクで手紙を書くよ。春からの住所、教えてくれないか?」
「うん、いいよ! さっき買ったふせんに書くね」
会計を終えて会場を出てから、あおいはふせんを渡してくれた。
彼女を送り届け、胸をなで下ろす修の頭上には、星空が広がっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年01月23日
参加申し込みの期限
2024年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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