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きみの腕のなかで ぼくは呼吸をしていいかい?
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【俺達の恋は花占いのようだ】
京極 花音
は花屋でバイトする苦学生だ。そして片想い中の強面純情男子である。
その片想いの相手は、よくバイト先にやってくる女性のお客さん。
今の関係が気まずくならないよう恋心は必死に隠し通しているが、それでも溢れ出す愛を花音は相手へぶつけてしまっている。
それでもその女性が鈍感すぎて、悲しいかな、まったく気付かれていないのだが。
この日、神魂の影響を受けてしまった花音は、その女性が来店した途端に体中がムズムズしはじめた。
(おいおい、待て待て俺! 静さんのことが好きすぎて、無性に抱き締めたくなるなんて! 俺ってそこまで欲求不満だったのか!?)
花音は愕然としてしまい、思わず店の奥へと引っ込んでしまった。
でも思い返せば、割と普段から彼女への愛が溢れて零れているような気がしてならない。
(まあ、普段から抱き締めてー!とは思うけどさ、静さんマジ女神みたいに可愛いし、ワンチャン慈愛モードで抱き締めても許されるんじゃね??って、俺は何考えてんだ!? そんなことしたら痴漢だろうが! バイト先以外にも失うものが多すぎるだろ!!)
セルフツッコミで悶々とする花音だったが、不意に背後から声を掛けられた。
「あの、大丈夫ですか? 今日はなんだか脂汗もかいて……体調悪いんですか?」
「え? あ、いや、そういう訳じゃないんです、ガッ!?」
営業スマイルで振り返った先には、件の女性……暁月 静が心配そうに花音の顔を見上げていた。
(ふ、不意討ち静さんキターーー! ハイ、女神確定ーー! ビジュ最強ーー!)
胸の内では感情が爆発して、今にもハグしたくなる気持ちを必死に理性で抑え込む花音。
「あの……? やっぱり、体調が悪いのでは……?」
「全ッッ然!? あの、めちゃくちゃ元気です! 俺、子供の頃のあだ名が『元気モリモリの花ちゃん』って言われてたくらいですから!」
「うふふ……! 花ちゃんって呼ばれていたんですね! 可愛いですね!」
「あ、お、おっす……えっと、今日は、なななな何をお探しでぇぇぇ?」
その場ででっち上げたあだ名を褒められて動揺する花音は、とにかく接客に徹してやり過ごそうとする。
幸い、静は天然ボケなのか動揺する花音の事など気にせずに花を選び始めた。
「あっ、そうでした、今日はですね……?」
静が花音へ背を向けた途端、彼の中の衝動が一気に強まった。
(このままバックハグしてみたら……って、ただの変態か俺は!)
花音の欲求と理性が巌流島で決闘を始めた次の瞬間、タイミング悪く静が振り返ってしまった。
「今日はこのシンビジュームと……って、あら?」
静はきょとんと目を丸くしてしまう。
それもそのはず。花音は両手を広げて静へ一歩踏み出した直後のポーズのまま硬直していたからだ。
(やっべぇぇ! 変態だと思われちまう!)
頭がパニックになった花音は、余計に身動きが取れなくなってしまう。
対して静は、首を傾げて問うた。
「えっと、すしざん――」
「違います!」
食い気味で否定する花音に、くすくすと笑う静。
「冗談です! それにしても、京極さんは腕を広げたらますます体格大きく見えますね!」
そういうと静は自然と花音へハグしてきた。
(……は?)
花音の脳神経の一部が今、ショートしてしまった。
(何 だ こ れ は !?)
極度の混乱の意気地のなさからか、抱き締め返すことできずに石化してしまう花音。
「京極さんって、西洋の挨拶にお詳しいんですね! 私も何故か急にハグしたくなってしまいました!」
「あ、あば、あぶ、べべべ……!」
花音に今の状況を言語化できる余裕は一切ない。
(バクバクと情けなく暴れる心音は絶対バレたけど、この幸せが得られるなら! そんなこと、どうでもいいっ……!)
しかし、この状況はチャンスだ!
ここで踏み出さなきゃ、親密になるイベントが次にいつ発生するか分からない!
だから花音は奥歯を噛みしめ、勇気を爆発させる!
「あ、あの! 俺! 来週、バイト休みなんで! どっか、ご飯食べに行きませんか!?」
言った、遂に言った。
花占いで花弁を千切って祈るような気持ちで、花音は彼女を誘った。
その答えは……。
「あ、そうなんですね! いいですよ!」
割とあっさりOKの返事が来た。
花音は歓喜した。ご飯に誘えたという事は、連絡先を交換できるチャンス!
しかし、静は時計を見るなり花音から離れた。
「あ、いけない! 急いで戻らなくちゃ! すみません、お仕事中に! えっと、シンビジュームとカスミソウで花束作ってもらえませんか? 大急ぎで!」
「え、は、はい! ちょっと待ってくださいね!」
お互い、神魂の影響から解放されたのか、妙に気恥しそうな態度に代わる。
花音は無心で花束を作って手渡すと、静も御代を支払ってそそくさと店を後にしてしまう。
(あ、これ、終わった……)
花音はがっくりと肩を落とす。
しかし、静の思わぬ一言に顔をガバッと上げてしまう。
「京極さん! 今度来た時に、NYAINのID、交換しましょうね!」
「……マジですか!? 待ってます!!! あざっしたぁぁぁ!!!!」
メッセージアプリのID交換の約束を漕ぎつけた花音は、今回のトラブルにいたく感謝するのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年01月16日
参加申し込みの期限
2024年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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