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幽霊猫とお化けの国 第五幕:戦士は憩いを希う
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「ギィッ!」
後方から聞こえた声に、海は弾かれたように振り返った。
とっさのことにほとんど当てずっぽうで加速させた武器が、お化け兵から少し逸れた廃墟の壁へ命中して音を立てる。
(お化け兵、どうして!?)
正面ルートから右へ逸れた先に、廃墟の間を通り抜ける抜け道があった。連中はそこから進軍してきたのだ。
ゴーストドールたちが、髪を広げて往く手を阻む。お構いなしに墓場へ押し入ろうとするお化け兵たちに、武器を加速させようと構える海。
しかしそれよりも先に、彼らの頭上にガレキが降り注いだ。
「そんなルート、見過ごすと思ったわけ?」
透明化を解いて現れたアリサが、ガレキに怯んだお化け兵へと斬りかかる。正面バリケードのびっくり箱のように、ゴーストドールたちの髪を利用したトラップを仕掛けていたのだ。
「素晴らしい! 良い罠を仕掛けたな」
倒れた仲間を乗り越えて進もうとするお化け兵に、クリストファーが斬りかかった。火を吐こうとしたところへ、すかさず銃撃でけん制。
(今だ!)
海はやられたお化け兵たちが落とした武器を加速させ、抜け道から墓場へと這い出ようとする連中を追撃。一体二体とフォークやナイフに貫かれ、そのまま動かなくなる。
続けてそこへ飛び込んだのは、熊への憑依を解除したラッセルだ。既に再びフクロウへと変化している。
炎をかわしながら頭上をぐるりとまわって背後へ、そのまま目の前へ突っ込む。そして敵がフォークの狙いを定めたのを捉えたところで、カボチャのヘタに触れるかどうかスレスレの位置へと僅かに上昇、そのまま突っ切る!
追って放たれたフォークが、ラッセルではなく前に居るお化け兵を直撃する。受けた個体は敵の攻撃と勘違いしたか、炎を吐いて反撃。
その結果、廃墟の間を抜けようとしていたお化け兵たちは、瞬く間に混乱で満たされた。
ラッセルの離脱を確認すると、海はすかさず『アクセラレイトライン』を発動。次々と武器を射出して、仲間の火に焼かれたお化け兵たちを叩きのめす。
(これも一緒に、どうだ!)
ダメ押しとばかりに、先ほどお化け兵たちを阻んだガレキに線を引く。わざと壁に当たるような軌道で加速したそれは、壁に激突した衝撃で四散。散弾のようにお化け兵たちへ襲いかかった。
◆
サキリはフォークを最小距離の転移でかわし、炎を吐こうとするお化け兵に左のカトラスを投げつける。
貫いたと同時に転移し、投げたカトラスをキャッチ。赤光帯びた右のカトラスで薙ぎ払いつつ、再度の転移で戦士の背後に近づくお化け兵を斬り捨てた。
「貴公……いや、貴公ら。皆、素晴らしい戦いぶりだな」
お化け兵のナイフを叩き落とした戦士は、地面に突き刺さったソレを蹴り上げて掴み取った。そのまま轟と振りまわし、お化け兵たちを薙ぎ払う。
「君の方こそ。さすが、古の時代の戦人だ」
戦士に称賛を送りながら、サキリは抜け道からの襲撃をしのいだ墓場へ、ほんの刹那視線を向けた。
墓場に眠る者たちは、共に戦う彼といずれ劣らぬ戦士たちだったのだろう。サキリは一人の戦闘者として、彼らに敬意と共感を覚える。
彼らの眠りは、戦いの果てに倒れた者たちがようやく得た安らぎだ。
これを汚すことは、何者にも許されない。
だから寡兵で多勢に対するとしても、退くことはできない。そして多勢に無勢では終わらせないための一計を、既にサキリは案じている。
◆
「これでも……食らえっ!」
ろっこんで限界まで自重を増加させた夏朝の体が、お化け兵を押しつぶす。
しかし落下直後の硬直を狙って、お化け兵が夏朝に殺到する。すぐさまろっこんを「軽く」する効果へと切り替え、急速浮上で回避。
眼下で響くフォークとナイフのぶつかり合う音を聞きながら、夏朝は額をぬぐった。ゴーストボディだから、汗をかくことはない。しかし隙を突かれまいとする緊張が、そして数を相手取る疲労が行わせる、無意識の行為だ。
(数が多い……!)
退くわけにはいかないし、退く気もない。しかしこのままではマズい。防衛戦ということもあり、指揮個体を見つけることもままならない――と、その時だった。
「お待たせしたかしらー!」
戦場の後方。お化け兵たちよりの背後から、メモワが現れた。他のゴーストドールたちも一緒だ。
最初の攻撃の後、左右へと展開していったゴーストドールたち。彼女らは、サキリの策でお化け兵たちの背後へと回り込んでいたのだった。
「ここからが本番よ。みんな、がんばって」
ラグドール号から、アマキの歌声が響く。ここまで数の暴力に疲弊していた皆を、彼女のゴーストパワーが癒す。それは傷だけでなく、戦い続ける活力をもたらすようでもあった。
そして、ドールたちが一斉に襲いかかる。
髪を伸ばして絡め取り、ガレキや朽ちた武器をゴーストパワーで投げつけて攻撃しながら、お化け兵たちを包み込むように距離を詰めていく。
突如として背後を取られたお化け兵の動揺は、瞬く間に全体へと波及していった。
「なるほど、包囲殲滅というわけか……!」
「そういうことさ」
小さく唸った戦士にうなずいて、サキリは『斬空赤刃』を発動。混乱するお化け兵たちのただ中へと飛びこみ、赤光を帯びた斬撃を夜に閃かせる。
「にゃ!」
そうしてサキリに気を取られたお化け兵たちの背後から、タルトが飛びかかった。カトラスでバッサリと斬り捨て、フォークの反撃をぐるりと体を捻りながらの跳躍で回避。
着地と同時に素早く跳んで、足元の一体を踏み台に更にジャンプ!
「しゃーっ!」
数体のカボチャの頭上を飛び越え、やや遠方のお化け兵を爪とぎにしてやる。
そこへ、数体のお化け兵たちが飛びかかってきた。いや、正確には混乱して無闇矢鱈に動きまわった連中が、武器を振りまわしながら飛び出してきたのだ。
「うわっと!?」
ガキンと音がして、手が痺れる感覚。カトラスが弾き飛ばされてしまう。
すかさず炎を吐こうとするお化け兵たちだが、その頭上に影が差す。
「やらせるか!」
直後、夏朝が落下。ろっこんにより質量弾と化した体が、カボチャをひとつ粉砕する。
即座に進化能力を発動。動揺した隙に、手近な一体へねこシールを貼りつけた。そして、その体をめいっぱい軽くさせて――蹴る!
「ギィィッ!?」
軽くなったお化け兵の体は、まるでビリヤードの玉みたいな勢いで吹っ飛んだ。跳弾しては他のお化け兵を巻き込み、周囲にさらなる混乱を生む。
「響さん、大丈夫!?」
「うん、心配いらないよ!」
答えながら、タルトは弾き飛ばされたカトラスを拾い上げた。
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幽霊猫とお化けの国 第五幕:戦士は憩いを希う
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
前回シナリオ
幽霊猫とお化けの国 第四幕:人魚のなく入り江
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年01月06日
参加申し込みの期限
2024年01月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年01月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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