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イケナイコトカイ
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「ホットチャイティーお待ちっ。って、『チャイ』は『お茶』って意味だから『チャイティー』っておかしいんだよな」
なんか言っちまうんだよなぁ、もうこれはクセなんじゃん? などと笑いつつ、ユウがテーブルにティーカップを置いた。
来た。
覚悟、完了。
萌は言う。手が震えるのがバレそうだからカップはさわらない。
「ユウくん、僕が受けるマタ大の学部のこと知ってたっけ?」
「商学部だよな。いつか聞いた」
「うん、しかも経営学科。ボク数学死ぬほど苦手でしかもここ数学の配点が高いんだけど、現状ここ一択なんだ。なぜだかわかる?」
「おっ、クイズか? よーし、当てちゃる」にししっ、とユウは歯を見せた。「経営学科か、経営、ケーとエーで『K.A.』、そんなイニシャルの知り合いいたっけかな」
「とんちじゃないんだ。真面目に考えてよ」
「すまんこって。やっぱあれだな、将来経営者を目指すとか、企業の経営担当になりたいとかか?」
「そう。タージ・マハルでアルバイトを続けながら、大学で飲食店経営を学びたいんだ」咳払いして萌は口調を変える。「きっとこの調子なら店は三号店、四号店とつづいていくよね。ユウくんはきっとその店長になるし、それどころかいつか独立するかもしれない」
「そうだな。へへ、じつはアーナンド店長ともそんな話してるんだ。夢はでっかくって言うじゃん? アーナンド店長、のれん分けでも独立でも喜んで支援するってさ」
「だからねボク、
卒業後はユウくんと一緒にカレー店を盛り上げたいんだ!
」
言った。
言っちゃった。
言っちゃったよう。
これ、ある意味プロポーズだよね。将来一緒にってことは、つまり人生のパートナー宣言だよねっ。
顔面丸ごと湯たんぽになったよう、萌は真っ赤だ。膝はガクガクつま先までビリビリ、歯が鳴りそうなのを我慢してユウの反応を待つ。
……。
ところがユウたるや、まったく平熱なのである。
「そりゃ助かるなぁ。大学進学してもうちのバイトしてくれるんだ? 鬼河内だったら歓迎だ」
どこを聞いていたのか、のんきな解釈をしているではないか。
「ああいやそういう表面上の話じゃなくてっ!」
「えっ? バイトは嫌なのか? 春から社員二号――あ、一号は清子さんな――の俺が言っていい話かわかんねーけど、卒業後に社員として入りたいんなら俺がアーナンド店長に頼んどくよ。大丈夫、鬼河内ならこっちから頭下げてお願いしたいくらいだと思う」
「いやだから就職の話じゃなくて!」
「ならなんの話なんよ?」
ユウには遠回しなメッセージはとどかないようである。
だったら仕方ない! こんな告白はイケナイコトカイ、と一瞬よぎった思いをふりすてて萌は行動に出た。
「ちょめっ☆」
いきなり立ち上がると萌は、渾身の力でユウの額を指ではじいたのである。
骨が砕けたのかと思うほどいい音! 魂のデコピンだ!
「このニブちん!
ボクがしてるのは人生の話!
ユウくんのことが好きだから言ってるに決まってるでしょ!
」
「痛って……
ええっ!?
」
デコピンの威力ではなく、爆弾を投じるような萌の告白に、ユウは思わず床に座りこんでしまった。
「ボクはユウくんのパートナーになりたいの! 仕事でも! 私生活でも!」
「ちょま、待って、それマジ!?」
「恥ずかしくていますぐ死んでしまいそうなくらいオオマジ。ボク、吐血や心停止するくらい数学が苦手だけど、ユウくんとカレーのためなら受験がんばるから! 絶対合格するから!」
これで理解できない者はないだろう。ユウもみるみるうちに赤面していた。
「た、タイム……タイムアウト、もらっていい?」
「タイムアウト? 作戦タイムってこと?」
「先言っとくけど、俺、俺も鬼河内のことす、好きだけどさ。いきなり話がでかすぎて、ちょっと頭がオーバーフロー気味……」
「迷ってるの!? それボクが胸ちっちゃいから!?」
「バカ言え! オメーいっつもそれ言うけどな、
鬼河内が思うほど、男は女の胸のことなんざ気にしてねーんだぞ!
少なくとも俺はそうだ!」
力強く言っているユウにウソはなさそうだ。
「じゃあ、何が」
「聞いてくれ。もちろん俺、ほかに付き合いたい女がいたりするわけじゃない。鬼河内一択だよ。パートナー、っていうか結婚したい相手がいるとしたら」
でもな、と床にうずくまってユウは言うのだ。
「まだ俺、半人前中の半人前だ。誰かと人生を分け合う自信がない。ていうか、分け合うほどの人生があるのかも。だから、あとすこしだけ考えさせてくれ」
自分の気持ちを押しつけるべきではないだろう。萌も理解した。
「すこしだけ、っていつまでさ」
「遅くとも卒業式にはアンサーする」
「ファイナルアンサー?」
「もちファイナルアンサーをな……って古いなオイ」
ボクたちらしくないもんね、と萌は笑った。
「最後までシリアスムードだとさ♪」
「だなー」
にっしっしとユウも応じた。
すくなくとも、相性は抜群のふたりなのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月06日
参加申し込みの期限
2023年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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