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ファイナル・エアーでばばばばばっひゅ~~~ん!
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山は錦を纏い、空は高く。
よく晴れた日に、いつの間にか寝子高の屋上に移転していた。
せっかくだし、偶には風にふかれながら景色を楽しむのも悪くない。
優しい陽光に、いくつもの笑顔が花を咲かせる……。
「いやぁ、見事に色づいたね」
「そうですねぇ」
ウォルター・B
の言葉に、
倉前 七瀬
は頷きながら山とは反対方向を見る。風に乗って色とりどりの木の葉が舞う。沢山の木の葉が宙を舞う光景は、どこか幻想的でもあった。
七瀬は腕に抱いた三毛猫が木の葉にじゃれるのを見つめながら、そっとウォルターに寄り添う。それだけでも、なんとなく心があったかい。
「動かないで」
ふと、ウォルターの声。そして、そっと触れる手。握られた葉に、七瀬はくすぐったそうに笑った。
「きゃっ!?」
「大丈夫かい?」
何かで足を滑らせたような
綾辻 綾花
を、
早川 珪
が受け止める。その様子を
馳 つるぎ
は優しい眼差しで見ながら「けがはない?」と問いかける。
「それにしても、何に躓いたッスかねぇ?」
つるぎがしゃがみ込むと、そこにはどんぐりが1個転がっていた。思わぬ物に綾花も珪も不思議そうに見つめた。
「こんなに木の葉が飛んできているんです。もしかしたら他にもどんぐりが落ちているかもしれません」
綾花は屋上の床に目をやり、他にもどんぐりが無いか探してみる。すると、彼方此方に大小さまざまなどんぐりが落ちていた。
「これも、風にのって飛んできたのかもしれないね」
珪が大粒のどんぐりを手に微笑み、太陽にかざす。と、つるぎが「クヌギの実かな」と呟いた。彼女もまたいくつかどんぐりの実を拾っており、「これはコナラッス。それから、こっちがマテバシイの実」と楽しそうに笑う。
「まるで魔法みたいッスよ。色とりどりの葉っぱに、いつの間にか転がってるどんぐり! 絵本の世界みたいかなって」
「絵本の世界……。いいですね」
つるぎの言葉に、綾花の胸がときめく。心地よい風に舞う色とりどりの木の葉に、つやつやのどんぐり。秋の煌めきが、そこにある。
(もしかしたら、絵本にろっこんが入り込んでこんな状態を生み出しているのかもしれません)
そうだったらどんなに素敵だろうか、とうっとり顔になる。
「子どもの頃に戻ったような気分だよ。……そういえば、沢山拾ったっけ」
珪の懐かしそうな横顔に、綾花は少しだけ「かわいい」と思った。
突然、突風が突き抜ける。それに舞うは、数枚の紙。
屋上の面々が声に気付き、
五十嵐 尚輝
が珍しく走ったのが見えた。
どうにか落ちてきた所を、彼は丁寧に受け止める。
「あぁ、よかった……」
大事な物だったのだろう、尚輝は安堵の息を吐く。共に追いかけていた
御巫 時子
は、息を切らす彼の為にポケットからハンカチを取り出した。
「尚輝先生、大丈夫ですか?」
「すみません、御巫さん……」
ありがとうございます、と頭を下げ受け取る尚輝。時子はにっこり微笑みながら息を吐く尚輝を見つめていた。
暫くして、二人並んで木の葉舞う空を見上げる。
尚輝曰く、あの紙は授業で使うプリントの原稿だったらしく、ちゃんと確保できてよかったそうだ。珍しい姿を見られ、時子としては少し嬉しかったのだがそれは秘するが花だろう。
「……これ、洗って返しますね」
申し訳なさそうに言う彼に、時子は何と答えようか少しだけ考えるのだった。
「見て、彰尋くん! 向こうも綺麗だよ!!」
「待って! 慌てると転ぶよ?!」
七夜 あおい
に手を引かれ、
鴻上 彰尋
が窘めるように言う。あおいのいう通り、指さす先も海と綺麗に紅葉した木々、秋の装いを見せる街が見え、木の葉が躍るように舞う。
(あぁ、やっぱりここは寝子島とちょっとちがうのか……)
あおいと共に見た光景からそう察した彰尋。だが、想い人と並んでここに居るという事実に胸がとくん、と高鳴ってた。
「不思議だね。この葉っぱはどこから飛んでくるのかな?」
「多分、周りの木々からだとは思うけれど……」
あおいと彰尋は秋風に吹かれるまま辺りを見渡し、どこから木の葉が来るのか探す。けれど、次々に飛んでくる様子から方角は分からなくて。
「このまま、空が飛べそうじゃない?」
不意に零れた葵の言葉に、彰尋はそっと瞳を細める。
もし、二人でこの空を飛べたらどんなに楽しいだろうか?
「飛べたらどんなに楽しいだろうな」
そっとあおいの手を取り、彰尋は優しく呟いた。
そっと秋のほんのりと冷たい風に、春を思わせる優しい温もりを含んだ風が流れる。
(もしかしたら……晴月が?)
桜井 ラッセル
は、手を繋いだ相手……
風の精 晴月
を見てふと、考える。晴月は不思議そうに首を傾げたが、すぐに晴れやかな笑顔に戻った。
手を放してしまったら、すぐに飛んで行ってしまいそうな気がして。ラッセルは少しだけ握る手に力を込めた。
「どうしたの? とてもきもちいいよ!」
「そうだな。どこまでもいけそうな気がする」
この空を舞う木の葉のように、俺たちも……。
神魂の粋な悪戯か、それとも……?
されど、この風の心地よさは、この不思議な光景は彼らの心に残るのではないだろうか?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
蓮華・水無月
菊華 伴
瀬田一稀
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
グリーンシナリオ(0)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
56人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月04日
参加申し込みの期限
2023年12月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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